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「エウレカセブンAO」 完結編 「夏への扉」

「エウレカセブンAO」完結編。
オリンピックの影響で放送出来なかった「エウレカセブンAO」第23話&第24話の完結編。
第22話ラストでレントンがついに登場するという、気になるところで止まっていた本作の続きと完結が描かれる今回です。
その内容は、今までの伏線を回収しているのかいないのかも検証するのもややこしい相変わらずの頭でっかちの時空を超えた謎SFと、思想メッセージが込められたラストだったわけで、京田監督の何かしらのメッセージは描かれている感のある作品だったかと思われます。
ストーリーの方は、ゲネラシオンの仲間達とナルちゃんとはなんだったのかというほどのアオとレントンの親子ゲンカ話になっちゃって、ここまでの2クールが一気にひっくり返されるジェットコースターエンドとなっている本作です。作品が上手くいったかどうかは知らないです。聞かないで。

お話は、トゥルースとナルちゃんのスカブに侵されたコンビとの対決シーンから再開。
自分はシークレットではないと言って暴走するトゥルースと、アーキタイプがないとかワケのわからんことを言うナルちゃんの相手をするのは大変です。
一応、トゥルースがアーキタイプになる伏線が張られているみたいですが、なんかストーリーと辻褄があわないところはノリと勢いだけで乗り切ってません?ややこしくて検証する気力もでませんがw

そして、トゥルースがスカブと融合して謎のラスボス化。
そのラスボス化トゥルースにナルちゃんは攻撃されてしまい仲間とは認めてもらえませんでした。あちゃー、ナルちゃんw
ナルちゃんの求めていた世界も真実とは違ってたようです。

ナルちゃんが撃たれて悲壮な顔をするアオですが、別にニルヴァーシュの腕を落とされただけなわけで・・・
なんかノリだけで演出されているような・・・でも、完結編のクオリティはすごいことになっています。

その後、広島長崎原発などと真実を求めるトゥルースの思想的な話とかっちょいいアオとの壮絶バトルが描かれております。
結局、そのトゥルースはアオのクオーツガンで消滅させられてしまいます。彼の求めていたものとは・・・

物語は、トゥルースの存在しなかった世界に一気に変わってしまって・・・
ナルちゃんとは別の理由で戦っている世界にダイブしたアオでした。今までの長いトゥルースとの話はなんだったのか。
ナルちゃんもなんかアオに浮気されてるスカブ病持ちな可哀想な子にw

一応、世界はこの戦いで危機は回避した模様で、バーベキューパーティーできるようになったみたいです。
でも、日本の軍人は日本が小国のままで気に食わない模様。

そこに、ついに大人の責任としてスカブを消滅させるためにレントンがここで現れます。
なぜこのタイミングなのかや、なぜこの時代に来たなどの世界線の繋がりの説明はできるのでしょうか。

そして、時空に囚われているエウレカと再会したレントンが「俺の名はレントン・サーストン。エウレカの夫です」と自己紹介。
なんかこのシーンをやりたかっただけな気もw
そんな美味しい引きで第23話は終了。最終話へとつづく!

第24話は、レントン・サーストンのスカブのSF説明展開からスタート。
エウレカよりも大人の責任としてスカブを消滅させることに躍起になっているレントンが情けない奴になってしまいました。
説教するアオの弾丸を食らわせます。なんて酷い父親w
なんか、前作のその後のエウレカ&レントンががうまくいっていないのは見たくなかったような気も。

その後は、アオとレントンのエウレカを救うか救わないかの親子喧嘩展開へ。
1人だけオサレで近未来的なニルヴァーシュに乗っているレントンですが、アオの機体にトゥルースのアーキタイプが搭載されていることに「アーキタイプ機は一台でいい!」となんか荒ぶっています。どういうことw アーキタイプ独り占め?
というわけで、トゥルースの自分探しの結果として、この世界ではアオのアーキタイプとして存在することになったようです。

そんな中、エウレカのお腹にいた人が死んでしまったお姉さんだということが明かされます。
あっちの世界ではエウレカ&レントンの子供は存在できないという設定だったようで・・・そんな悲しいこと言われても・・・
あんまり知りたくなかったレントン達の未来ですw

お話は、ダメおやじに変わってエウレカを助けることを決断したアオが、もう一度クオーツガンを使って世界を改変することに。
というわけで、フレアちゃんやナルちゃんとの思い出をすべてなくすお別れ展開に・・・あちゃー。
結局、ゲネラシオンのクルー達との仲間話も中途半端だった気が・・・エレナも一体誰だったの?

そして、お騒がせ両親のために自分が犠牲となることを決断したアオが二人を元の世界に帰すということに。
レントンも情けなくなったものです。それが大人?
ちなみに、レントンのサーフボードはアオに譲られることになりました。アオにすべてが引き継がれる物語だった本作です。

てなわけで、クオーツガンを撃ったアオが二人を元の世界に帰します。
その衝撃でアオの機体は何処ぞかで見たボロボロのニルヴァーシュの姿に・・・なんかエウレカを帰す時にこの機体が登場するシーンがありましたよね。

ナルちゃんもスカブバーストに合わずに病気は回避した模様。
でも、やっぱりアオとナルちゃんのラブストーリーではなかった本作です。ヒロインとは一体・・・

そして、ラストはロン毛になるまで色々と時空を彷徨ってきたアオが西暦2027年に戻ってくるとこで締めくくられます。
真実を探すアーキタイプのトゥルースとはここでお別れのようです。

その世界も、沖縄と日本が別々の国になっていて、ガゼル達も第一回沖日条約会議に出席するお偉いさんになってました。
この人達もいい大人に?

最後は、アオが夏の世界にレントンのサーフボードで戻ってくるシーンで完結。ナイスな作画でええシーンです。
で、結局この世界にはまだトラパーはあるってことでよろしいのでしょうか。なんかよくわからないけどw
というわけで、時系列やSFや政治をこねくり回して、世界の真実の姿を描いた感のある本作でした。詳しいことは聞かないで。
一つだけ言えそうなことは、物語が盛り上がるのがエウレカや月光号やレントンの前作のキャラクター達が登場するところだけだったような・・・
AOのキャラでは、イビチャ回がちょっと熱かったくらい?

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