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「花咲くいろは」 第8話 「走り出す」

「花咲くいろは」第8話。
今回は、旅館にピンチが訪れ、緒花が走り出す本編ストーリー回。
前回の巴さんエピソードでひと通り喜翆荘の従業員紹介が終わったということで、早速緒花の青春成長エピソードが始まってまいりました。女将さんが倒れ、旅館は大忙しで、さらに孝一君まで登場するというドラマチックな展開を見せる今回ですが、少しドラマを盛り上げるために脚本が強引な印象を受けたところもあった今回かと思います。

始まりは、スーツ姿でバイクで出かけるトオルの意味深なシーンから。
結果的には、結婚式に参加していただけのトオルでした。なんじゃいそらw
最後に緒花がそのヒーローのトオルをむかえに行くというドラマチックな展開のフラグでしょうが、なんかやり過ぎです。

一方、緒花は戸松ちゃんの旅館で、雑誌のお忍び記者が喜翆荘にも来るかも知れない情報をゲット。
そこで登場の戸松遥キャラの結名(ゆいな)が、電波すぎていまだにキャラがつかめませんw
この子どうなるの?

後に、緊張キャラが判明の板さんに、仕込み中のホビロン。
緒花活躍劇のしこみがなされております。

旅館再興に燃える若旦那と前回はじけた巴さんも登場。
ここで、予約の電話が殺到して今回のお話がついに動き出します。

そして、お客増で買出しのみんちと緒花が、トオルを巡ってまたややこしいことになっています。
鈍感緒花と、トオル、孝一、みんちの四角関係が、なんか嵐の予感を見せてくる今回ですがどうなるのやら。

ここで、まさかの女将さんが倒れるという大事が起こります。
なんか、持病ということらしいですが、このシナリオのために倒れたみたいで、ちょっとアレな気も…
そして、緒花と行った病院で帳簿のことをほのめかす女将さん。緒花の覚醒にヒントを出す女将さん。
なんか、ドラマチックのしこみの臭いがしますw

帰りのタクシーで孝ちゃんから電話があって、さあ、ややこしくなってまいります。
孝ちゃんは、昔の弱い緒花の象徴なのか、孝ちゃんを振りきって立ち上がる緒花が描かれてる感があった今回です。

ちょっとツッコミたいのが、客に扮装してお客のチェックをする次郎丸。
別にそんな小芝居しなくても、ロビーとかで見れるじゃんw
それにしても女性客二人組が美人さんです。はたしてこの人達が記者なのかいなか。

そして、6話以来のコンサルタントの嵩子(たかこ)さんが登場して旅館をかき乱します。
今回の脚本は、その6話の浦畑達彦さん担当で、お話的には6話と繋がっていると言えばよく繋がっている今回です。
そんでもってお話は、嵩子さんにプレッシャーをかけられた板長が無能キャラに変身。そんなバカなw
ということで、料理を揃えるにはトオルが必要となります。そんなバカな?
リアリティある旅館ドラマなのか、コメディ色ある作品なのか作風がブレているような気もしないでもない本作です。

そんな中、緒花が女将さんの帳面から、接客とはなにかを受け継ぎ動き出します。
そして、なこちも助っ人に登場!盛り上がりますw

携帯の繋がらないトオルを直接むかえに行く選択をした緒花さん。
孝ちゃんからの着信もここはスルーで、トオルへ一直線の緒花です。

そんな緒花の「走り出す」描写が良かった今回です。
まあ、今回はこれをやりたかったがためのドラマチック脚本だったわけですが。

そして、孝ちゃんが大地に降り立ち、緒花もトオルへのドアを開こうとしているところで次回に続きます。
あら、なんか旅館だけでなく、恋愛模様にもなにかありそうな雰囲気を醸しだして引っ張る形となってしまいました。
次回の解決編?が、どのようになるのか非常に気になります。はたして孝ちゃんと緒花は接触するのかいなか。

©花いろ旅館組合

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