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「青の祓魔師（エクソシスト）」 第3話 「兄と弟」
「青の祓魔師（エクソシスト）」第3話。
前回のサタン降臨事件で本格的に物語が始まった本作ですが、今回からはその事件で祓魔師になることを決めた燐の学園モノアニメがスタートするお話になりました。
そんな今回ですが、第1,2話ではうまいこと隠されていた大きなギミックがあったわけで…それは弟・雪男の父さんとのもうひとつの親子話でした。それが明かされることにより、素でビックリの思いも寄らぬ形の兄と弟の祓魔師学園モノアニメが幕を開けたました。
原作をまったく知らずに観ていますが、燐の新たな世界や学校に飛び込んでいくハリポタ展開が感情移入できるように上手いこと作られている今回でした。
前回までは、ただの優等生キャラとしてしか描かれていなかった燐の双子の弟・雪男。
今回ついにその物語にどうからんでくるのか気になっていた雪男のキャラのベールが脱がされます。
先にばらすと、雪男はモノごころ付く前から兄・燐のせいで悪魔が見える人間だったわけで、すでに父と共に祓魔師への道を歩んでいた雪男です。
なんというサプライズ。上手いこと隠されていて、全然分かりませんでしたｗ
一方、祓魔師になることを決めた燐は、なぜか弟と同じ正十字学園に通うことになります。
なぜ？と燐と同じように困惑する展開ですが、ネタが明かされると納得の展開ですｗ
弟よ、お前も祓魔師関係の人だったのかよ！
何も知らない燐は、雪男が医者になる夢を守るため、悪魔である自分のことはナイショで頑張る決意をしています。
とんだピエロですｗ
正十字学園に到着した燐は、田舎者キャラ丸出しで残念な子になっています。
しかし、燐の祓魔師としてのメインの学び舎は、そっちじゃなくて塾と呼ばれる祓魔師養成の特別クラスでした。
そこにいた塾生達ですが、今回は顔見せ程度の登場でまだよく分からない人達でした。
意外とキャラ薄めな人達ばっかのような気もするのですが、どうなるのでしょう。
今回のデキ自体が、前回より落ち気味なので、キャラにオーラがない原因なのかも。次回以降に期待です。
ここで、素でビックリしてしまった雪男が悪魔薬学の講師として登場します。
13歳の史上最年少で祓魔師の称号を得ていたという雪男。コノヤロー、完全に隠しておりやがっていましたｗ
話は変わりますが、悪魔薬学とか、いろいろとハリポタ臭のする本作です。
そして、ここからはお互いの本音がぶつかりあう、兄弟ケンカ展開に突入。
兄と弟のドラマがようやく始まった感じです。
やっぱりこういう兄弟ドラマが炸裂するタイプの作品でした。
結局、ぶつかりあった二人でしたが、父さんへの想いと大切な人を守るため強くなりたいという祓魔師になる動機は一緒だということをお互い確認しあうのでした。あら、ぐちょぐちょｗ
さらに、二人きりの寮で、同室で雪男に監視されることとなった燐。
初回の別々の道に行くというお話はいったいなんだったのかと言いたくなるほどの近すぎる二人の学園モノ物語が始まっちゃいました。
そんな兄と弟の学園モノが始まるまでのここまでのサプライズ展開がお見事だった本作です。
次回は、ようやくヒロイン的存在の花澤香菜キャラが登場となるようで、男子向けや学園モノとしてどういう作品になるのかの真価が問われるのは次回からかもしれません。
©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会・MBS
