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「機動戦士ガンダムAGE」 第3話 「ゆがむコロニー」

「機動戦士ガンダムAGE」第3話。
今回は、本作の試金石となる3話構成のコロニー脱出編の完結エピソード。
気になるそのストーリーは、ぶっちゃけやりすぎの狙いすぎの大げさ展開で、嘘が多いながらも楽しめていた2話までのお話のテンションを少し落としてしまうような感じだったかと思われます。2話までの日野晃博脚本の方が味があってよかったかも。
絵的には、流石のサンライズのガンダム作品ということだけあって、コロニーなどの美術やガンダム描写がめちゃカッコイイことになっています。また、気になるエミリーとユリンのラブコメも気になる展開となっていて、まだまだ見所はたくさん残っている本作かと思われます。

お話は、前回の謎の新型UEが現われた続きからスタート。
その新型はディーヴァを襲いかけてコロニーの方に行っちゃいました。
そんな謎の行動をする敵UEが一体何者なのかが今後の見どころとなりそうです。

一方、コロニーの人達は避難活動を急ぎます。
あら、クマを抱いた可愛い少女も避難です。
流石のガンダムということだけあって、コロニーなど美術がいい感じです。

あっ、ラーガンが登場w
本来ガンダムパイロットとなるはずの彼は、怪我をしてディーヴァで油を売っています。

そのガンダムAGE-1に乘る主人公のフリットは、ニュータイプのユリンとラブラブバトル中。

ユリンの力を借りたフリットは、「そこっ!」とアムロばりのニュータイプぶりで紫UEを撃破です。
はじめて乗ってニュータイプバトルとか、ちょっと飛ばしすぎじゃありません?w
そんなフリットを言葉少なに見つめる山田ことユリンが謎キャラです。
別れが寂しくなるには、もうちょっと山田の人となりがわかる情報が欲しかった今回です。

正妻エミリーは、フリットの無事を祈るばかりです。
やっぱり今回も一番の見所はエミリーVSユリンのライバル対決です。

今回やりすぎに感じたのが、司令官のコロニー救出話です。
普通にコロニーを切り離してかっこ良く死ねばよかったのに、UEの攻撃に合って一人活躍しまくる司令の姿が逆にギャグになってしまっています。
それにしてもコロニー切り離しの司令を狙うUEが非人道的すぎてちょっと引きます。敵は人間ではないということ?

ここで狙ったかのようにフリットとの死亡前の思い出ドラマが登場。
親を亡くして拾ってくれた恩人との涙の別れ展開があざとすぎます。このシナリオにはやっちゃった感がある今回です。あちゃー。

そして、UEとのガンダムのバトルは、「コロニーのみんなには、もう絶対に手は出させない!」と気合いのフリットのセリフでUEが帰っちゃいました。想いが通じるのか謎のだらけの敵のUEです。これでいいのか?

残すは、取り出すだけとなったコロニーコアですがシャフトが引っかかってしまってさあ大変。
そこに再び現われたのが司令官だったわけで…見事に特攻を決めてコロニーの人達を救った司令官でした。
脱出出来ないとか前回渋いことを言っていたのに、めちゃくちゃ脱出して活躍しまくる司令官です。
救世主ガンダムではなく、救世主司令官w

気合の入ったミレースさんやねじれて崩壊するコロニー描写が、絵的にはすごくかっこ良くて熱いシーンとなっています。
流石ガンダム!

クマの少女もその光景に涙です。
なかなかのいい演技をする少女です。

そして、ユリンとはここでお別れです。
結局、会話も殆ど無く、どういう子なのかはまったくの分からずじまいのユリンでした。
恋して別れるという良い展開ですが、なにか気になる女の子になる情報を与えてほしかったところ。

気になるエミリーとの修羅場展開はギリギリで回避です。
そんなわけで、エミリーとユリンの恋話展開は面白いことになっている本作です。2代目主人公を産むのはどっち?w

最後に、戦艦ディーヴァ内にて謎の犬耳キャラが目覚めます。
次回からはこの小野大輔キャラのウルフが絡んで来る展開となるようです。
というわけで、序盤の3話で新造戦艦ディーヴァが宇宙へ旅立つところまでが描かれた本作です。
おそらく1クールで描かれると思われるフリットの物語がどのように展開されるのか今後に期待したいところです。

©創通・サンライズ・毎日放送

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