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「氷菓」 第16話 「最後の標的」

「氷菓」第16話。
今回は、文化祭の十文字事件の佳境展開エピソード。
前回から本格的に十文字事件のミステリ展開に突入している本作ですが、今回は文化祭も最終日に突入し、大分長いことやっている文化祭編も終盤へと差し掛かっています。
その最終日では、ついに「夕べには骸に」も登場して、十文字事件も最後の標的の古典部?を残すだけの展開に。
そんな中、えるちゃんのエロ可愛いシーン、福ちゃんの奉太郎への嫉妬、伊原摩耶花の漫研修羅場シーンと見所満載な今回となっています。
そして、次回の折木奉太郎さんキレキレ活躍?の「クドリャフカの順番」エピソードに続く本作です。

お話は、文化祭最終日の十文字事件の標的となる?「グローバルアクトクラブ」に集まる探偵志望の人達が集まるところからスタート。
事件解決に燃える福ちゃんがいい顔をしています。
でも、この人達は折木奉太郎さんに負けてしまうの?

一方、「氷菓」完売に勤しむ千反田える嬢は、ついに学校にやって来た折木姉とついにニアミス。
未来の小姑とのニアミスにドキドキします。今後、この二人が再び相まみえるシーンがくるのかしら?
顔を見せてくれない折木姉ですが、横顔はすごく美人です。

その頃、福ちゃんは「ク」が飛ばされて「けいおん部」で事件が起こったことを知ってショック状態に。
自分の推理が通じずに挫折していく福ちゃんが切ない今回です。

そして、「氷菓」を80部以上売り上げてなかなか好調の古典部に、折木姉がついに登場。

そのお姉さんが、例のわらしべプロトコルに参加して置いていったのが、まさかの「夕べには骸に」だったわけで…
お姉さんの万年筆から始まって、お姉さん持参の「夕べには骸に」で締められるプロトコルでした。お姉さんの自作自演じゃんw
お姉さんは何か知っているのかしら?

その頃、千反田える嬢の事件関係者としてのラジオ出演が決定。
なんか面白い展開になってきましたw なにげに放送部部長の手つきがエロいですw

一方、折木さんは「夕べには骸に」にハマってしまっているわけで、流石、作品を見る目もある折木さんです。
そんな折木さんが、今年の学祭で発売される?次回作の「クドリャフカの順番」情報もここでゲット。
果たして、その「クドリャフカの順番」と十文字事件が何か繋がってくるのか否か。

そして、その本をえらく気になってしまったわがままお嬢様がいたわけでw

お約束の天然エロス攻めで折木さんから「夕べには骸に」をゲットするえろちゃんです。
これは反則技すぎますw

そして、この本の絵師が文化祭ポスターの絵師と同一人物だと気付いたえろちゃん。
てか、また顔が近いw

ここで、3日目も漫研で苦戦する伊原摩耶花さんのシーンも登場。
嫌がらせ事件が不運も重なって悲惨なことになる伊原摩耶花です。果たして「夕べには骸に」の登場で逆転劇を見せられるのか否か。
ちなみに、伊原摩耶花の3日目のコスプレは、手塚治虫作品「七色いんこ」の千里万里子みたいです。DBのウーロンじゃなかったw

その後、漫研を飛び出し、えろちゃんと合流して、ついに「夕べには骸に」と再会する伊原摩耶花です。
その絵師が陸山宗芳生徒会長であるおまけ情報までゲットして、伊原摩耶花の反撃が始まろうとしています?
ということで、前回少し登場していましたが、陸山宗芳生徒会長も事件の主要人物になってきました。

古典部では、ついに折木さんが、「夕べには骸に」と「十文字事件」の繋がりに何かを感じたわけで、折木脳フル回転で推理を始めます。
その途中に何かえろちゃんから話しかけられていましたが、そこで折木さんが聞き逃した内容が気になります。

ここでわがままえろちゃんが推理内容を知りたくてゴネまくります。何この駄々っ子w そのゴネ方が卑怯すぎますw
しかし、ついに卑猥な内容だと言って折木奉太郎さんがはじめてえろちゃんを撃退しました。
というわけで、えろちゃんの弱点はエロだったことが判明。それもあざとい設定ですw

そして、福ちゃんにだけ推理の方向性を説明した折木奉太郎。
その自分が想像もしなかった事件解決への目の付け所にショックを隠せない福ちゃんのシーンが切ないです。

明るくエールを贈って去った福ちゃんですが、折木奉太郎を見る目が切ないです。
これで福ちゃんはデータベース役に甘んずること決意してしまったのか否か。
事件の方では、「夕べには骸に」ですでに十文字事件の犯行予告がなされていたという折木さんでしたが、ロケットに乗せられて帰ってこれなかった犬「クドリャフカ」、クリスティーの「ABC事件」、十文字事件で「ク」が飛ばされた理由、秘密裏に事件を遂行しようとしている犯人の謎などをどのように繋げてくれるのかが気になります。

そして最後に、ラジオ本番に望んだ千反田えるちゃんのお約束のマイクボケシーンで次回の解決編?に続く本作です。
そんな感じで、気になるミステリ展開と古典部メンバーのそれぞれのドラマ展開が非常に面白いことになっていて、素晴らしい今回でした。

©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会

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