ホーム2012第1クール(冬)「偽物語(ニセモノガタリ)」>第10話 「つきひフェニックス 其ノ參」

「偽物語(ニセモノガタリ)」 第10話 「つきひフェニックス 其ノ參」

「偽物語」第10話。
第10話は、「偽物語」のタイトルの核心に触れる肝エピソード。
前回初登場の影縫余弦(かげぬいよづる)&斧乃木余接(おののきよつぎ)の正体が明かされるとともに、阿良々木暦とファイヤーシスターズの穏やかな日常が壊され、ニセモノだった月火ちゃんの正体が明かされる神回の今回です。
お話の流れも穏やかな月火ちゃんとの会話劇と忍とのドーナツネタから、貝木泥舟のサプライズ登場を経て一気に衝撃の謎が明かされるオシャレなものになっていて、演出も素晴らしい本作の最大の謎が明かされる物語に衝撃を受ける今回です。

お話は、ミスタードーナツに行くことを所望する忍野忍のシーンからスタート。
今回の忍野忍はドーナツ好きのロリっ子の可愛さと怪異の王キスショットとのギャップがよく効いている良いキャラクターになっていたかと思われます。

そして、今回ついにその正体が明かされる阿良々木月火ちゃんが登場。
和服好きのちょっとヒスなこの女の子がまさか偽の妹で怪異だなんて露とも思わせないシーンです。

そんな月火ちゃんですが、前回に続いて妹に手を出すド変態主人公に襲われてしまうわけで…

あ~れ~と帯をほどかれておっぱいを揉まれちゃいます。強姦事件ですw

さらに、嫌がる月火ちゃんのおっぱいを足でも揉んじゃった変態お兄さん。
一応、今回は月火ちゃんの傷が治る能力に変態お兄さんが気付くという理由がありましたが、確実に変態行為に我を忘れていた変態お兄さんです。というわけで、今回も素晴らしいサービスシーンが用意されていた本作です。
しかしながら、最後に火憐ちゃんと月火ちゃんにピュアな関係ながら彼氏がいるというショッキングな事実も明かされてしまいます。

そして、舞台は忍野忍とのミスタードーナツへ。
麦わら帽姿でドーナツに食い付く忍野忍がかわいすぎて困る場面ですw
今回は最重要エピソードということもあり、作画クオリティが「偽物語」の中でも最高レベルになっています。

そんな忍野忍から影縫余弦と斧乃木余接の正体に関する話が出てきたわけで…
ついに物語動き出します。

そこにまさかの貝木泥舟が再登場!阿良々木暦さんが見事にお茶を吹いてくれますw
貝木泥舟から影縫余弦が本物の陰陽師で斧乃木余接がその式神であることが明かされます。
そんなゴーストバスターの二人がなぜこの街にやってきたのかが気になる展開へ…
というわけで、今回も貝木泥舟が素晴らしいキャラクターを演じてくれておりました。

そして、物語は一気に動き出すわけで…
阿良々木暦と忍野忍が自宅に帰ってきたところに例のお二人がお客さんとして阿良々木家に訪れていました。
火憐ちゃんが言っていたように達人の雰囲気を醸し出す影縫余弦と怪異で式神の斧乃木余接がピンポンを連打しているわけで、ヤバすぎる展開です。ちなみに、今回も余接ちゃんは前回の怖い顔じゃなくていい感じです。

そんな影縫余弦達の標的が元吸血鬼で怪異の王の忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードではないことが分かり、緊張は高まります。忍野メメのことなど阿良々木暦より事情通の影縫余弦です。

そして、標的が月火ちゃんであるのが分かる間もなく、玄関に現れた月火ちゃんが斧乃木余接に瞬殺されてしまいます。
衝撃すぎるシーンです。斧乃木余接の冷酷さもパないです。

そんな目の前に起きた事件に間髪入れずぶち切れて吸血鬼化する暦お兄ちゃんのシーンがめちゃ熱いです。

しかし、そんな阿良々木暦をいとも簡単に押さえつける影縫余弦がそれ以上にヤバすぎる人です。
怒涛の展開です。

そして、ついに斧乃木余接の口から月火ちゃんがはなっから阿良々木暦の妹ではなく、人間であって人間でない世にも珍しい邪悪なるフェニックスだとキメ顔で明かされます。不死鳥だけに傷が回復していた月火ちゃん。

ここで忍野忍が間に入って影縫余弦達は敬意を払って一旦引くことになりました。
しかし、明日にまた来て今度は容赦はしないとのこと。
謎の初登場から一転、見事に本物のラスボスになってみせた影縫余弦が素晴らしいキャラクターを見せてくれた今回です。

というわけで、月火ちゃんが本物の妹ではないフェニックスである衝撃の事実が明かされて、さらに翌日には命のピンチという、どのように締めくくられるかも気になる大ピンチ展開で次回の最終回に続く本作です。
本作最大の謎が明かされる手に汗握る素晴らしい内容の今回でした。

エンドカードは、ブリキ絵が登場。

©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

「偽物語(ニセモノガタリ)」レビュートップへ


inserted by FC2 system