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「ジョジョの奇妙な冒険」 第5話 「暗黒の騎士達」

「ジョジョの奇妙な冒険」第5話。
ジョジョ第5話は、暗黒の騎士タルカス&黒騎士ブラフォードの登場エピソード。
再びディオと相まみえたジョナサンが、ツェペリさんと共に拳を再び交わす今回です。
そこでディオの下僕としてタルカスとブラフォードが出てくるわけですが、その二人が英国女王メアリー・スチュアートの家来だったという話が出てきて、まさにそのメアリのお話がメインだった「境界線上のホライゾンⅡ」を観ていたので、少し英国史に詳しくなっていた気がして面白かった今回ですw
アニメの方は、今回も原作からどこが削らせてしまったのか、どこが上手く再現されているかを比べながら観るのが楽しくなっている本作です。

お話は、切り裂きジャックを倒したトンネルを抜けて、ディオがいる町「風の騎士たち(ウインドナイツ)」にジョナサン達が辿り着いたところからスタート。
いきなりツェペリさんに殴られているスピードワゴンですが、俺にも波紋を教えてくれというくだりが省かれているから変なことになっていますw
そこでジョナサンがいかに波紋の才能と波紋法の呼吸をやりつづける覚悟があるかが原作では描かれているのですが、そういう熱いところが削られているのもちょっと残念です。でも、どこが削られてているのかを原作と比べながら観るのが最近面白くなってきている本作です。

そして、盗人少年のポコがここで登場!
原作通りの荒業でジョナサン達の全財産が入ったカバンを華麗に盗んでいくポコでした。中の人はベタに小林由美子さんが担当。

それを余裕で眺めてるツェペリさんとジョナサンが、すでにいい師弟関係になっていますw

その後、その師弟が波紋で水の上を歩いてポコを追うわけですが、波紋の熟練度の違いがちゃんと描かれていていい感じです。波紋すげー!
でも、「おーし、おれもー!」と言ってスピードワゴンが溺れるシーンはカットですw

ジョジョが壁を波紋で殴ってポコを落とすところは原作通り。ええシーンですw

そして、陽が落ちてディオがついに登場!
ディオと初対面のツェペリさんが「あえて言おう、とうとう会えたな!」というシーンが熱いです。
ディオもかっこ良くていい感じです。アニメーターもディオ好きが多いのかしら。

前回学んだズームパンチを雑魚に披露するジョナサンのシーンも登場。
スピードワゴンもハンマーで雑魚と戦っているのですが、そこはカットw

そして、ツェペリさんとディオの直接対決シーンがついに登場!
「パウッ」と襲いかかるツェペリさんが原作通りでいい感じですw

そして、ツェペリさんの波紋は腕を凍らせたディオには通じなかったわけで・・・
その後、殴られそうになる大ピンチのツェペリさんをジョジョが割って入って守ります。ここもええシーンです。

結局、二人がかりでも歯が立たずにぶっ飛ばされた二人ですが、この圧倒的実力差をどう乗り越えていくのかが熱い展開になっています。

ここで、ついにディオが二人の対戦相手としてメアリー・スチュアートに仕えたタルカスと黒騎士ブラフォードを召喚!
メアリー・スチュアート話の「境界線上のホライゾンⅡ」をこの前観たばっかりだったので、エリザベス1世に幽閉されて処刑されたメアリーの歴史観が分かって、なんか得した気分になります。

そんな中、スピードワゴンがツェペリさんの凍った腕をお腹で解かす、熱いシーンも登場。
ツェペリさんがバカにしていたスピードワゴンを見直すええシーンですw

一方、メアリーの忠実な家来のタルカスと黒騎士ブラフォードの恨みを持って殺された過去話も丁寧に描かれていていい感じになっています。
大川透さんのナレーションが効いています。その後、自然に「ウリィィィ」と言っているタルカスも妙にハマっています。
でも、この二人がどんだけすごい豪傑かを紹介する「ウイングナイツ・ロット」の過去話が割愛されちゃったのが残念です。それもいい話なのにw

そんな二人に負けずにジョナサンも緋色の波紋疾走で自分の凍った腕を解かして黒騎士ブラフォードに挑みます。
「わ、忘れていた!ジョースターさんにも背負っているものがある。亡き父への思いと未来への希望が!おれたちの希望がァ!!」
と、そこでの一連の流れを解説するスピードワゴンのセリフも原作通りになっていて面白いことになっていますw スピードワゴン最高w

迎え討つ黒騎士ブラフォードも正々堂々と戦う騎士道精神を見せて、ジョジョを襲おうとする雑魚を殺します。
その雑魚のもがれた鼻が「クンクン」というセリフも再現w よく聞くとちゃんとセリフが入っていましたw

そして、ジョジョと黒騎士ブラフォードの一騎打ちがスタート。
水中でのあえてさらに潜るというダニーの過去話を交えてのシーンも無駄に再現してます。そのダニーエピいるの?w

てなわけで、そのダニーの教訓を生かして水底から空気を得たジョジョが波紋を練って黒騎士ブラフォードに放ったところで次回に続く本作です。
「刻むぞ血液のビート!水中のための青緑波紋疾走(ターコイズブルーオーバードライブ)ーッ!!」
というわけで、原作と見比べながら観ると再現度がよく分かってめちゃ面白いことになっている本作ですが、なんか楽しみ方が変わって来ているようなw

©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

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