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「夏目友人帳 肆」 第9話&第10話 「祀られた神様」

「夏目友人帳 肆」第9話&第10話。
第9話&第10話は、夏目と名取周一が一緒に祓い屋の仕事をする前後編エピソード。
相容れないところがありながらも強力な力を持つ夏目を助手にしたいと思っている名取周一と夏目が共に祓い屋仕事をすることで互いに少し距離が縮まるお話の今回です。
そんな本エピソードの主役的な役割をするのが名取周一の式の柊(ひいらぎ)なわけで、主人の名取と式以上の信頼関係を築きつつある柊の視点を通して名取周一が変わっていく姿も描かれます。豊月役で緑川光も登場!

お話は、表では俳優をやっているイケメン祓い屋の名取周一が祓い屋の仕事を依頼されるところからスタート。
依頼内容は、十年に一度月分祭で行われる豊月神と不月神の勝負で山を守るために不月神を勝たせないこと。
翌日に行われる月分祭で行方不明の豊月神を探しつつ、見つからなければ不月神を封印しなくてはいけないというムチャぶりな依頼を受ける名取周一です。祓い屋世界では便利に扱われている?

そして、月分祭が行われる三隅山にやってきた名取周一と名取の式達です。
護衛はいらないという名取を振りきって自らの判断で名取の護衛につく式の柊との関係が非常に興味深いシーンです。

そこに、月分祭で勝負をする不月神と豊月神が現れるわけですが、豊月神が夏目だったという素晴らしい出オチですw
ブタネコも一緒にいます。

というわけで、妖から依頼を受けていた夏目と名取周一の共同作戦がスタートとする今回です。

共同作戦では、名取周一の式の柊と夏目が一緒に奔走します。
名取周一に信頼を寄せ、ニャンコ先生のように名取を見守っているところもある柊と夏目のやり取りがいい感じの今回のエピソードです。

そして、後編では狩りの標的の獣を夏目と名取周一とニャンコ先生が力を合わせて封印します。

一緒にやり遂げた後の夏目と名取周一がちょっとグチョグチョしてる今回ですw

そして、審判のところへ駆けつけた夏目が獣を放ちます。
後編は作画も良くていい感じのシーンが満載となっています。

勝負が決しかけたところで不月神に人間であることがバレて大ピンチ展開になります。
神に祟られるのを顧みず夏目を守ろうとするニャンコ先生が熱いです。

ここでついに夏目が封印を解いて豊月神が登場。
中の人は緑川光!出番がここだけなのに豪華なキャスティングです。でも効いてます。
そんな豊月神でしたが人から祀られることがなくなったため封印から出る力も失っておられました。
そして、不月神と共に山を去るという少し切ない結末となった今回です。

その後は名取周一と一緒に神様達をお見送り。
名取周一と夏目回ということで、需要に答えてここでも少しグチョグチョしていますw

最後は、柊に名取周一の祓い屋としての名声が上がったことなどの後日談を聞きながら、考え方が違うからこそ補え合っていけることがあるかも知れないことに気付く夏目のシーンで締めくくられます。
そこに女子に囲まれながら「ごめんごめん、待ったかい?」とイケメン登場をする名取周一がこれまたお話を和らげてくれて、いい感じの締めくくりシーンとなっていました。今後の夏目と名取周一がどのような関係になっていくのかが非常に気になるお話の今回だったかと思います。

©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会

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