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「TIGER&BUNNY」 第4話 「Fear is often greater than the danger.(案ずるより産むが易し)」

アメコミ風キャラクターが企業のロゴを背負って戦うヒーロ-アクションアニメ「TIGER&BUNNY」。
企業ロゴの企画の目新しさと昨今のアニメに逆行するようなおっさん臭い王道人間ドラマが逆に新鮮さを醸しだして、事前の期待を越えて人気を博している本作。ということで今回から便乗レビュー開始です。
第4話は、超多忙女子高生ヒーローのブルーローズ回。
お話は、ブルーローズの裏側の顔である女子高生の私生活が明かされ、彼女がヒーローとはなんぞやと葛藤するものでしたが、いつも通りのおっさん臭いドラマで虎徹やお父さんに説教されてヒーローの自覚が生まれる良いお話でした。
というわけで、女子高生回といえどもおっさん臭い女子高生話だったわけで、キャラデザや作画的にも萌え回ではなかった今回です。

ヒーローの中ではお色気担当でカッコイイキャラのブルーローズですが、その本体である女子高生カリーナが早速登場。
その正体は、歌手デビューのためにあまり乗り気ではなくヒーローをやっている女子高生でした。
キャラデザ的にもブルーローズの時の方が絵になっていて、本体がなんかやる気がなくてちょっとショックですw

そんな今回は、寡黙で遠めにカリーナを見守ってる父が、最後にいい事を言って活躍します。
めっちゃ、おっさん臭い話ですw
すみません。毎回こんな感じにツッコミながら本作を観ています。ついつい作りが古くて…

もう一個ツッコむと、今回は作画がちょっとアレでした。まさかここまでの注目作になるとは自覚していなかったのか、デキ的にはお休み回でした。
甲斐田裕子演じるプロデューサーもなんか、前回と違ってダメなアメコミキャラになってしまっております。
それと、ここのバーナビーの首がなんかヤバくね?w

そうして、やる気がないのが影響してミスをしてしまうブルーローズに虎徹のおっさんが「ヒーローとは」と説教します。
今回は、この虎徹のおっさんの暑苦しさが彼女に伝わるというお話。

一方、バーナビーもヒーロー感には虎徹と似たようなものを持っているようでした。

ブルーローズを放っておけない虎徹のおっさんが彼女におせっかいを続けます。
そして、それが通じたようで・・・
虎徹のおっさんの作画は妙にいいです。

そして、お父さんからヒーローを半端な気持ちでやるのはいけないと重いお言葉をもらいます。
あら、お父さん。

そして、一人逃げ遅れがでた火災事件が発生。
これも言ってはアレですが、毎回事件がなけりゃヒーローの活躍の場もないですよね。ついつい気になります。

そして、事件には向かわずもうひとつの仕事の方に行ったブルーローズですが、ヒーローを馬鹿にする飲んだくれに怒りを覚え、ついに立ち上がります。なんという、テンプレ客w
あと、ピアノの鍵盤がおかしいよ。

一方、ヒーロー達はブルーローズにお手本を見せるように、危険をかえりみす人命救助に活躍をみせます。
スカイハイさんが見事に負傷者を運んでいきました。

最後に、ヒーローとはなんたるものかを自覚したブルーローズがみんなを助けてバッチリ決めポーズで終了。
そんな女子高生のヒーロー自覚回な今回。
今時っぽい、女子高生が虎徹のおっさんとお父さんの話を聞いて改心みたいなおっさんシナリオです。
もちろんドラマは面白いのですが、もはや誰もやらないような臭い演出やシナリオのB級感が個人的には評価しきれない本作でもあります。B級作品として良作なのですが、至高の作品まで行くのか?という感じでしょうか。

©SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS

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