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「魔法少女まどか☆マギカ」 第6話 「こんなの絶対おかしいよ」

まどっち第6話。
第6話まで観られたら、残りはジェットコースターのように楽しめると言われる本作ですが、そんな今回はまさにその通りに魔法少女の秘密が暴かれ、本作の世界観が見えてくる内容で、面白さのブーストがもう一弾かかったような内容になっていたと思います。
お話の内容は、さやかの悲劇のフラグが立つ中、さらにキュゥべえの怪しさを利用する虚淵玄のミスリード脚本でまどっちが大変なことをしてしまったりなど、どぎまぎしながら食いついて観てしまうお見事な今回でした。

物語は、さやかと杏子のケンカに暁美ほむらが乱入してきたところの続きから。
まだ、魔法少女に関わろうとするまどっちが「愚か者には容赦しない」と、本気でほむらに叱られてしましいます。
このほむらの行動の意図が、キュゥべえにはわからないらしく「暁美ほむら、君はまさか…」と意味深発言をしておりました。
ほむらのイレギュラーな魔法少女の謎は続いております。

ここで、魔法少女のソウルジェムと魔女の卵グリーフシードのおさらいシーンが登場。
これが、今回の衝撃展開への地ならしとなっていましたw
ネタバレするとソウルジェムがさやかの魂の本体なわけですが(笑)、その魔力を使うことによって生まれる汚れをグリーフシードに吸わせることで魔力を回復させるのが魔法少女なわけで、常に魔女を狩り続けなくてはならない過酷な存在であることが判明。
ほむらがまどっちを関わらせないようにする理由もわかりますし、そこに乗り込もうともがいているまどっちの成長にも共感できる内容になっていた今回だったと思います。ある意味魔法少女とは人生そのものというテーマが見えてきた今回です。
ところで、キュゥべえさんは、その汚れいっぱいの卵を背中をパカっと開けて食べちゃいましたが、あなた何者?w

なにげに、キュゥべえさんは、さやかにもまどかが才能ある魔法少女になれるから仲間にしたらと勧誘しておりましたw
どんだけまどかを魔法少女にさせたいんだ、この人は。

一方、ほむらは佐倉杏子に接触し、この街を杏子に担当させようと根回し作戦を開始。
さらに、1週間後にはワルプルギスの夜というヤバい魔女が来るらしく、それを倒したらこの街を去ると言うほむらさん。
その出現を知っていたり、マジで謎だらけの存在のほむらです。
そんなほむらの神出鬼没なところは、瞬間移動能力的なものを持っているのが今回判明しております。

そんなほむらを信じるまどっちと、マミさん以外ロクな魔法少女はいないというさやかと意見の対立してしまいます。
そんさやかと対等になるには、まどっちも魔法少女になって同じ土俵に上がる必要があるのでしょうか。
まどっちが魔法少女になるべくしてなる物語が着々と進んでいるような気がします。

ここで、悩むまどっちにゴトゥーザママが、大人のアドバイスでええことを言います。
「正しすぎるその子の分まで、間違えてやればいい」と。このキャリアウーマン、ええこと言いますw
このアドバイスで、この後大変なことをしてしまうまどっちですが、それも大人への階段ということで、まどっちの成長物語であることが大分見えてきた本作です。

そして、上条くんが元気になっても見返りのないさやかに杏子が痛いところをついてきて、二人がケンカモードに突入。

ここぞとばかりにキュゥべえさんが、まどかの前にあらわれます。
ここはさやかがピンチですので、キュゥべえさん、ナイスです。

しかし、駆けつけたまどっちが争いを止めるため、した事が大変な事態を巻き起こします。
争いのもとであるさやかのソウルジェムを投げ捨てたまどっちなのですが…

「よりにもよって、友達を放り投げるなんてどうにかしてるよ」byキュゥべえ。
えっ?何を言っているの?キュゥべえさんww
「こいつ死んでるじゃねぇかよ!」by杏子。
まどっち、親友を殺ってしまいました…これは観ている方も顔面蒼白な展開でした。
これは、マミさん以上にひどい殺し方で、このままならまどっちは一生立ち直れないのでは?

さすがにこの事態にほむらさんは焦って、瞬間移動能力を使いまくりでジェムの乗った車を追います。

この衝撃の事態を杏子も把握していないようでキュゥべえに問い詰めると…
100メートルとか、めんどくさそうに説明を始めるキュゥべえさん。おい、お前ww
キュゥべえが言うには、魔法少女は契約で肉体から魂を取り出しソウルジェムに魂を移されるとのこと。肉体はただのハードウエアでその方が安全性が高いのだそうです。
このタヌキ野郎は、とんでもない魔法少女の秘密をサラッと隠してやがりましたww

さやかの死体に号泣のまどっち。なんという悲惨な光景…
さすがに、キュゥべえさんは杏子につるし上げられます。
しかし、「わけがわからないよ」とまったく余裕のキュゥべえさん。
結論。こいつには、人間の心がねぇー!w

そして、最後にもしかしてそうならと思われた一縷の望みのジェムの回収によって、さやかが復活して次週に続きます。
もし、そのままさやかが死んでいたら、さすがに酷すぎてこの作品が終わっていたような気がしますが、それは上手いこと回避されました。虚淵玄のミスリード脚本に見事にビビらせられた今回ですw
ということで、非常に興味深いこの世界の魔法少女システムが判明し、さらにまどっちの魔法少女になるハードルが上がったちゃいました。
さらに、1週間(1週間はどの1週間?)後にはヤバい魔女がくるとか、杏子はどちら側につくのか、そして、マミさんのソウルジェムはもしや無事なのではと、物語が大きく化けてとんでもなく面白い展開になってまいりました。
怒涛の展開といわれる第7話以降に超期待です。

©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

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