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「花咲くいろは」 第10話 「微熱」

「花咲くいろは」第10話。
第10話は、待望の本作と同じピーエーワークス制作アニメ「true tears」監督の西村ジュンジ脚本回。
というわけで、今回は時系列を少しいじってみたり、メタ的表現があったりと少しTT臭もする演出レベル高めの質アニメな今回でした。
お話の方は、微熱を出した緒花が喜翆荘の一員でありたいと夢朧に強く思うお話で、そんな緒花に対する喜翆荘の人達が描かれて、さらに土地神的な人が登場するシーンでは孝ちゃんとの別れ的なものが匂わされるなど見どころたっぷりの内容でした。
そして、微熱を出したアンニュイ緒花が魅力たっぷりでお見事なヒロインアニメな今回だったように思います。

今回は、渡り廊下でコウモリ退治をしている時に倒れる緒花のシーンからスタート。
ところで今回は本編中に多々回想シーンが入ったりして、時系列が不思議なつながり方をしている内容なのですが、よく観てみると思った以上に時系列をいじっていることに気付いたような気がします。
深くは検証していませんが、緒花さんは2日に渡って寝こんでいると考えるのが妥当なようで、このシーンは前日倒れた緒花が再び早起きしてコウモリ退治をしているシーンじゃないかと推察してます。頼まれた仕事を一人でもやろうとする緒花さんが熱いです。

そして、倒れた緒花さんが運ばれている寝ているシーンですが、これは前日にはじめて倒れたあとかと思われ…
ホビロンことみんちは、コウモリ退治のため早起きして頑張っているのを知っているので罪悪感が少しあるみたいです。
なこちがテレビをつけてあげるところもなんかいいです。

その流れで、トオルに心配される緒花に嫉妬展開のホビロンですが、ここは焼き魚の話から推察すると2日目のお話かと思われ…
シーンの前後で日にちが飛びまくっているんじゃないのこれw
あくまで個人的な推察なので、個々で検証をお願いします。

このコンサルタントの嵩子さんが登場するところは2日目の朝のようです。

そして、眠っている緒花が前日のことを思い出す感じで1日目の回想シーンがスタート。
早起きしたあと、微熱気味の緒花がお仕事をしている姿が描かれます。ここで後半出てくるお客と接していると思われる緒花です。
ホビロンははじめての魚焼きに挑戦する姿が描かれています。
その後渡り廊下で緒花が倒れるという感じなのでは?緒花さん2回倒れてますよね?

目覚めると、2日目の喜翆荘のみなさんのお見舞いなお話が展開します。
次郎丸さんもエロ小説で元気付けです。

その後は、朝に言っていたとおりにおかゆを作ってトオルさんが看病に来ます。
おかゆといちごを食べるアンニュイな緒花がエロエロですw

ドキドキのトオルさんがおでこで体温をチェック。
ここのいちご緒花さんが最高です。

また、働こうとする緒花ですが、なこちに叱られ強制パジャマ。
プリンを作って来ているなこちが2日目であることを匂わせます。
テレビもちゃんと付けてく大家族キャラのなこちがいいです。

また、ベッドから降りた緒花ですが、今度は女将さんが戻します。
ここの緒花がエロスです。

日がくれて、地元の神社の不思議な夢を見る中、緒花が孝ちゃんに送ろうとするメールはこの土地と喜翆荘が好きという内容。
孝ちゃんとの別れが近いです?

一方、ホビロンは緒花が倒れたときのことを思い出し…責任を感じています。
なにげに、シャケ描写がパネーです。

ついに恋敵の緒花のお見舞いに来たホビロンです。
ひとまず妄想でらくがきの仕返しをしたホビロンw

その後は、喜翆荘での自分の存在意義にヘコタレかけの緒花を元気づけるホビロンです。
憎き恋敵だけど仲間でもある緒花を励ますホビロンが切なくて熱いです。
緒花がいい顔してますw

なこちも参戦して、なんとか熱血緒花を喜翆荘の一員だと説得して寝かしつけました。
その他の人達も緒花のことを気にかけているようで・・・思っている以上に喜翆荘の一員になっている緒花さんのいいお話でした。

最後に、深層心理なメタ的世界で孝ちゃんに涙のお別れ宣言をする緒花さんのシーンが登場。
「ここが好き、喜翆荘が好き、喜翆荘のみんなが好き」と緒花さん。
「そう」と消えてしまった孝ちゃんですが、もしやこれが孝ちゃんとの別々の道ENDシーンということなのでしょうか。オサレ演出です。
というわけで、緒花の微熱展開を通して、緒花の喜翆荘愛と孝ちゃんからの旅立ちが描かれた質アニメ臭がする今回。今後も、見ごたえがあるこの路線で行ってもらいたいところです。時系列検証は間違ってたらごめんなさいです。

©花いろ旅館組合

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