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「輪るピングドラム」 第11話 「ようやく君は気がついたのさ」

「輪るピングドラム」第11話。
今回は、サブタイトルの通り、ようやく荻野目苹果と多蕗先生との運命話が一段落するお話です。
ストーカー発覚からこの第11話まで大分長いこと引っ張ってきた感のある荻野目苹果の姉に成りきったプロジェクトM作戦でしたが、最後は苹果自身の乙女心が描かれる王道展開での完結となりました。演出作画とも良い感でようやく荻野目苹果の本音を見せてくれた今回です。
そして、もう一人のストーカー夏芽真砂子と秘密を隠している冠葉や、16年前の苹果の姉・桃果の死の事件のお話も動き出してきて大分波を取り戻して来て面白くなってきている感のある本作です。

今回は、前回宣戦布告を受けた夏芽真砂子の自宅に冠葉と1号が日記を取り戻しに来たというところからスタート。
1号の臨戦態勢もバッチリですw

しかし、ストーカー女とストーカーペンギンは、相手の気持ちは関係なく恋は運命の狩りだと言って相手を狙います。
1号はまたもや襲われてますw
どうやら夏芽真砂子の恋は冠葉が昔、彼女に言った言葉から始まっているようですが果たして二人の過去になにが?

そして、夏芽真砂子は冠葉があのお金を貰っている危険な組織に足を踏み入れていることも知っているようで、それを交渉の道具にも使います。夏芽真砂子が使うパチンコ銃やその謎の組織のお話も今後気になるところです。

さらに、ペンギン帽の夏芽マリオも登場して、夏芽真砂子が冠葉と同じくマリオの命を救うために日記を手に入れようとしていることも明かされます。
陽毬の命か、マリオの命かの日記争奪バトルも始まりました。

一方、日記のもう半年の所有者の苹果さんは、晶馬への恋ゴゴロがバレバレ気味の電車内ラブコメを展開中。
暴力に走ったり、しょんぼりしてみたりとお忙しい苹果さんです。

そして、晶馬に見放された荻野目苹果のプロジェクトM作戦が再開。
また、あのカエルでの惚れ薬作戦ですw
しつこい感じですが最後ですので見守りましょう。

でも、今回は惚れ薬が成功して多蕗先生が苹果ちゃんのメロメロに!
この王子&お姫様演出もついに苹果さんが望む展開になりますw

そして、待望のプロジェクトM作戦達成が近づいたのですが、その時苹果さんの目から涙が…
やはり乙女キャラの苹果さんには似合わないプロジェクトだったわけで…

ついに多蕗先生を拒否る苹果さんです。
それにしても、多蕗先生が超イケメンのかっこいい演出&作画シーンです。

苹果さんが気になる晶馬は、カレー仕込のロールキャベツを作ってます。
晶馬の運命の人は苹果なのか、陽毬の運命の人は誰なのか。

そこに大人の余裕の時籠ゆりが登場して、苹果が晶馬のことを好きなのを教えて上げます。
そして、ようやく自分の気持ちに気付いた感のある苹果さん。
ゆりさん共々、ここまで来るのに引っ張りすぎで結構長かったですw

そして、迎えに来た晶馬にあんたのせいでプロジェクトがダメになったと愛の暴力に走る苹果がめちゃキュート。
感動のいいシーンです。

ちなみに、ぶちまけてしまったロールキャベツはペンギン達が回収。
しつこかった2号の電子レンジ温めネタに不覚にもここでウケてしまいましたw

最後に生存戦略シーンが登場。今回はバンクシーンはカットです。
ここで、16年前のある事件で姉・桃果が亡くなり、その日に生まれ変わりとして自分が誕生したと告白する苹果さんです。

ちなみに、2号が腹で温めたロールキャベツは、3号に拒否られておりましたw

なんとしても姉の願いを叶えたかったと言う苹果に、晶馬が衝撃の告白。
その桃果が亡くなった事件の日に晶馬と冠葉の双子も生まれており、お姉さんが死んだのは僕たちのせいだという晶馬です。
二人の誕生が事件になにか関係か?
というわけで、運命の日記の持ち主・桃果の死にまつわる気になるお話が登場して「生存戦略しましょうか?」と次回に続きます。
電車で16年前、1995年の事件と言えば地下鉄サリン事件という事件が浮かび上がってきますが、果たしてその事件が本作の根源に関わってくるというお話なのかいなか。

©イクニチャウダー/ピングループ

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