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「アクセル・ワールド」 第1話 「Acceleration;加速」

「アクセル・ワールド」第1話。
川原礫の近未来SFライトノベル原作TVアニメ「アクセル・ワールド」。
アニメーション制作を「境界線上のホライゾン」のサンライズ8スタ、監督を小原正和、シリーズ構成を吉野弘幸と「舞-HiME」シリーズのスタッフで贈る2012年春の注目作品の本作です。
作品舞台は、2046年、ニューロリンカーという携帯端末を用いることで生活の半ばが仮想ネットワーク上で行われるようになっている時代のお話で、第1話はリアルに嫌気がさしているチビデブ主人公のハルユキと触覚少女・黒雪姫との出会いの物語です。
そんな第1話は、流石の8スタクオリティでハルユキの加速世界に触れていく物語がいい感じに描かれており、前評判通りのよいスタートを切った本作かと思われます。

お話は、梶裕貴演じるチビデブ主人公のハルユキの学校でのいじめられシーンからスタート。
同時に、ソーシャルカメラがいたるところに設置され各々がネットワークに繋がったリアルとネットが融合した近未来の世界設定も紹介されています。

そして、そんな現実世界から逃げ出すようにトイレに篭って仮想世界にダイレクトリンクするハルユキです。
その仮想世界でのハルユキのアバターがブタというのが自虐的ですw
そんな仮想世界の描写もよく描き込まれた素晴らしいものになっていて、安心のクオリティで楽しませてくれる本作です。

ここでついに、本作ヒロインの黒雪姫先輩が登場!
リアルでもネットでも皆に一目置かれる憧れの黒雪姫先輩がこっちを見ているような気がするドキッとするシーンです。

そんなネットでもダメそうなハルユキでしたが、ネットではかなりのやり手の子ブタだったわけで、仮想ゲームでものすごいスコアを叩き出すハルユキです。

さらに、心配してくれる猫耳アバターの幼馴染のチユリなんかもいたりして、意外とリアルでもリア充なところを見せるハルユキです。

その後、才能を買われて?「もっと先へ――『加速』したくはないか、少年」 と黒雪姫様にスカウトされるハルユキです。

そして、黒雪姫に呼び出されて現実を破壊するブレインバーストをインストールすることになったハルユキ。
インストールも成功して、ついに黒雪姫先輩とお仲間になったハルユキでした。
リアルでもアバターの姿と変わらない2本の触覚を持つ黒雪姫先輩が美しくて素敵です。

早速、いじめっこが現われてブレインバーストの力を発揮するシーンが登場。
その能力は脳の回転を一千倍に加速させてリアルの時間をストップさせたような状態にすること。
メッシがリアルで使える技ですw

その技を使って黒雪姫先輩と協力していじめっこを撃退したハルユキでした。
そんなわけで、先輩に「これからよろしく頼む」と言われて、リアルが劇的に変わっちゃったハルユキです。
フトモモをクリクリする先輩がエロいですw

しかし、そんなハルユキでも卑屈にならずに対等に付き合いたい現実の幼馴染~ずがいたわけで、そんな二人に同情されて傷つくハルユキです。ハルユキの心情がうまいこと描かれたええシーンです。

果たしてハルユキはそんなリアルからの呪縛を解いて自由に羽ばたくことができるのか否か。

そして、繋いではいけないと言われていたネットワークに繋いでしまったハルユキが謎のライダー男アッシュ・ローラーと戦わなくてはならない展開となって次回に続く本作です。これがブレインバーストをインストールしたものの宿命なのか否か。
というわけで、現実から逃げたいハルユキの黒雪姫先輩との出会いと現実を壊す物語が面白く描かれたいい感じの初回だったかと思われます。

最後に、謎の美少女や黒雪姫先輩の可憐な貧乳っぷりが気になるOPも登場。
貧乳好きにはたまらない黒雪姫先輩です。やっぱそこかい。

©川原礫/アスキー・メディアワークス/AW Project

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