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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 第8話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」

第8話は、何かと物議をかもしそうな桐乃の小説のアニメ化回。
まずツッコンでおきたいのが、アバンでのいきなりの桐乃のアニメ化決定展開。色々アニメ化への工程がすっ飛ばされており、一瞬先週のを見逃してしまったのかと錯覚するほどの急展開でした。
そして、その動揺が解けないままアニメスタッフとの会議がはじまり、不可解なほどの桐乃の暴走に残念なアニメスタッフ達、兄と黒猫氏のアニメスタッフへの中二説教で解決するというイラッとするアニメだったのが、初見の感想でした。
しかし、冷静に桐乃の小説ヒットを受け止めた上で観直すと、黒猫氏や京介のセリフの筋が通っている、残念なアニメ化企画に選ばれてしまった桐乃ためにスタッフ達と2人が戦う、特に黒猫氏が笑えてちょっと恥ずかしいお話になっておりました。
そんな二面性があった今回だったと思います。と言いつつ、「俺妹」は大なり小なり毎回ツッコミどころ満載のフィクションアニメなだけな気もw

そのアバンですが、いきなりの妹都市が大ヒットでアニメ化決定の桐乃大先生の登場です。
何気に、謎の女子中学生が原作者であることもヒットの要因であることも匂わせておりました。

アニメスタッフとの打ち合わせに珍しく気後れしている桐乃は、黒猫にフェイトさんを紹介してあげる優しさもありつつ、黒猫とバジーナに同席してもらうことに成功します。
中二病で笑わしてくれる嫉妬まじりの黒猫氏がいい感じでした。

そして、なにかとツッコミどころの多い打ち合わせがスタート。
アニメスタッフの登場シーンからめちゃダークな感じなんですけどw
一方の桐乃は、挨拶もそこそこに2クール作品と決めつけて、キャスティングやアニメーターの起用まで考えてきた企画をマシンガントークで披露しちゃいます。このニワカ桐乃にはアニオタとして失望です。桐乃はプロ級のオタと思っていたのに!
プロ側の方は、ある意味こんな面白い原作者はいないのに、お前ら中学生相手に必死か!とツッコミたくなるほどに桐乃を全否定します。中二アニメすなーw
なにげに、桐乃の企画が超原作とか面白そうなのが笑えます。穴埋め企画なら、桐乃を全面に出した面白アニメにしない手はないような気も。

しかし、後で兄と黒猫氏が頑張るお話があるのでここではそんなリアリティは必要なく、プロの人たちは桐乃に主人公を男に変えるとかありえないほどの原作レイプを提案してきました。

ショックでぐったりの桐乃を救うため、京介と黒猫氏の出番登場!

そして、桐乃の代行として京介が参加の再打ち合わせがスタート。
なんとか桐乃の望む企画に沿うように話を進めようとする兄ですが、悪役のシリーズ構成の人が採算の問題などアニメ業界に踏み込んだ?話をして、太刀打ちできません。

ここで、黒猫氏の大岡裁きが始まります。
シリーズ構成の人の痛いところを斬り、桐乃を斬り、ついでに桐乃へのコンプレックスに揺れる京介さんも斬られました。
黒猫氏カッケー。というより、なにこの恥ずかしい展開w

京介も原作者の代行ではなく、妹の兄としてプロの方達にお願いする熱い展開になります。
結果的にプロ意識を刺激されたスタッフ側は、アニメ制作の原点に立ち戻る心を取り戻し、桐乃の要望を取り入れたアニメ作りに取り組む方向いくことになったようです。メデタシメデタシw

そして、その帰りに黒猫氏が目をうるうるさせながら桐乃が羨ましいと、今回かっこ良かった兄になにかフラグを立てておりました。
黒猫氏、キュンキュンです。

黒猫氏と兄の頑張りを知らずに、企画が結構通って上機嫌の桐乃嬢が、次が最後の人生相談と次回に続きます。
最後って、マジっすか!
とある理由で、原作とは違うアニメ化エピソードになってしまったという今回らしいですが、お話を盛り上げるために少しリアリティを欠いてしまったオリジナル回になってしまったような気もします。
次回は、正真正銘の原作者脚本アニメオリジナルの舛成孝二絵コンテ回ということなので期待です。

©伏見つかさ/アスキー・メディアワークス/OIP

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