-「中二病でも恋がしたい！」の感想-

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「中二病でも恋がしたい！」　第1話　「邂逅の・・・邪王真眼」

「中二病でも恋がしたい！」第1話。
KAエスマ文庫という京都アニメーション自前のレーベルの同名ライトノベルをアニメ化した2012年秋の京アニ新作の本作。
そんなアニメ化目的で書かれた原作を京アニさんがアニメが最大限に生きるように改変してお贈りする、ほぼ京アニオリジナル作品と言っていいような本作となっています。アニメーション制作は、「CLANNAD」、「涼宮ハルヒの憂鬱」の石原立也監督の京アニ大本営スタッフが担当。
そんな本作第1話は、中二病患者・小鳥遊六花（たかなしりっか）と元中二病患者・富樫勇太の王道ラブコメな邂逅エピソード。
二人の偶然の運命の出会いから、お近づきになっていくまでを、愉快で楽しく、さらに中二病患者・小鳥遊六花の痛かわいさ満載でお贈りする、つかみは完璧な第1話だったかと思われます。さらに、まだ登場していないヒロインも数名いるようですし、今後の展開からも目が離せない本作です。

物語は、思春期の少年少女特有の病、中二病の説明からスタート。
そんな振り返りたくない過去を持つ元ダークフレイムマスターの本作主人公の富樫勇太が早速登場。中の人は福山潤。
中学時代に中二病患者だっためぼっちだったというナイスな設定を持つ主人公です。

そして、そんな富樫勇太の元に中二病天使の小鳥遊六花（りっか）が舞い降りて来て、二人が運命が邂逅を果たします。
本作も王道的に「氷菓」と同じく桜の季節の出会いの物語となっています。
掌の上に着地する小鳥遊六花がかわいすぎてたまらない描写となっていますｗ

ここで本邦初披露のOPが登場。
絵をちゃんと見ようとするとチカチカするんですけど、まあ2,3回見たら慣れましたｗ
そんなことよりもテンポよく描かれる中での丹生谷森夏（にぶたにしんか）がエロかわいすぎて困るOPとなっています。

今回未登場の気になるヒロインの二人も登場。
金髪の子は髪がどうなってんの。この人がなにかと気になりますｗ

動きまくる六花ちゃんも素晴らしいOPとなっています。

その他、気になる人満載のハイテンポな石原立也絵コンテOPでした。
（いかん、まだOPなのに画像30枚も使ってる）

本編は、高校デビューを前に妹ちゃんに自分がフツーかどうかを確かめる富樫勇太のシーンでスタート。
妹ちゃんの富樫樟葉（くずは）がこれまたナイスなキャラデザなキャラとなっています。設定はよく出来た子？
さらに、お母様ともう一人の妹ちゃんも登場。元ダークフレイムマスターの富樫勇太さんは良いご家庭で育ったようです。母子家庭？

そして、登校シーンで主人公・富樫勇太に運命のヒロインとの出会いが訪れます。
そんな王道ヒロインキャラの丹生谷森夏（にぶたにしんか）ですが、一応本作のヒロインは小鳥遊六花なわけで、逆に王道ヒロインを強調しているところになにか裏がありそうな第1話の丹生谷森夏（にぶたにしんか）さんでした。

そこに本作正ヒロインの小鳥遊六花が現れて、2度目の接触をする二人です。
そんな中、明らかにダークフレイムマスターを意識した六花が、中二パワーで電車のドアを開けてドヤ顔をしてきますｗｗ
見せつけるということは、完全に同類キャラとして認識されてしまっている勇太ですｗ
そんなこれぞ中二病という大技を披露するこのシーンが素晴らしすぎる今回です。

その後、なんとか学校に辿り着いた勇太が、中学時代に中二病ゆえにぼっちになってしまった過去を覆すためにフツーになることを誓っております。
それにしても勇太の中学時代も酷いことになっていますｗ

しかし、そこでついやってしまったダークフレイムマスターの勇太の真の姿をちゃんと見ていた六花ちゃんでした。
あちゃーｗ　完全に同士としてマークされてます。

そんなことになっているとは知らずに高校デビューを果たそうをしている富樫勇太。
イケメンの一色誠（CV.保志総一朗）とお友達になりつつ、クラスメイトに丹生谷森夏さんも発見。あら、バラ色の高校デビュー？

しかし、勇太の高校デビューを阻止すべく小鳥遊六花が「目がー、目がー」早速絡んできますｗ

その後、保健室に行った二人が中二病コントを繰り広げます。
なんかすでにいいコンビになっているんですけど、たまに素にもどる六花ちゃんがかわいすぎて困ります。
なにげに「勇太～」と呼び捨てにしてるところが、彼女の中での一方的な親密度が伺えます。
遮眼子で両目が見えなくなってる六花ちゃんが最高ですｗｗ

そして、小鳥遊六花の邪王真眼を見てしまった勇太は、もう戻れない同士となってしまいました。
ここで、もしかして本当の力があるのではと心が揺れる勇太にまだちょっと中二病が残っていて笑えますｗ

入学式では、丹生谷森夏（にぶたにしんか）さんが首席合格のできる子だったことが判明。

その後、一色誠君らと高校デビューの予定でしたが、ここでも小鳥遊六花が財布を無くしてしまいお世話をさせられることに。
そんなテンプレドジっ娘の小鳥遊六花のへこんでいる姿が愛おしすぎて困ります。なんなのこの子ｗ

帰りは、何事もなかったかのように元気を取り戻して新技を伝授してくれる小鳥遊六花さん。
ここでローラーシューズを履いていたことも判明。高校生なのにローラーシューズｗ

その後の六花さんの「アバラが2、3本といったところか」の中二病っぷりが最高ですｗ

家につくと六花の中二病荷物が大量に到着していました。
「管理局の妨害によって帰宅が遅れてしまった」という六花を残念そうな顔で見る妹ちゃんですｗ
なにげに、勇太も大量の中二病荷物を捨てようとしていたところと繋がって笑えます。

その後、荷物を大変そうに運ぶところや、おつかれでご飯にがっつくところなど、フツーな女の子の姿をみせる六花ちゃんのシーンもいい感じです。

そこに現れた新たなる戦士に興奮して、中二病元気も復活。
このちびっ子戦士も超かわええんですけどｗ

最後は、中二病を否定されて凹む六花に、中二病アイテムを捨てるのをやめるという勇太の思いやり展開で、ちょっと感動を誘いつつ終了となった第1話でした。そんなわけで、中二病という病に侵された二人の少年少女の出会いからお友達になるまでの王道ラブコメの導入展開を、小鳥遊六花の魅力とともに視聴者の心を掴む作りで見事に描かれた初回だったかと思われます。