ホーム2011第3クール(夏)「輪るピングドラム」>第3話 「そして華麗に私を食べて…」

「輪るピングドラム」 第3話 「そして華麗に私を食べて…」

「輪るピングドラム」第3話。
今回は、前回衝撃のキャラが判明した荻野目苹果(りんご)のカレーの日エピソード。
そんな気になる荻野目苹果さんのカレーの日が描かれ、その衝撃のキャラとは裏腹の愛すべきキャラクターに楽しませてくれる今回でした。その他、徐々に進む生存戦略や陽毬が絡んでくる展開やペンギンの笑いもいい感じで、今回も目が離せない面白い内容になっていたかと思われます。

始まりは、前回ストーカーであることが判明した苹果さんの自室のシーンからスタート。
大切な人(家族)と食べるカレーの日を大切に育ってきた苹果が本当に求める愛はなんなのかを考えさせられる今回です。
それは、多蕗先生の愛なのか、それとも…

そして、忙しいお母さんと毎月20日のカレーの日を一緒に過ごせないすれ違いの朝食シーンが続きます。
あら、お父さんはどうしたのかしら?
歪んだ愛情を持ってしまった苹果さんの運命とピングドラムの今後の展開がめちゃ気になります。

一方、高倉家では、前触れもなく「生存戦略ー!」といつものが開始です。もはやお約束となってきました。
しかし、今回のペンギン帽子の人は、牛コスプレをするおちゃめなところもみせてくれました。
結構ゆるい人みたいですw

コスプレをして陽毬の嫌いな牛乳を飲んでも別人だと信じない二人に、再び陽毬を死なせちゃった帽子の人。
ということで、二人を信じさせることだけに使われた今朝の戦略会議でした。
今後、この戦略会議で徐々に帽子の人の謎が暴かれていくことになるのでしょうか。

陽毬が目の前死んだとなってはピングドラムを探さなくてはいけないということで…
早速、荻野目苹果宅の捜索を始める冠葉と晶馬です。
ちなみに、今回のペンギン1号、2号はほんとに役に立たずにボケてばっかりでしたw

梅干トラップにかかる2号と強力ねずみ捕りにかかる1号です。
ボケがしつこいw

そんな中、苹果さんが帰宅して愛する人への愛情カレーを作り始めます。
ストーカーとか怖いことをしていなければ、めちゃかわいい乙女な苹果さんです。

しかし、その行動原理は日記の運命に操られていた苹果さんです。
ピングドラムや運命とはどういうものなのか。

そして、運命に導かれて多蕗先生と結ばれる展開へといくと思いきや、これは乙女の妄想でしたw
ここからは、ほんとに日記に従ったらうまくいくのと疑いたくなるような残忍な展開になっていく苹果です。

まずは、中から出てきたのが明らかに先生の彼女な女の人。
ベタな少女漫画風ショックを見せてくれる苹果さんです。ストーカーなのに知らなかったのかよw

その彼女さんがカレーを作って先生との思い出のカレー日を一緒に過ごそうとしていたから、さあ大変w
ちなみに、この彼女さんは前回雑誌で少し登場していた、能登麻美子キャラの時籠ゆりさんです。

なんとか運命を実行すべくカレーだけは取り替え、ファビュラスマックスに逃げ出した苹果さん。あちゃーw
その帰りに泥棒猫があらわれ、「この泥棒猫ー!!」と本音を叫んじゃいますw
あら、この残念な展開に苹果の好感度がうなぎのぼりなんですけど。

そこに運命の出会いをすべく、デコが光りすぎの陽毬と3号が登場。
陽毬、かわいすぎw

そして、泥棒猫が3号に突撃してきて3号が輪りまくる例のCMシーンがついに登場!
その惨劇の結果がなんとカレーまみれの苹果さんだったわけで…これが運命の出会いってやつですか?w
ストーカー苹果の激動のカレーの日が笑わしてくれます。

というわけで、陽毬の大切なお友達となった苹果と高倉家の家族がカレーを食べる奇跡のカレーの日の展開となりました。

そして、ようやく1号のネズミ捕りも外れます。
まだやってたのかw

しかし、苹果さんは日記に書かれている運命があたしの生まれてきた理由と、冠葉らにそのことを話してることも気づかないくらい猪突猛進が続くみたいです。そんな「家族」という言葉を避ける苹果さんの運命の物語がますます気になる終わり方でした。
というわけで、ストーカー苹果の愛すべきキャラクターが描かれた今回。ますます面白くなってきている本作かと思われます。

©イクニチャウダー/ピングループ

「輪るピングドラム」 レビュートップへ


inserted by FC2 system