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「氷菓」 第9話 「古丘廃村殺人事件」

「氷菓」第9話。
愚者編2話目となる今回は、千反田える死亡回。
殺人事件のサブタイトルとは関係なく、ウィスキーボンボンを食べ過ぎてえるちゃんが自滅する今回です。
お話の方は、映画の犯人を推理する探偵役の3人を招いて未完成の脚本を探るものとなっていましたが、結局3人の案は却下され、物語の真相には全然たどり着けない、まだまだネタフリ段階のエピソードとなっています。
そんなわけで、お楽しみ要素でえるちゃんを酔っ払わせて遊んでいる感じになっている今回ですw 
絵コンテ・演出は、「けいおん!」監督の山田尚子が「氷菓」初登場。

お話は、3人の探偵役と古典部のメンバーが引き合わされた前回ラストの続きからスタート。
探偵役の3人も気になりますが、やっぱり案内役の江波倉子が気になります。

そして、茶番キャラの顔をした助監督の推理から披露されていく展開となりますが、その前にちーちゃんからウィスキーボンボンが皆さんに振舞われます。

皆さんはお酒にむせてしまっていますが、ちーちゃんはお酒の不思議なお味を気に入ったようで…あら、ちーちゃん。
てなわけで、推理話の本編よりも気になる千反田えるの酔っぱらいエピソードがスタートです。

早速、2つ目に手を伸ばすちーちゃん。この先の酔っぱらい展開が読めてきて楽しいことになっています。

一方、一人目の助監督の推理は、推理の辻褄よりもお客さんを楽しませる派手な演出に拘りがあるようで、力技の推理を力説します。
そのゴリ押しぶりに伊原摩耶花は呆れ顔です。
そんな伊原摩耶花の山田尚子監督に動かされる躍動感ある姿がいい感じの今回です。

結局、助監督の窓から犯人が侵入したという推理は、目撃者多数になるということで、折木奉太郎さんに却下されました。

てなわけで、次の燃料を投入するちーちゃんです。
しゃっくりをはじめて、酔っぱらいの素質アリw

そして、江波倉子さんが二人目を連れてきます。
それにしても、江波倉子さんはテンション低すぎw

二人目は小道具のウザメガネの羽場智博。
脚本の本郷さんが、ザイルと少量の血糊を用意することを要望していた情報をもたらした羽場智博でしたが、彼の2階からザイルで犯人が侵入したという推理も窓の立て付けの問題で却下されてしまいます。

そんな中、ついに燃料をすべて投入してしまったちーちゃんが、おかしくなり始めております。
急に笑い出したりと、酔っぱらいのそれです。

折木奉太郎にいつもより人懐っこく食いついて「酔っぱらい」と怒られてしまいます。あら、ラブラブ。

そして、3人目のオチャラケキャラの沢木口美崎(さわきぐちみさき)が「チャオー」と登場。

その7人目の怪人が犯人だと主張する沢木口美崎が、なかなか面白い動きとリアクションをする人物で、ウザ可愛いなかなかの良キャラとなっています。中の人は伊瀬茉莉也。
しかし、この人も結果的に大量の血糊なのど小道具が用意されていなかったとの理由で却下されてしまいました。

そして、千反田えるの酔っぱらい物語もクライマックスへ。
顔を真赤にして、突然立ち上がってプンプンと怒りだしてしまったちーちゃん。完全にまわってきておりますw

その後、顔面蒼白となって「万華鏡」という謎の言葉を残して逝ってしまったちーちゃんです。
あちゃー、まさかの千反田えるウィスキーボンボン死亡事件回の今回でしたw

しかし、顔色がなんとか戻ったちーちゃんは、スヤスヤとお休みです。

というわけで、事件の真相は明かされることなく、伊原摩耶花の肩を借りて帰ることになってしまったちーちゃん。
本郷さんが描いた脚本の謎はこのまま迷宮の中へ…

そんな中、最後に折木奉太郎の前に入須冬実が現れたわけで…
果たして、事件の真相に繋がる何かが始まるのか否か。そんな気になる引きで次回につづく本作です。
入須冬実の垂れた前髪がセクスィーです。

©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会

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