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「ソードアート・オンライン」 第3話 「赤鼻のトナカイ」

「ソードアート・オンライン」第3話。
SAO第3話は、早見沙織演じるサチとの出会いと別れのエピソード。
出会った時から死亡フラグが立ちまくりの幸の薄そうなサチさんとの別れの物語を通して、死のゲームの怖ろしさを実感させられる今回です。
シナリオ的には前回同様、誰でも楽しめるちょっと易しい作りになっていますが、高クオリティなアニメと感動演出で盛り上げてくれます。
そんな流れで、劇中時間は前回のアスナさんと別れてから1年くらいあっさりと進んじゃっているわけで、時間展開の速さにも驚かされる本作です。

お話は、前回から5ヶ月程経った23年4月8日の11層の酒場でのシーンからスタート。
そこで一緒に行動を共にすることになった黒猫団のサチさんと出会うキリトです。
半年も経っているのに、今だにサークルのノリで楽しくネトゲをやっている黒猫団に驚きですw
本当は戦うのが怖いサチさんもノリに任せてギルドの一員として頑張っています。前髪ぱっつんがかわいいサチさんです。

そんな黒猫団と一緒に狩りをしたレベル40のキリトでしたが、黒猫団の素人戦闘ぶりには驚きです。
お前らネトゲ始めたてかw
24時間半年も死がかかったゲームしているなら、いかなヌルゲーマーでも修羅のような存在にならざる負えないような気もするのですけど、まあ、そこはフィクションということでw

そんな中、攻略組が28層突破というニュースも入ってきております。
そんな攻略組に黒猫団もいつか入りたいと願う爽やかリーダーと黒猫団の人達。
この明らかに死のゲームの怖さを知らないヌルゲーマー達の死亡フラグが立ちすぎていて逆に怖ろしい今回ですw 

一方、黒猫団とは違って、それなりに立派な剣士となって生き抜いているクラインと久しぶりの再会を果たすキリトです。
クラインは、第1話でしっかりドラマを描いているので感情移入しやすいキャラになっています。

そして、戦うのが本当は怖くて逃げ出したサチさんの本音を聞くシーンも登場。
半年も四六時中一緒にいて、サチさんの悩みを誰も聞いてやらなかった黒猫団の男たちが情けなさ過ぎますw
そんなサチさんとキリトが急接近です。

その後、キリトの部屋にサチさんがやってくるドキドキシーンも登場。
いや~ん、サチさんかわええ。でも、そんなサチさんとは別れが待っているわけで…
そんな感じで、主人公キリトのサチさんと出会いと別れの中二成長物語が描かれる今回です。

そして、黒猫団が壊滅してしまうその日がついに来てしまいます。
それは、爽やかリーダーが黒猫団の家を買いに行っている間に起こってしまうわけで…
なんというベタな死亡フラグ展開w リーダー、行かないでー!

動き出した転落ドラマは止まらないわけで…
リーダーがいない間にお金稼ぎをすることにした一行ですが、今日はいつもより上の階層に行く事が決定。やめてーww
さらに、怪しすぎる宝箱を発見する一行。たのむからスルーしてーw

そして、案の定、宝箱はトラップだったわけで、脱出クリスタルも無効化されていてヤバすぎる展開に。
展開はベタですが、敵がワラワラ登場する絶望的な描写にビビリます。
そこで軽率だったメンバーが転んでしまい、モンスターのメッタ刺しの餌食に。ぎゃーww
このゲームはこんな芸の細かい死に方まであるのw

そして、次々とメンバーがやられる中、ついにサチさんもモンスターの餌食となってしまい…
最後に何かをキリトのに言い残してゲームオーバーとなっちゃったサチさんです。
というわけで、やっぱり死んじゃったサチさん。早見沙織的には、「ガンダムAGE」のユリンに続いての死亡フラグキャラとなっていました。

ここで、物語は一気に半年後のクリスマス・イブに飛ぶ本作です。展開はえー。
半年後のキリトは、蘇生アイテムがゲット出来るというクリスマスクエストにソロで挑む覚悟です。
情報屋の描写など世界観描写はめちゃいい感じな本作です。

そんな中、あの後、マイホームの鍵(笑)を持ち帰ったリーダーがみんなの死を聞いて自殺しちゃったことが明かされます。
あちゃー、死のゲームを舐めちゃってた黒猫団の悲しい結末です。

そして、クエストのボスのニコラスとガチンコバトルをするキリトです。
このボス描写がめちゃ怖いことになっています。バトルシーンは割愛。

ゲットした蘇生アイテムは死亡後十秒以内に使わないといけないものだったわけで…
その不要なアイテムをクラインに渡して去って行ってしまった孤高の主人公のキリトでした。
まあ、ナーブギアで脳を焼かれて死亡した人を半年後にネトゲ内アイテムで蘇らせようと考えるのに無理があるような気がするのですが…

最後に、サチさんがキリトに遺書的なメッセージのクリスマスプレゼントが用意されていたというサプライズが!
サチさん、意外と用意周到w
キリトがビーターであることを知っていたサチさんが「赤鼻のトナカイ」の歌もキリトにプレゼント。流石、合唱部。

そして、キリトが知りたかった別れ際のサチさんが言った言葉をここで知ることになります。
「君と逢えて、一緒に居られて本当によかった。ありがとう、さよなら」
というわけで、キリトが一回り立派な主人公になるための通りすぎてしまうヒロインのサチさん話だった今回です。
二人のシーンの描写や演出は引き込まれる素晴らしいドラマになっていましたが、シナリオが少しぬるかったのがやっぱり気になります。
でも、サチさんがめちゃかわいくていい子だったので、中二病少年の成長には必要な人だったということで良しとしましょうw

©川原礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

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