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-アニメの評価・アニメ感想・CANAANの全話レビュー-

 


CANAAN   

 データ  原作=チュンソフト「428 〜封鎖された渋谷で〜」(ゲーム) 全13話  制作=ピ-エーワークス
監督=安藤真裕
CAST カナン=沢城みゆき アルファルド=坂本真綾 大沢マリア=南條愛乃
第1話 「洪色魔都」
P.A.WORKSの作画クオリティの高さと監督のアクションがマッチ。OP、ED、本編のアクションはみどころいっぱい。キャラたちもかわいい大沢マリア(南條愛乃)とリャン(田中理恵)とユンユン(戸松遥)は萌え萌え。
原作未プレーなのでストーリーはほとんどつかめない。これから、どれだけエンターテインメント性を出せるかが課題。謎だらけでダルイ。あと、劇中は真綾が歌ってるの?沢城さんと声似てる。
第2話 「邪気乱遊戯」
謎が隠されたまま物語がクロスして進むので少し置いてけぼり感。ある程度進んでから見直すとよくわかる作品。いろいろ詰め込んでそう。キャラの魅力、アクションは2話目も秀逸。
第3話 「阿断事」
P.Aおとくい?の外注作画回きました。やっぱり少しおちます(かわいくないマリア)。猫耳な能登さんのキャラの作画はエロかったです。
内容は岡村天斎画コンテ回でハラハラドキドキの少年とのバトル、そして全体の流れとカナンのキャラも見えてきていい感じでした。
第4話 「呉れ泥む」
おもしろくなってきました。監督コンテ回。
全体的にカッコイー演出。映画のようです。
カナン、アルファルド、のとまみさん、マリアとそれぞれのドラマがクロスカッティングでうまいこと絡んでおります。そして、ついにカナンとアルファルドの1次接触!かっけー!
ユンユンはマリアを今回も監視しとります。
第5話 「灯ダチ」
ユンユン回。戸松さんがはじけてました。
今回もグレートエピソード。なんかやばいフラグ立ちまくりです。作画めちゃいい!ユンユンかわゆす。
第6話 「LOVE & PIECE」
対テロ国際会議回。
少し脚本の岡田麿里が暴走しているような気がする内容。
大統領が陳腐だったり、アイドルとか萌え要素の入れすぎ、リャンが暴走しすぎのような。リャンCG萌えキャラも違和感。この会議に関する展開は少し残念。
しかし、シャムとアルファルドとカナンのドラマと記者とのとまみまわりはおもしろい!
それと、マリアさんがボコボコに殴られてるのがリアル。携帯をおもっくそぶつけられてたのにはちょっと引きましたw
第7話 「慕漂」
対テロ完結編。今回も岡村天斎コンテ回でグレートエピソードでした。
アクションのかっこいいカナンの建物に乗り込むシーン(銃弾よけるとことか)や強感覚でのハッキングシーンはめちゃ映画のマトリックスな気も・・・。合衆国の軍事面は軍事マニアが作った匂がしました。

見事に登場キャラたちの群像がうまく描かれていて、ナイスな内容。リャンのカナンへの憎しみがマックスへ。
なんと言っても今回の見所はマリアの作画。どのシーンもエロかわいすぎです。今回はアルファルドにマジ蹴りされ踏みつけられてました。
第8話 「乞」
外注回。残念な作画ですが内容はよかったです。
色を失ったカナンはマリア、ライター、ハッコーらとウーアウイルスの実験場?の消えた村へ。ガンダーラw
原作未プレーなもので…マリアは428での失われた記憶とはなんなんでしょうか(汗)
マリアはウーアウイルスに感染してが抗ウイルス剤で助かったと2話?で言ってましたが。

サンタナが村を消したとか、ハッコーがカナンを恨む理由、ハッコーがどうやって生き延びているかなど謎はまだまだ多いです。
そして、ユンユン復活w彼女も生きてました。抗体的なもの持ってるの?
一方、アルファルドは合衆国と接触。敵は資本主義?

第9話 「過去花」
サンタナの過去とともに消えた村回。ユンユン、ハッコーの故郷でした。
復活したユンユンはただ単にまだ薬の予備があった模様。それだけかい!
そして、元CIAだったサンタナは蛇のフラワーガーデン計画に真相は知らないながらも荷担してしまったためその罪滅ぼしの意味もあり犠牲者のハッコーを世話している模様。

リャンと社長はなんとかアルファルドの気まぐれ?で助かり物語はファクトリーへ。
愛憎渦巻く登場人物たちの描写がすばらしかったです。リャン役田中理恵熱演です。
今回は西村純二絵コンテ回。true tearsつながりでしょう。
第10話 「想執」
ファクトリーへ。サンタナ&ハッコー回。
全体的な物語の流れとして盛り上がりが少ないような気もします。
どこへ向かっているのか少し分かりにくいです。

今回はリャンが悪役として大活躍。リャンの悪役ぶりでサンタナとハッコーの愛が引き裂かれるドラマですが、その心理描写はすばらしいのですがそれに使われたギミック(ハッコーの能力)の使い方が少し陳腐な気もします。
そして、マリアとユンユンが氷の下で見たものとは?物語の真相についにたどり着く?
カナンとアルファルドで残り3話やりますか?
第11話 「彼女添」
ファクトリー完結篇できました。
夏目(皆川純子)が日本の防衛省の軍人だと判明。UAウイルスによる軍事外交ゲームをプロデュースしていた模様で、その罪滅ぼしのためか蛇のボナー対策に奔走していたみたいです。
そして、もうUAを利用する気のないアルファルドからボナーデータ受け取り米軍を使うことによりファクトリーごと破壊し、証拠隠滅をおこなったという感じでしょうか。
そのUA計画を世に暴こうとしたサンタナは死に夏目自ら阻止は必要なかったようです。

今回は、ハッコーとリャンの愛憎劇も完結。二人ともすごい最後でした。またもや田中理恵熱演です。
安藤アクションもすばらしく内容の濃い良エピソードでした。
残り2話。
第12話 「忌殺劣者」
物語は最終局面に突入。アルファルドとの列車バトルへ。やはりシャムとの因縁の列車が最後の舞台となった模様です。
今回は次回の最終決着に向けてのマリア、カナン、アルファルドの心情が描かれた内容となっています。
ユンユンがガッツを見せつつ爆発30秒前で最終回へ。
第13話
END
「キボウノチ」
最終回、良かったです。
「私は約束を守る女っす」とユンユンにマリアは助けられ、カナンとアルファルドは決着をみます。
そして、エピローグへ。マリア、カナン、ついでにギャグキャラ?のユンユンらはそれぞの道を歩みだします。

最終回はスッキリ、カッコよく締められてました。
総評 カナンとマリアの絆の物語。良くも悪くもこれを13話でやった感じです。
安藤真裕アクションが素晴らしくピーエーワークスのクオリティーとともに楽しめる作品かと。
岡村天斎や西村純二など大物回もあり見ごたえのある話数も多数でした。
しかし、この作品が原作ゲームのスピンオフ的な立ち位置にあることからかこの作品単体でのスケールの大きさは感じられず企画内の作品であるような印象が強かったです。
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