ホーム2010第4クール(秋)「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」> 第11回 「第23話 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト」他

「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」 第11回 「第23話 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト」他

第11回は、吉成曜コンテ・演出・作画監督のガーターベルト神父の過去話と、平松禎史コンテ、西垣庄子一人原画のパンスト達の居間風景を定点カメラでTV放送したようなお話の2本立て。
一本目は、吉成曜のカッチョいい画満載でガーターベルトが世界の創造から人類の歴史まで体験する神の試練を受けて今の変態神父になるまでが描かれた壮大なフィルムでした。二本目は、ほぼ定点カメラでパンストのある日の日常を切り取った、アニメでこれをやるのかという面白い試みがなされた一本でした。

一本目は、パンストがガーターベルト神父の謎に迫るところからスタート。
ガーターを追うパンストの描写がめちゃかっこ良くていい感じ!

そして、日記からガーターの生前の過去が明らかになります。
ガーターは裏の世界でトップにまで上り詰めた、最後は銃弾に撃たれて死んだ男と判明。
こんなめちゃくちゃかっこいい男が、なぜあんな変態アフロ神父になったのかが、このあとついに暴かれます。

生前あらゆる悪さをしてきたガーターは、神から地獄に落ちるよりも辛い試練を与えられます。
その試練には、世界の真実を知る鍵がに隠されているというメッセージとともにガーターに雷が落ちアフロが完成w
アフロは神の罰で生まれたみたいです。

その後、ガーターは、天地創造から恐竜時代、アダムとイブの知恵の実を食べてノアの箱舟に乗り、モーゼの十戒的なシーンなど、人類の歴史を体験させられる試練を受けます。
凄いシーンが続きますw

そして、ミイラになったり十字軍、近代、現代の繁栄、滅亡、破壊、生と死などあらゆる人類の歴史を知ったガーターは、この呪いの試練から苦しみの中にこそ真の喜びがあることを悟るのでした。
ここまでは、すごい男でなのですが…

結局、その悟りが導いた答えは、下ネタへww
神から与えられた鍵のようなヒントは、チ◯コ的なもののシンボルと解釈したのか、チャックとの緊縛ア◯ル攻めSMプレーに心理を導き出したとんでも変態神父だったことが判明。ガーターベルトもしっかり着用しております。
まったく、神まで冒涜した酷いアニメですw

最後に日記の謎なGとBの記号なシーンで終了した本エピソードですが、これは何を意味するのでしょう。
GOD(神)の出したヒントの答えが、お尻にしか見えないBにたどり着いたということなのでしょうか?
その頭文字をとって、ガーターベルト神父になったとか?
お話の内容同様、あえて答えを提示しない真理を探求する締めくくり方になっている壮大なお話でした。

2本目は、部屋を写した定点カメラ映像でパンストのある日常がTV放送されたような、実写的な演出を意識したエピソードでした。
カメラが動いたのは、天井に向けて天界へ戻る話をパンティがしたときにカメラを上に振った時だけとか。

ギークボーイも部屋に訪れますが、物語はほとんど動かず駄弁っているだけの内容。
しかし、物語は動きませんがカメラの中の人たちは動きつづける、時間と空間を感じさせる心地よい演出です。
そんな実写的なことをアニメでこれをやるのがアニメ的に面白いところかと思われます。

神父のサプライズパーティーも肩透かしに終わり、そんな何も無い一日がだらだらと展開して終了となります。
オープニングもカットしてエンドロールまでこのエピソードに使ってと、演出意図的にもなるべくこの心地よい時間を増やすためにそうなったと思われますが、流石に1本丸々このお話にする冒険は避けたようですw
毎回、いろんな試みを見せてくれる退屈させないアニメです。

© 2010 GAINAX/GEEKS

「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」レビュートップへ


inserted by FC2 system