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「フラクタル」 第1話 「出会い」

冬スタートアニメ注目の山本寛監督作品「フラクタル」の第1話。
監督が最近の萌えが中心のアニメを危惧して世に放った少年主人公のSF冒険活劇の本作でしたが、その率直な第1話視聴の感想としましては、大きなことを言っていた割には壮大な?世界観を表現しきれいるのか疑問な、登場人物達のやり取りも微妙な感じのエンタテインメント作品としての完成度に首をかしげてしまうような内容に思われました。
ハードルを監督自ら上げた作品ですから、厳しい目で見られてしまうのも仕方がない?

物語は、未来のお話で主人公のクレインは丘の上の素朴な一軒家で一人暮らしをしている少年でした。
ゼリーみたいな食事の時は、現実視できるアバターみたいなドッペルの両親と時間をいっしょに過ごす家族ゲームが行われているそんな未来みたいです。
こんな素朴な家に暮らしている少年ですが、ラピュタのパズーみたいにたくましく一人で生きているというわけでもなく、悠々自適な暮らしをしております。後ろの食器とかは使うの?ただのアンティーク?などつっこみどころがいっぱいな暮らしをしている少年です。

チャリでガラクタ市にやって来たクレインですが、客はドッペルが多数のようです。
ついツッコミたくなるのですが、こんな田舎でドッペルが集まって実体のあるものを売り買いしてるのもよく分からないし、駆けつけたポリス的な人はめちゃアナログに働いているのがおかしくないかと思ってしまいますw
というのは、この世界はフラクタルシステムという働かないすむシステムが確立しているみたいで、この世界に暮らす人々は決まった時間に祈りをささげることだけが義務付けられているという設定みたいです。

そんな世界でまどろんでいる少年に突然出会いが訪れるというのが、今回のお話です。
突然、ナウシカの乗り物みたいので現れた少女がラピュタのシータみたいに追われています。
こんな大それたパクリやっちゃっていいの?w

その少女はかっこ良くナウシカマシンからダイブするわけですが、崖の下で傷だらけで発見とかww
ダイブする絵的にカッコイイシーンをやりたかっただけだろとw

そして、お持ち帰りした少女が親バレしていまい、親を消すクレイン。
拾ってきた少女・フリュネも言っていましたが、それは結構ひどい事かと。そういう未来人設定?

そんな常識人に見えたフリュネですが、脱ぎっぷりは豪快でした。
それ以上にクレインのリアクションが豪快でしたw

第1話からお色気シーンとか、さすが流行りに乗らないアニメです(棒

そこにインなんとかさんにウザさがちょっと似てる井口裕香キャラのエンリが登場。
このエンリ達はフリュネを追っていた3人組だったわけですが、乗り物バレとか…
その後のコントも微妙だったんですけどw

余裕で追っ手をまいたフリュネは、未来人にしては実体でいたり、いい笑顔をしたりとみどころのあるクレインを気に入り、謎のペンダントをクレインに託します。

そして、フリュネは両手を広げながら電波ソングを歌いながら去っていきました。
別に茶化すつもりはほんとにないのですが、そうにしか見えなかったんですw
それにしても彼女は、どうやって帰りはるんでしょう。

最後にそのペンダントからテンションが高めの花澤香菜声少女が出現。
クレインはフリュネにこの少女を託されたということみたいです。
そんなわけでクレインの巫女・フリュネと謎の少女の出会いの物語の第1話がここで終了。
プロット的には少年クレインの冒険活劇の始まりのココロ踊る出会いの物語を作ろうとしているのが見えた第1話でしたが、いろいろな面でその目標にたどり着く完成度の大作エンタテインメント作品になっていたかといえば、その域には達していなかったというような印象を受けた初回でした。

EDはイカ娘ED風。

©フラクタル製作委員会

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