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「Aチャンネル」 第1話 「好き An April day」

女子高生仲良し四人組の日常系四コマ漫画原作「Aチャンネル」。
そんな「けいおん!」に似た要素もある作品を「ストライクウィッチーズ」1期のスタッフが立ち上げたタジオのStudio五組が手がけるということで注目されていた本作でしたが、立ち上がりの第1話をちょっとやっちゃいました。
どうやっちゃったというと、4人の仲良し関係をフィーチャーしてトオルの心情を掘り下げ、歌もいれたりと全力でぬる~いフィルムにしてしまったことです。こういうのは最終回とか中盤の山場でやれば感動するエピソードに化ける可能性のある内容だと思われ、キャラも分からないうちに1話でやっちゃったのは…残念です。
しかし、見ごたえある映像クオリティーや4人のキャラの潜在能力は十分にあると思われ、第2話以降の通常運転で巻き返しをはかってもらいたいところです。

ちなみに私、珍しく事前に原作を勉強した原作厨になっておりますので、初めくらいはうるさく突っ込んでいきたいと思います。
はじまりは原作と違ってバット少女トオルをアピールしたかったのか、いきなり4人が登場する学校のシーンからスタート。
大事な初めでトオル、ユー子の奇形気味の作画も気になったのですが、このバットシーンにもトオルのキャラを立てるほどの魅力もないように思い、最初にこのシーンを選んだのも微妙です。普通に4人が初対面のユリ疑惑スタートをやってほしかったです。

そして、OP。
OPの作画がいいっす。これならブッヒブヒになれるっす。

OP後は中学時代のトオルが回想でスタート。
靴を直したりといい子な感じのトオルです。絶対このシーンから始めるべき!
バットの子になるギャップも使えたのに…

そして、4人の衝撃のユリ邂逅シーンが登場。
あら、いい作画。

いとしのるんちゃんを襲うエロナイスボディのユー子に嫉妬で暴れるトオルですが、凶暴さがぬるすぎます。
期待された肝心のエッチな描写の控えめにしてしまったわけで…
けいおんを踏襲しよとしてエロを自粛せざる負えなかった感があり、トオルの凶暴さとユー子のエロキャラのキャラ立てシーンが崩壊。
やっちゃいました。2話以降がこのぬる路線でいってしまうのか変えるのかが今後の分水嶺となりそうです。

そして、日常がスタート。
1年のトオルの担任は茅原実里先生。クラスでは真面目ないい子なトオルですが、隣の子のポテンシャルが高そうでなんかいい感じですw

しかし、昼休みになるとるんの元へ一目散。愛がちょっと重すぎるトオルです。
そんなトオルに揉まれるユー子のキャラポテンシャルが計り知れないです。もっとエロを!w

咲といえば田中宏紀作画と言うことで、トオルの廊下のシーンが田中宏紀さんっぽくて繋がりを感じます。
一方、トオルのいとしの人・るんは第1話ではキャラとしてのポテンシャルは未知数な感じでした。

このレビュー時点でもう軽く3回くらい観てるので、つまんない飴玉シーンでもそれぞれのキャラのリアクションに考察が入ってブヒれるくらい達観してきております。
何気に飴玉を食らってるユー子さんが素敵。

そして、4人のぬるさがクライマックスをむかえる第1話最大の見せ場の放課後シーンが登場。
メランコリートオルを皆でいたわっております。

みんなが満面の笑みとなって、なんか4人の歌が始まっちゃいました。
なにこれw

非常に生ぬるいシーンとなっているのですが、4人の始まりの物語となっている映像は本当に素晴らしいことになっています。
ここではナギがいい感じ。
というわけで、Aチャンネルが幕開けです。てか、この映像をOPにしてもよかったのでは?

最後もトオルのバットオチで締めくくられました。
どんだけバットがすきやねんw

そして、もっかいぬるい感じの4人歌のEDが流れて終了。
どんだけ、ぬるいシーンをかぶせんねん!
めちゃ気合いの入っているEDもちょっとお腹いっぱいです。
というわけで、気合いの入りまくった第1話でしたが、狙いすぎて空回りも感じられた今回。
次回以降、このぬる路線がデフォルトとなるのか、ネタ重視の通常運転なるものがあるのか注目したいところです。
まだいけるはず!

©黒田bb・芳文社/ Aチャンネル委員会・MBS

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