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「機動戦士ガンダムAGE」 第2話 「AGEの力」

「機動戦士ガンダムAGE」第2話。
AGE第2話は、ニュータイプ少女ユリンとフリットの出会い回。
第1話が幼馴染のエミリー回で、今回が突然出会った一目惚れの少女回と、初代主人公フリットの嫁探しドラマが面白いことになっている本作です。こういうベタな王道展開好きですw
恋愛ドラマじゃない方の展開は、トリコロールカラーの連邦の新造戦艦ディーヴァが登場したり、本作の見せ所「AGEシステム」も披露され、子供向けで演出過多なところもありますが、登場人物達のドラマが熱い結構楽しめるガンダムになっているかと思われます。

今回は、崩壊してしまうコロニーから住民を助けるために新造戦艦ディーヴァを使うことを決断する司令官のシーンからスタート。
早速登場したホワイトベース的な戦艦ディーヴァですが、やることがいきなりでかいことになっています。

そして、今回気になるのがそのディーヴァの艦長の座を強奪するグルーデック・エイノアです。
住民を助けるためにあえて罪を背負う行動を取ったのか、それとも何か裏があるのか、ただの熱血艦長じゃないグルーデックがなかなかのキャラクターになっています。

一方、ガンダムとフリットの方のお話は、前回フリットといつも一緒にいる良き嫁キャラだったエミリーがフリットに置いて行かれるという展開に。それでもなんとかフリットと一緒にいようと頑張る我の強いところを披露するエミリーでした。

しかし、エミリーの愛しのフリットは、ユリンと運命の出会いを果たしており…
一目惚れしちゃっているフリットです。エミリーピンチ!w
いきなり正妻VS愛人の王道な男の浮気ドラマが展開する本作です。子供向けだから生ぬるいドラマをやるというわけじゃないのが好感が持てる本作です。残酷なことや辛いことを描いていく展開に今後も期待したいです。

コックピットに連れ込んだユリンが膝の上に座ってドキドキのフリット。ユリンが近いですw
というわけで、残念ながらフリットの初恋はユリンがゲットした感じとなって、エミリーとの三角関係がキュンキュンになって参りました。
逆にこういう王道展開なだけに、結末がなんとなく読めているので、すでになんか切ないです。

一方、住民を見捨てようとするショボキャラのディーヴァ艦長は、グルーデックが力づくで排除します。
これが罪を背負うグルーデック艦長の男の哀愁なのか否か。

司令官も命を賭して住民を守る選択をします。
やたらと熱い古き良き男のドラマが描かれる本作です。
二人の女と恋をして、罪を背負って、皆のために犠牲になる男の物語。これが古き良き日野晃博脚本ですw

ディーヴァに乗ったミライ・ヤシマキャラのミレースさんの腰つきがエロスです。

そして、艦長データを改ざんしてディーヴァ艦長となったグルーデックが、ついにディーヴァを発艦させます。
かなり強引な手法をとるグルーデックですが、この人がどんな人なのかが気になります。

一方、ユリンはファーストガンダムのラストを思わせる出口が分かるニュータイプ能力を披露。
明らかにユリンはララァ・スンを狙っています。
ところどころにファーストを匂わせる本作です。それが日野晃博脚本w

そして、本作の目玉の「AGEシステム」がここで披露となります。
生物の進化をヒントにフリットが作り上げた戦闘データを元に即興で武器を創り上げる夢のシステムが「AGEシステム」。
その発想はなかったw

エミリーも「すごいっ!」と脱帽。確かにすごいとしか言いようがないです。
武器名「ドッズライフル」もエミリーの祖父が即興で命名です。
ココらへんはちょっとイナズマイレブンの悪ノリかも。

その「ドッズライフル」を空中換装したガンダムAGEが見事にUEを撃破!
ビームライフルシーンはさすがのかっこ良さです。

エミリー達は大喜び。グルーデックも貫禄のやり遂げた表情です。

しかし、勝利の余韻に浸る暇もなく新型のUEが登場。
「今度のはさっきのとは、違う!」と煽り気味のユリンのニュータイプ予想で次回に続きます。
ということで、そういう大げさな演出も逆に面白かったり、ファーストガンダムを匂わすところやベタな王道ストーリーも十分に楽しめる内容になっていて、なかなか良さげな本作かと思われます。個人的には「00」よりこっちの方が好きなガンダムです。

©創通・サンライズ・毎日放送

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