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「絶園のテンペスト」 第4話 「罰あたり、ふたり」
「絶園のテンペスト」第4話。
第4話は、吉野&真広の出会いが描かれる回想エピソード。
ここまで愛花との3角関係重視であまり描かれていなかった吉野と真広の腐れ縁的な友情関係が描かれる今回です。
そんな二人の特別な絆があることが今まで描かれずに分かりにくかった本作ですが、今回のお話で少し引き締まります。
内容は、二人の出会いの回想シーンを通して、二人それぞれの性格と、この二人が揃ってこそ遠くへ行けるということが描かれるええお話になっていて、岡田麿里の質脚本が炸裂しているオリジナルエピソードの今回だったかと思われます。真広の全裸お風呂シーンもありますw
お話は、前回のラストで始まった吉野&真広の二人旅の続きから再開。
見知らぬ田舎町にやって来た二人の友情ドラマが幕開けです。
原作では、この二人が絆で繋がっていることが序盤から描かれていた気がするのですが、ようやく今回明かされる感じとなっています。
今回の二人をフィーチャーしたオリジナル回があるので割愛していたのかしら?
その町で再び左門の果実の計画が発動して、蝶が舞って黒鉄病が蔓延してしまいます。
そこでなんとか子供たちを助けようとする吉野の隠された熱い性格が描かれています。
そして、金属になってしまった子供たちに傘を差し出す情の深い吉野ですが、このシーンに対するラストの真広の行動がオサレなええお話となっている今回です。
ちなみに、ニワトリも金属になってしまうという黒鉄病の設定も披露。
その後、お邪魔した民家でいきなりお風呂を借りる大胆な真広のシーンが登場。裸!ウホっ!
そんな大胆な遠くへ行けるポテンシャルのある真広と、真広の欠点を補う計画性の吉野のコンビが揃ってこそ、遠くへ行ける二人です。
というわけで、吉野は真広がお風呂に入っている間に食事を作ります。あら、お母さん。
嫌いなセロリもきっちり味噌汁に入れる自制心のある吉野です。
なんか吉野の性格を表現するのにやたらとセロリを使う本作です。セロリで考えさせる深い質作品ですw
そんな中、二人の馴れ初めが葉風に語られる形でここから明かされます。
傍若無人な真広とめんどくさいことには関わらない吉野の接点のまったくない二人がひょんなことから腐れ縁のお友達になる過去回想話です。
子供時代の吉野の中の人は桑島法子さん。桑島さんってだけで最高ですw
真広のセクシーシーンもはさみます。おしりウホ。
過去話の方は、セロリ嫌いの吉野きゅんがたまたま日直だったというだけで、事故にあった真広のお見舞いに行く事に。
そこで性格に問題のあって友達のいなかった二人の波長があっちゃいます。
そして、真犯人がいるとふんでいた真広の直感を丁寧に調べあげて解決してみせた吉野です。
あら、二人なら遠くへ行けるってことを実践していますw
てなわけで、吉野はクラスで浮いている真広係に任命されて二人の友情関係が続いていく事に。
そんな偶然がなければ続かなかった腐れ縁でもあります。
ちょっと、さくら荘のましろ当番とかぶっていますw
そんな二人の馴れ初めを聞きながら、二人の性格を理解していく葉風がいい聞き役になっている今回です。
「真広に関わったせいで、僕も遠くへ来たもんだ」と、ここで名ゼリフが登場。
そんな吉野に「遠くへいけるから、真広と関われた」と二人の関係を見抜く葉風さんが流石です。
そんな中、あるもの素材で作られた不合理な食事が完成。食事に文句を言う旦那キャラの真広です。
その夜、夫婦の会話で愛花のことを少し話そうかとした吉野でしたが、旦那さんは眠っちゃっていました。
果たして、愛花が彼女だと吉野は真広に言える日が来るのか否か。
締めは、真広側のお話で締められる今回です。
吉野に感化されてか誰も見てなくても自販機にお金を投入する真広です。
そこで、真広係にされた仕返しに、真広を好感度アップの刑にした吉野でした。あら、いいコンビw
そんな性格の悪い吉野と出会わなかったら「こんな遠くへ来ていなかったかも」という真広の通じ合い過ぎているセリフがここで登場。
その通じ合い過ぎている二人のセリフにウケまくる葉風さんがめちゃいいシーンになっています。ええお話です。
最後に、その自販機で買った水を例の子供たちに真広が手向けるというオサレな締め方で今回は終了。
そんなわけで、この二人のコンビならこれからどこまで行けるのかが気になるナイスな出会い回想エピソードの今回だったかと思われます。
今回も面白いんですけど質内容すぎ?
©城平京・左有秀・彩崎廉/「絶園のテンペスト」製作委員会・MBS