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「これはゾンビですか?」 第9話 「はい!脱ぐと凄いんです」

「これはゾンビですか?」第9話は、トモノリの正体判明のシリアスエピソード。
前回のハーレム要素満載のデート回から一転、シリアス展開になった今回。
お話は、夜の王とユーが対峙する中、大先生があらわれ、吸血忍者のトモノリが大変なことになってしまいます。
そこで繰り広げられる歩とトモノリのドラマが、トモノリ編のクライマックスを迎えていた感じになっていました。
そして、ユーと歩のドラマも最後に動いて、本作も終盤に突入です。

前回のラストにユーの前についに登場した夜の王。
かつては歩と同じようなパートナーだったと思われるゾンビの夜の王ですが、「セブンスアビス」を殺したことによりユーに消されたという話が登場。しかし、細かい過去の話や夜の王のユーに対する望みのお話はまだまだ謎だらけで、そこらへんはアニメ版のクライマックスに繋がる感じです。

一方、ユーを探す歩達のところでは、吸血忍者に掟の話が展開。
ユーを殺せという命令に背くことを決めたセラを見て、歩の嫁になる掟について考えることになるトモノリです。
一応今回は、トモノリの嫁話が一区切りつくクライマックスエピソードになっていると思われるのですが、ユー話との兼ね合いに必然性がなく、ちょっと分かりにくい内容になっていたかと思われます。

そして、夜の王にハルナ達を人質にとられてしまい、いじめられるユー。
心が揺れると災いを起こす「死を呼ぶもの」である自分に苦しむユーです。
そんな今回は、このシリアス展開で初の妄想ユー未登場回になりました。

そこに生徒のピンチを察して大先生が登場。
ハルナを救う大先生ですが、今度はトモノリがトバッチリをくってしまい、お話はあらぬ方向に。
それにしても、大先生は生徒に過保護ですw

そして、ピンチのトモノリが突然の覚醒。バケモノ化してしまいます。
なんとトモノリは、大先生の最強魔装兵器だったことが判明。また、大先生の古い友人の妹みたいな人とのこと。
どういうこと?w
暴走を止めるのは歩に任すと、結構無責任な大先生でした。

ついには、自動爆破装置まで発動してしまい大ピンチの最強魔装兵器のトモノリ。
ここで大先生に任された歩が、主人公らしく「ユキー!絶対離さない!」とトモノリの名を呼んで暴走をおさめます。
自分でもわけがわからなく大ピンチに陥ってしまったのを体を張って助けてくれたのが歩だったわけで、掟のために好きになろうと努力していた相手が本当にスキなひとになっちゃいましたw

しかし、助かった後はいつものトモノリあつかいになってしまい、乙女ゴコロ発動のトモノリです。
トモノリさん、萌え萌えです。

一方、夜の王はそんなトモノリを救ったライバルの歩の姿を確認して、いつか僕の望みを叶えてもらうとユーに言って、ひとまず退散。
ひどいパンチラ姿のライバルですw

そして、ユーも合流して一行はようやく帰路につきます。
トモノリとのお別れシーンでは、答えを出した表情をみせるトモノリが、ひとまずここ数話のトモノリ嫁話の一区切りを告げます。
というわけで、掟に縛られない嫁キャラ・トモノリが誕生。まだまだ出番はありそうです。
そんなトモノリ編は、登場から完結までトモノリがナイスキャラクターでよかったかと思われます。

最後は、「死を呼ぶもの」であることをずっと気にしていたユーが、歩達の前から姿を消してしまい、アニメ版の最終局面に突入な感じです。残り3話。

©2011 木村心一・こぶいち むりりん/ 富士見書房/リフレイン年ライジング組

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