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「日常」 第16話 「日常の67 ほか」

「日常」第16話。
第16話は、安心安定の花田十輝脚本、武本康弘演出神回。
お話の方もゆっこのエスプレッソネタにみおちゃんの公務執行妨害ネタなど本命エピソードを続々と投入した大爆笑回となっていました。そして、なりより素晴らしかったのが高校デビューを失敗したと思っているなのちゃんと見事に友達になってみせたゆっこと麻衣ちゃんの友達エピソード。第2クール目から始まったなのの高校デビュー話がここに感動の一区切りをみせてくれた今回でした。

今回は、なのが夢にまで見たはずのクラスメイトからの放課後の誘いから逃げてしまうシーンからスタート。
高校デビュー失敗から普通じゃない自分に自信を無くしてしまったなのちゃんがちょっと切ないシーンです。
前回のはかせにネジを取ってと迫るエピソードもここにちゃんと繋がっていたということでした。

そして、なのちゃんにもみおちゃんにもフラれたゆっこが大工グループのコーヒーショップへお試しで行くことになります。
そこで接客をしたのが、前に桜井先生の対応をした例の研修中あの人でした。今度の客はゆっことさらに厳しい相手です。
そのゆっこさんは、ワケもわからずエスプレッソを注文。

そんなエスプレッソのティーとか注文してくるゆっこに必死で対応するお姉さんの息も荒くなってきます。
そして、ついにゆっこが混乱必須の「ドッピオ」という単語を発するときがきました。
「ドッピオ?」と予想通りに崩壊するするゆっこです。なんてバカな子w

結局、お姉さんになんとか見つくろってもらってエスプレッソのホットのソロを注文することになったゆっこ。
ここでエスプレッソと初対面のゆっこがそのカップの小ささにショックです。せめて「ドッピオ」にしていればw

そして、その苦すぎる味に絶望のゆっこさん。
見事にエスプレッソの罠にハマったバカな子ゆっこが原作通りに素晴らしかったですw

続いては、笹原先輩ラブなみおちゃんの例の漫画エピソードです。
ニセ札事件でその漫画が入っているトートバッグを疑われたみおちゃんが…

漫画を隠すために挙動がおかしくなりいつもの千円札賄賂が発動するみおちゃんw

まさかのニセ札犯人の登場に号泣のゆっこです。

一方、賄賂を受け取らない警官はトートバッグを調べようとします。
「親戚のだからーー!」と相変わらずテンパると面白いことを言うみおちゃんが笑わしてくれます。
タイプは違いますが、ゆっことみおちゃんのアホな子展開が見事に発動の今回です。

ついにあの漫画と見られてしまったみおちゃんが警官を襲います。あちゃー、公務執行妨害w
すかさずすごい動きで飛び散った原稿を回収です。

またもや原稿を見られたゆっこにはお得意の大技が炸裂!

通りがかりのいつぞやのジェントルメンにも容赦ないみおちゃんw
ジェントルメンーー!

さらに、原稿を食べようとした笹原先輩のコジローにもお得意の技が炸裂!
というわけで、とんでもない惨劇を起こしてしまったみおちゃんでした。これは日常じゃなく事件ですw
そんな腐女子みおちゃんネタが相変わらず最高でした。

一方、なのが学校が終わるとそそくさと帰ってしまうのを気にする前回友達になろうと接触していたゆっこと麻衣ちゃんのシーンが入ります。ここで落ちてたネジで最後へのネタふりがばっちりです。

ここでついに大福フェアの中之条さんが、中之条君のオヤジであることが明かされます。
しかし、サプライズはそんなことではなく中之条さんもモヒカンだったこと衝撃の事実が判明w
15年目の真実ということは、息子はモヒカンが遺伝とは知らなかったみたいです。どんな遺伝w

そして、ついにゆっこがなのちゃんのために動きます。
なんとか研究所への侵入を防ごうとするテンパるなのちゃんがあっさりはかせに招きいれられるゆっこです。

今度は普通じゃない阪本さんを隠そうと必死のなのちゃん。
涙の訴えがかわいすぎますw

しかし、なのの努力も虚しくその機能満載なところをゆっこに見せまくるはかせです。
これもはかせの粋なはからいってやつですか?

そのはかせはゆっこと大の仲良しになります。
なにこの奇跡のコラボレーションw

結局、何をしに来たかもわからずに帰ろうとするゆっこがついに・・・
「なのちゃんはロボじゃないのは分かってる、なのちゃんはなのちゃんだし、それでいいんじゃない」とゆっこです。
あら、ゆっこ…やるじゃない(涙) それを言いに来たゆっこだったのでした。

そして、その言葉でまた来てねとゆっこを誘うことができるようになったなのちゃんです。
最後にもう一つ、麻衣ちゃんが置いていったネジがなのちゃんに何かを語りかけます。
このちっぽけなネジが、背中のネジ一つのちっぽけなことで無駄に悩んでいたことをなのちゃんに気付かせました。
何も語らすネジひとつだけを置いてなのちゃんの悩みを解決させた麻衣ちゃんがゆっことともに素敵すぎる今回です。

Cパートも阪本さんがゆっこにちょっと声をかけるオシャレな終わり方をみせてくれます。
これで一応、なのちゃんの高校デビュー物語の一区切りとなった感じでしょうか。ええ話でした。
一方、犯罪者のみおちゃんはどうなるのでしょうw

ラストのプラスネジのナレーションはTARAKOさんで、まあ、ちびまる子でしたw

©あらゐけいいち・角川書店/東雲研究所

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