脳とアニメーション

-アニメの評価・アニメ感想・アスラクラインの全話レビュー-

 


アスラクライン

 データ  原作=三雲岳斗(ライトノベル作品) 分割2クール前半 全13話  制作=セブン・アークス
監督=草川啓造
CAST 夏目智春=入野自由 水無神操緒=戸松遥 嵩月奏=野中藍 黒崎朱浬=田中理恵 佐伯玲士郎=森久保祥太郎 倉澤六夏=喜多村英梨 雪原瑶=石塚さより
最新更新話 第13話(最終話) 「呪われた罪人の烙印」
最終回は玲士郎&哀音編完結という形でした。というより11話あたりから玲士郎編だったんですね(汗)いい話でした。
そして、そのドラマのなかで智春が知った真実とは機巧魔神とベリアルドールに関することで世界が滅びた理由や2巡目の世界の謎などは伏せられたまま一旦幕を閉じたアスラクライン一期。

加賀篝が求めるイグナイターとは世界を終わらすための点火装置だったわけで、智春らはそれの死守に成功するも人質の飛行機が墜落の危機に。それを救ったのが玲士郎&哀音。しかし、それには機巧魔神の力を大量に使う必要があった。その動力源がベリアルドール・哀音の魂の質量であった。魂が削られると彼女らは感情をすりへらしていくという。そして、すべての感情をなくした哀音は消滅した。玲士郎や他の生徒会のメンバーや奏も知っていたことだった。
これで、今までの奏のセリフや他の人の反応の理由が繋がった。玲士郎が笑顔を失っていたわけ、奏が智春に機巧魔神を使わせないようにしたわけなど。そして、操緒の底抜けなほどの明るい性格が智春にその事実の重さをよりいっそう際立たせることになる。

玲士郎の手には呪われた罪人の烙印が浮かび上がり、それは元演操者(エクスハンドラー)の印のようです。生徒会長・橘高冬琉にもその印がありました。
物語は智春の咆哮とともに終わり、智春がアスラクラインになるかは先送り。そして、アスラクライン2制作発表。って、もう作ってないと秋放送は無理でしょw
第1話 「機巧魔神(アスラ・マキーナ)」
高校入学を控えた夏目智春は母の再婚を機に一人暮らしをはじめることに。女好きの友人・樋口(下野紘)と一人暮らしと学園物の基本設定をいきなり見せるアスラクライン。後は同居のヒロインで完成だが、もうすでに憑いてた。三年前の飛行機事故以来、幼なじみの水無神操緒(みさお)が幽霊となっていつもそばにいる模様。着替えもしちゃう幽霊。寝るときはワイシャツ一枚w
入学式。学校へ行けば萌えキャラのオンパレード。体育会系、委員長、美人先輩、夜は巫女さん?クラスメイトなど作画、描写もいい感じでどんなエロゲー?みたいな世界。

だが、そんな設定も気にならないほど?おもしろい展開で引き込んでいくストーリー。化学部部長・黒崎朱理によりもたらされた一つのトランクにより運命に巻き込まれていく智春。そのトランクをアスラ・マキーナと呼んで狙ってくるオッドアイの巫女・嵩月奏(たかつきかなで)、本人は否定するが明らかにクラスメイト(巨乳)。
そして、智春は謎の組織の隊長・佐伯玲士郎と銃もきかず炎を操るヤクザの若頭に追い詰められトランクを開く。中から闇があふれメカ登場。メカ物でもあった。アスラ・マキーナ登場!それがあなたの選択?ラストカットは操緒?生きてるの?

なかなかの出だし。説明調ににならずうまく世界観と設定を見せつつ物語りに引き込むことに成功。主人公の性格のバランスがいい。戸松さんもうまいことやってる。いろんな要素が入った欲張りな作品だ。楽しみ。
第2話 「未来に滅びるということ」
目が覚めると隣に下着姿の黒埼朱浬さん。本当にこの人高校生?ってほどちょっとオバサンくさい黒崎さん。ダークソサエティーの人らしい黒崎さん。昨日のことはどうやら部屋の壊れ具合から夢ではないらしい。そして黒崎いわく、この世界は一度滅びたらしい。
智春は大家邸で嵩月奏と遭遇し彼女が巫女と同一人物で悪魔だと衝撃の事実を教えられる。前回の嵩月組の若頭の炎を操った能力は悪魔だったからみたい。そして、操緒のことを射影体と呼び、射影体はアスラマキーナに封じられている生け贄でアスラマキーナは災いだという奏。

一方、生徒会長だった佐伯玲士郎は智春と同じく哀音(あいね・佐藤聡美)という射影体をそばにおいており、アスラマキーナを召喚する。同じ演操者(ハンドラー)の智春を神聖防衛隊にして世界の均衡を保つため戦おうと勧誘してくる佐伯。そこに悪魔の奏が現れる。悪魔を滅ぼすのがハンドラーの義務?ハンドラーでありダークソサエティーの兄・直貴の弟である智春に悪魔につくか神につくかの選択が試される?719日後に一度滅びたこの世界を彼の選択で変えることが出来るのか?
かなり熱い展開だ。おもしろい!それと同時に美少女アニメとしてもいい!巨乳奏がいいキャラだ。小悪魔w 加えて、佐伯の妹の委員長役のこやまきみこがらしくない演技でいい感じ。
第3話 「科学の光が落とす影」
操緒の仇を討つためトランクを取りに戻る智春にしつこく付きまとう黒崎朱浬は智春の怒りや悲しみなど無視して科学部への入部を迫る。だが、無神経な黒崎を無視しトランクを携え奏の救出に向かう智春。
そして、トランクを開けると中は空で入部届けが入っていた。玲士郎の機巧魔神・翡翠(ヒスイ)の副葬処女(ベリアル・ドール)である哀音に悪魔を助けるため操緒を傷つけるのかと問われるも、智春の選択は普通の女の子な奏を守ること。そのためにしょうがなく奏と共に科学部に入部する。
黒崎にとってはその入部が重要だったらしく、女王の庇護の下で科学部(の管轄の第三生徒会・ロイヤルダークソサエティー)は悪魔を保護する権利が与えられており、そのことで黒崎は初めて武力を行使できるようになった。黒崎は何者?強すぎるw武器が体から出てきたり、人間?謎だらけ。

そして、翡翠に共鳴するように操緒が復活し黑鐵(クロガネ)が出現する。クロガネは暴走しヒスイを破壊する。副葬処女(ベリアル・ドール)の哀音をも手にかけようとするクロガネをなんとか制止する智春。
これで、一応第1話からの巻き込まれ大騒動は一区切り(一件落着?)する感じに。第一生徒会の佐伯玲士郎は哀音を救ってくれたことは感謝し去って行く。
悪魔の奏と智春が契約すれば世界は地獄に?科学部(第三生徒会)や玲士郎の第一生徒会の関係、操緒は生きてるなら助け出す方法は?など謎だらけだが難しいこと考えずに智春の巻き込まれ展開に感情移入して見るだけでも十分おもしろい内容。パンツも美少女あるし。次回からは科学部学園物?
第4話 「行き場を無くした想い」
玲士郎の依頼で土毘湖のドビュッシー?を退治or捕獲にきた科学部一行。今回もラブコメ要素満載。純情奏、嫉妬操緒、パンチラ要員と化した佐伯妹、お風呂のぞき樋口。樋口はのぞき失敗でリタイア。
ドビュッシーの正体は悪魔と契約した真日和(まひわ・間島淳司)との間に産まれた使い魔(ドウター)であった。ドウターとは契約者(真日和)への悪魔の想いの結晶らしく、真日和は悪魔と契約したもののドウターを捨てため暴走していた模様。なお、ドウターは悪魔が実際お腹を痛めて産むわけではないらしい。

そして、そのドウターを捕獲しようとするもう一派が登場。第二生徒会会長・倉澤六夏(くらさわりつか)。巡礼者商連合の教えは世の中お金。経済を信奉する生徒会。倉澤もまた機巧魔神「翠晶」の演操者で黒崎とは犬猿の仲の模様。
事件は改造美人?の黒崎の機転を利かせた作戦により契約者と使い魔との絆を復活させ、ドウターは成体になった。

非常に練られたすばらしいエピソード。謎解きドウター話に世界の中の対立や、奏を含めた悪魔との関係など盛りだくさん。玲士郎が怖れている智春と奏の契約とは産まれる使い魔(ドウター)を怖れているのだろうか?奏&智春&操緒の三角関係も超見物だ。
第5話 「交わりあう心と身体」
トランクをもって智春の家の前で倒れていた朱浬さん。家に連れ込み智春の目隠しプレー開始w
この紫浬(ゆかり)と名乗っている朱浬さんかわいすぎです。いいキャラ。智春は意外とかわいくやんちゃで故意にさわったり、手つきがいやらしかった惚れやすい体質で当然この朱浬さんにドキドキ。そして今回初登場の美少年女のボクっ娘・雪原瑶(すすぎはらよう)にときめきます。
そんな智春と浮気を許すヨメのように、それ以上にもう一心同体(一緒にエロシーンに照れたり)な操緒との関係が本当にいい感じです。戸松さんの操緒はかなりいいと思います。

どうやら紫浬は黒崎朱浬の双子か何かで雪原(ボクっ娘)のマキーナのベリアル・ドールの模様。雪原は第ニ生徒会のまひわに黒崎からスタビライザの回収を依頼した模様。スタビライザとは?しかし、奪われたトランクは偽物で黒崎は阻止した模様。
今回、何かとくしゃみをする智春、そのたび射影体の操緒に異常がでて存在が危うくなる。そして、奏の制止を無視し機巧魔神を召喚すると消えてしまう操緒。智春と操緒が黒崎の教会に行ったときに一瞬出てきた消えた射影体の黒崎紫浬と同じ状況なのか?雪原も機巧魔神を出せなくなってる?ハンドラーとベリアル・ドールの関係とは?黒崎朱浬はなぜ記憶を失って紫浬になっていたのか。
そこらへんの謎は次回へ持ち越し。
第6話 「闇の向こうに浮かぶ贄」
前の第一生徒会会長の現関東学生連盟のガーディアン・ドラグーンの雪原瑶(すすきはらよう)自らスタビライザの回収に乗り込んでくる今回。瑶は朱浬さんにある手紙との交換を要求するが…。

今回はシリアスとギャグのバランスがいたるとこですばらしかったです。
空間そのものを切断するアスラ・マキーナ白銀の最悪のハンドラーを前にテンパっている朱浬さんは対抗できる唯一の男・智春の風邪を治すため奔走するというだけの話です。オチから言うと風邪で操緒は消えてしまっていたわけで、律都(日笠陽子←けいおん!の澪ですよ)の解熱剤をお尻に奏(保健委員)の手で挿入されることにより智春は復活し操緒も復活する。
そして、白銀相手に予想以上の強さを見せるクロガネ。二体のぶつかり合いでなんか核心に迫るようなカットが噴出してました。わけがわかりませんでしたが。
アスラ・マキーナのプラグインで機能拡張の増設部品だった安定装置(スタビライザ)の破壊を阻止したクロガネはそれにふれ取り込んでしまう。その結果、瑶はあきらめて去り、操緒が転校してくることにw安定して?みんなに見えるようになったらしい操緒。最後の戸松さんの演技すばらしいです。このキャラを掴んでいるんじゃないでしょうか。

グロスはXEBEC。今日の5の2みたいな作画でした。バトルシーンはかっこよかったです。
朱浬さんはやはり双子だったようで白銀のベリアルドールの人の声もありました。そのとき朱浬さんは白銀の中の人に朱浬と呼んでいたのが少し気になります。改造美人はやはり紫浬(妹)なのでしょうか?記憶がなくなってた状態とか、自らをベリアルドールにしてとか気になるセリフも多数あったり…。今後に注目。ちなみに手紙はただの黒歴史って。
第7話 「無情な空に散った夢」
今回は飛行機事故の日を中心とした回想回。あの飛行機にはトモ&操緒だけでなく黒崎姉妹、そしてヨウまで乗っていました。
スタビライザにより姿が見えるようになった操緒との学校生活とヨウ&黒崎を見せつつ次々と入ってくる回想シーンのテンポが非常に練られて、心地よく展開していく演出が物語りにぐいぐい引き込んでいきます。そして、智春と操緒のカップルがほんとにいいです。この二人、応援したくなります。

内容のほうは、昔はスカートをはく(パンチラあり)普通の女の子だったヨウ。遺跡で機巧護衛機(カスタス・マキーナ)により父を失った彼女は父の意思を継ぐことに。さりげなく今回語られたこの世界が2巡目であること、1巡目で滅びた世界を救う希望・アスラ・マキーナで世界を救うことが彼女の意思となった模様。
そして、親友(紫浬は親友以上?百合?w)の黒埼姉妹と飛行機事故にあい、彼女ら(紫浬?)を助けるため託されたトランクうを開いてしまうヨウ。事故時の描写があいまいでかなりはぐらかしている感じだ。
アバンで現場にいたのは夏目兄と嵩月奏?のような感じがします。朱浬は脈が止まっていた、紫浬はそこの宿り木はあなたのじゃない?by奏。死体を前にダークソサエティーの夏目の代理の者・奏と取引をした模様。そして、液体の中の黒崎さん(どちらでしょうか)。まるで、1話ラストの操緒のように。もしかして、紫浬が朱浬を救うため取引を?改造美人に?
ヨウのほうは完全に自分のベリアルドールを紫浬と思っているようですが、どうなんでしょうか?紫浬さんは女優ですし、朱浬を演じているかも…。
事故の原因や智春側のことは隠されたままでした。事故原因は原作に説明がないのか、なにかテキトーに乱気流みたいな感じではぐらかしていたような気もしますw

そして、ヨウのところに新キャラ登場!オカマ?中の人はやっぱり藤田圭宣。オカマ役のプロ登場。
第8話 「災厄の王の末娘」
巷では悪魔狩り事件が立て続けて起こり、学生連盟とその下の第一生徒会の佐伯玲士郎が犯人逮捕に乗り出す。
そんな折、二人の悪魔が智春の家に訪ねてくる。一人は嵩月奏で智春に守ってもらいたいと…。操緒は少しムッとすると。
もう一人は災厄の王クラウゼンブルヒ一族の末娘のアニア(矢作紗友里)。いきなりの登場シーンで地面におもしろい効果音で激突して鼻血出してるドジっ子風ツンデレ天才少女。威張ってはいるが実は怖がりでかなりのいいキャラ。言動が愛らしくておもしろい。ただ、ただのドジっ子ではなくそれには理由があり彼女はラックイーターという能力者で自分では運を作り出すことができず基本的に不幸な少女(それでよくこける)。人を噛むことにより運気を吸い出す模様。だが、その存在自体は邪悪でなく世界から集めた運を大きな不幸に埋め合わせて世界を安定させている存在とのこと。
彼女がココに来た理由は彼女が機巧魔神の専門家でありスタビライザを取り込んだ智春らを見に来たらしい。そしてもうひとつは行方不明の姉を探しに…。

そして、悪魔を襲っているのがクラウゼンブルヒのドーターであると玲士郎から聞かされ容疑者にアニアの敬愛する姉が浮かぶ。姉を信じるアニア。捕獲した犯人を見て驚くアニア。姉?そして犯人は抜け出し機功魔神?を出す。
「まさか、アスラクライン?」by玲士郎。どういうこと?そもそもアスラクラインって?次回へ。
今回もおもしろい!アニア加えて智春をめぐる四角関係に?
第9話 「存在するはずのない禁忌の存在」
前回、玲士郎から発せられたアスラクラインの謎が解けました。魔神相剋者(アスラクライン)とは使い魔(ドウター)と機巧魔神(アスラ・マキーナ)という本来拮抗するするはずの能力を二つとも得た存在のことであると。さらに、それに一番近い存在が夏目智春だという玲士郎。確かに、智春は奏と契約してドウターを作ればアスラクラインって事ですか。

だが、悪魔狩りの犯人と思しき男、加賀篝隆也(かがかがりたかや・中井和哉)はすでに機巧魔神とラックイーターのドウターのイングリットを使役し、悲しいギターの音とともに悪魔のみならず玲士郎をも襲う。ってお前がギター弾いてるんかい!
彼はアスラクラインってことでいいんでしょうか。
アニアの姉とともに行方不明になった教育実習生の新屋敷琴里、なぜ悪魔を狙うのか、加賀篝隆也の狙いとは?そして、アニアは加賀篝隆也にさらわれ連れて行かれる(姉さんの下へ?)
そして、智春は奏とやっちゃう?二股?で次回へ。
第10話 「刻の鎖につながれて」
アニアが連れ去られ朱浬さんに助けを求める智春ら三人。「彼をとめて」という加賀篝(かがかがり)の機巧魔神・薔薇輝(ロードナイト)のベリアルドール・新屋敷琴里に導かれ旧映画館へいく一行。
そこには分離機(スプリッタ)という装置が用意されており、加賀篝はそれを使い琴理を機巧魔神から解放しようとしていた。そのためには大量の悪魔の血とラックイーターの能力が必要でアニアの姉クリスティナは彼を愛する彼女の意思で彼の望みを叶えよとしていた。悪魔は人間と違って一途なようで、一度契約するとそれは一生ものみたいです。

時間を停止させるなど圧倒的な力をもつ魔神相剋者(アスラクライン)の前に苦戦する智春たち。だが、今回本格登場の京都弁、千代原はる奈(高木礼子)の活躍(登場シーンかっこいい!)もありスプリッタの破壊に成功する。だが、加賀篝は姉とともに逃走。
アニアは姉の意思を知り少し納得した模様。そして、ココが自分の居場所だと言っちゃう。めちゃカッコいい子供だw
一方、智春のほうは誰かを犠牲にするようなやり方は嫌です。奏は道具じゃないと答えをだす。こっちもなかなかカッコいい主人公だ。
次回予告がツボでした。マッチョw
第11話 「隣にいてくれる日常と非日常」
グッドエピソード!コメディー展開な息抜き回でありながら哀音&佐伯兄妹の絆が描かれた今回。いつもややこしいので特に息抜きできました。
物語は教室からはじまります。和やかにアニアは奏にぬいぐるみを作ってもらうシーンから。シャモアのぬいぐるみをリクエストするアニア。←エンドマークでシャモアの説明が来るとはw
そして、委員長の佐伯玲子登場、智春とラブコメを見せます。今回はパンツ見せキャラじゃなかったです。
などなど、心地よい日常が描かれた今回。哀音の命日であるこの日のパーティーでは前回の次回予告のマッチョ、テッカテカの謎も解けましたw

そして、締めは佐伯兄妹と哀音の感動場面でうまくまとめあげております。これからは玲士郎側の目線でもにも感情移入しなくてはならなくなりました。昔の哀音の佐藤聡美の明るい演技はすこしけいおんの「律」っぽかったり。
分割2クールの前半戦は残り2話!前半の佳境へ。
第12話 「世界が枯れるまで」
2年生の玲士郎と朱浬さんは修学旅行でハワイ。一方、智春たちの科学部ではテッカテカのマッチョ像の謎が解ける。中から出てきた卑猥な棒は点火装置(イグナイター)というもので機巧魔神のプラグインとのこと。だが、アニア(少女に卑猥な棒を持たせるなw)曰く、そのプラグインはこの世界?の機巧魔神とは規格が会わず適合しないとのこと。
そんな、イグナイターを狙って再び加賀篝(かがかがり)が再び智春の前に現る。今回ついに、本格的登場したすごい刀「冬櫻(トウオウ)」の使い手の第三生徒会会長・橘高冬琉(きつたかとおる・甲斐田裕子) の活躍もあり加賀篝はは一時退散。どうやら会長・冬琉は操緒のことが見えていない模様。何者なのでしょうか。

ハワイでは玲士郎と哀音が(前回に引き続きいいドラマ)ツーショット写真を撮る。早く哀音母に見せたいところ。しかし、加賀篝が帰りの飛行機ごと人質にとり智春にイグナイターをもってこいと脅す。加賀篝はイグナイターで何をする気?使えば哀音母は哀音に会える?3巡目になるってこと?世界が枯れるまであと少し?加賀篝は花を剪定する?手折る?次回、奏じじいが言うようにこの世界の真実が明かされる?智春はどう受け止める?おもしろそうな次回前半戦ラスト。
そして、奏がかたくなに智春をクロガネで戦わせたくないわけとは?真実を知れば智春は自分を守れないとは操緒に関係?また奏自身も契約者なしに魔力を使い続けているためヒザイ化が進んでいる模様。トモと契約する?
気になることばかりで、どう一区切りするのか楽しみです。
第13話
END
「呪われた罪人の烙印」
最終回は玲士郎&哀音編完結という形でした。というより11話あたりから玲士郎編だったんですね(汗)いい話でした。
そして、そのドラマのなかで智春が知った真実とは機巧魔神とベリアルドールに関することで世界が滅びた理由や2巡目の世界の謎などは伏せられたまま一旦幕を閉じたアスラクライン一期。

加賀篝が求めるイグナイターとは世界を終わらすための点火装置だったわけで、智春らはそれの死守に成功するも人質の飛行機が墜落の危機に。それを救ったのが玲士郎&哀音。しかし、それには機巧魔神の力を大量に使う必要があった。その動力源がベリアルドール・哀音の魂の質量であった。魂が削られると彼女らは感情をすりへらしていくという。そして、すべての感情をなくした哀音は消滅した。玲士郎や他の生徒会のメンバーや奏も知っていたことだった。
これで、今までの奏のセリフや他の人の反応の理由が繋がった。玲士郎が笑顔を失っていたわけ、奏が智春に機巧魔神を使わせないようにしたわけなど。そして、操緒の底抜けなほどの明るい性格が智春にその事実の重さをよりいっそう際立たせることになる。

玲士郎の手には呪われた罪人の烙印が浮かび上がり、それは元演操者(エクスハンドラー)の印のようです。生徒会長・橘高冬琉にもその印がありました。
物語は智春の咆哮とともに終わり、智春がアスラクラインになるかは先送り。そして、アスラクライン2制作発表。って、もう作ってないと秋放送は無理でしょw
総評 シリーズ構成がしっかりした作品。登場人物のドラマを中心に描きながら物語の謎を少しずつ明かしていく構成が見事に成功している(原作は読んでないので原作の功績かも)。分割2クールもうまく使われているのではないのでしょうか。

アニメ的には作画はぼちぼちな感じでそれなりの予算でというところでしょうか。アクションなどは見所はありました。
とりわけこの作品で目に付いたのはアスラクラインという世界観をキッチリ表現しているところでしょうか。声優さんの演技も自分を主張しすぎることなくこの世界にどっぷりつかれるような内容になっていたではないかと思われました。
私的には良作です。2にも期待。
秋とのこと。
アスラクライン-アニメの感想-

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