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「これはゾンビですか?」 第4話 「ちょ、俺輝いてる?」

「これはゾンビですか?」第4話。
第4話は、ユーの筆談キャラの謎が明かされ、歩の魔装少女バトルが第1話以来の復活となったお話でした。
前回のユーが犯人疑惑が浮上しての今回ですが、それが解決するわけでもなくユーといい感じになっちゃてる歩に少し首を傾げる展開でしたが、それよりもシュールな日常ギャグや戦闘シーンの見どころのメリハリがなく、悪い意味でラノベの寒いノリを見せられた感じで、今回は少し残念な内容になっているように感じました。上江洲誠脚本回カムバック!

はじまりは、葉っぱの人とハルナの料理シーンからスタート。
今回の妄想ユーの声は皆口裕子さんが登場。
料理ネタもユーも今回は、滑り気味でしたw

そこに、冥界の番人で学ラン姿のメガロのケルベロスが、死んで冥界から復活した歩を追いかけて来たみたいでしたが、ゾンビ化がユーの仕業としると無駄足だったと納得した模様でした。
ちなみに、不覚にもケルベロスのお茶のみシーンで笑ってしまいました。
メガロ狩りをしているハルナと、冥界から来たケルベロスがメガロなことなど、まだまだ謎がいっぱいの本作です。

その後、ケルベロスと犯人探しに行った歩でしたが、そこに犯人が現れ、ケルベロスがやられてしまいます。
死ぬ前のケルベロスの発言によると、襲われた人達の魂は、冥界にはいかずに生贄としてサクリファイされ膨大な魔力と交換されている可能性があるとのこと。それに関わっている人物が夜の王とかいう人らしいです。

それから、帰宅した歩が、ついに冥界のネクロマンサー・ユーの正体を聞き出すことに。
感情を出すだけで運命を変えてしまうほどの魔力を持つユーさん。ユーの血は不老不死の力を持ち、自分の意志に関係なく発動し、それを抑えるためのガントレットとアーマーだとのこと。さらにユーが死んでも魔力が発動されてしまうという、魔力に支配されてしまっている悲しい少女だったことが判明。
そんな特別な存在ですべての中心のユーさん。そのユーさんに特別な存在として選ばれた歩だったと言う事みたいですが、これで犯人疑惑は払拭ということなのでしょうか。

そして、歩は「そんな運命は俺がどうにでもしてやるから笑いたい時に笑え」と、主人公らしくユーを守ることを宣言。
この作品のヒロインは、あの人じゃなく、めっちゃユーですw
というわけで、京子さんとのからみで盛り上がるのかと思っていたユー話が、その前に盛り上がっちゃいました。

ここで、場面がチェンジしてのAAA級のクジラタイプのメガロと魔装少女の戦闘シーンへ。
歩は、ユーのタメに戦っているようにふるまっていますが、もともとメガロ退治はハルナの学校のポイント稼ぎのだったわけで、戦いの理由が結構はぐらかせてられてるような気がします。
ハルナもここで、「私だけのために行けー!」と叫んでいたりして、冥界や魔力関係の魔装少女との関係などがどうなっているのかよく分からない、謎多しな展開です。

戦闘は、秘剣ツバメ返しの力も借りて、魔装少女が本物のキックで撃破!
パンチラがマジキモイですw

最後に、クジラと同じように血だらけになっている、病院の京子さんのシーンが登場して次回へ続きます。
そんなわけで今回は、いろいろ謎を隠しながらユーとのドラマや戦闘が繰り広げられるお話で、少しスッキリしない内容でした。
その謎を忘れさせるようなギャグや戦闘の面白さでカバーしてほしかったのですが、そちらが今回インパクトが弱かったのが残念でした。次回以降の謎暴きで盛り上がって欲しいところです。

©2011 木村心一・こぶいち むりりん/ 富士見書房/リフレイン年ライジング組

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