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「ジョジョの奇妙な冒険」 第24話 「JOJOを結ぶ絆」

「ジョジョの奇妙な冒険」第24話。
ジョジョ第24話は、究極の生命体誕生前の溜めエピソード。
全25話が全26話になって余裕が出たのか、カーズが究極の生命体になるまでのジョジョとの戦闘とジョージ・ジョースターの過去話の原作2話分をまったりと溜めながら描いている今回です。
そんな余裕のある溜め回ということで、まったり演出で出番の増えたジョジョアニメの名物キャラのスピードワゴンとシュトロハイムがやたらとはしゃいでいて面白いことになっている今回です。そして、お話は第2部完結の残り2話に続く本作です。

お話は、リサリサ先生が吊るされてピンチのカーズとの戦いの続きからスタート。
原作はすでに残り1巻を切っているのに残り3話もあるのでどうするかと思えば、前回の振り返りなども交えて引き伸ばし気味にしてきた今回です。
はじめ全25話で発表されていたはずの本作ですが、全26話になってクライマックスの3話をじっくりやれそうな感じになっています。

一コマレベルのシュトロハイムの吸血鬼との戦闘シーンも膨らせていて、出番が増えているシュトロハイムですw

ジョジョとカーズのバトルも原作からカットするセリフもなくじっくりと小林靖子脚本で描かれます。
最後3話はシリーズ構成の小林靖子脚本の本気回でくるのでしょうか。

戦いは、カーズとのロープトリックを使った駆け引きが描かれます。

そして、ジョジョの術中にハマったカーズが一本取られます。
自らがハマった作戦を懇切丁寧に説明してくれるカーズがええ人ですw

その後、ついにジョジョの最後の波紋がカーズに伝わります!

落下して絶体絶命のカーズを見てノリノリのシュトロハイムです。
しかし、今回このシュトロハイムがやらかしてしまうわけでw

というわけで、ついに母親であるリサリサ先生を守り切ったジョジョでした。

そんな安心モードとなって、スモーキーがリサリサ先生の過去をスピードワゴンに聞くという展開になります。
尺の余裕もあるのか、やたらと芝居がかって過去話を語り始めるスピードワゴンです。
アニメのジョジョで名物キャラとなっているスピードワゴンの最後の見せ場の語りがはじまりますw

その過去話は、リサリサ先生ことエリザベスとジョージ・ジョースターの数奇な運命を語るものだったわけで・・・

ジョセフを産んで幸せだった二人に「過去のいまわしいドス黒い気分になる因縁が浮上してきた」と熱く語るスピードワゴンです。
原作では「ドス黒い気分になる」という台詞はないのですが、あえてスピードワゴンの名台詞を入れてきています。「ドス黒い」って言いたいだけだろw

そして、ジョセフを殺した吸血鬼に復讐をしたエリザベスは、世界的に指名手配されてヴェネツィアに隠れ住むリサリサ先生となったのでした。

そんなリサリサ先生の壮絶な過去話を最後の見せ場とばかりに熱く語ってくれたスピードワゴンでした。
今回のアニメ化で名物キャラとなっているスピードワゴンですが、この溜め回で再び最後の見せ場を用意してきたのは流石です。

聞き役担当のスモーキーもええ涙を流していますw

そして、今回スピードワゴンに負けずにテンション上げ上げのシュトロハイムがやらかしてしまうシーンがついに登場。
紫外線照射装置でノリノリでカーズにトドメを刺そうとしたシュトロハイム隊でしたが、カーズが赤石をつけた仮面をはめていることに気づいた時はすでに遅し。

「しまったッ~~!」というシュトロハイムの奇声が心地良いですw

最後に、「知らなかったんだ、赤石をはめちまっているなんて」というシュトロハイムの醜い言い訳とともに、カーズの究極の生命体が誕生する流れで残り2話の第2部クライマックスに続く本作です。
溜め回でしたがスピードワゴンとシュトロハイムの見せ場がたっぷりのノリが良くて面白い今回だったかと思われます。
そして、そんな溜め回に続く第2部の熱いラストの残り2話の本気回に期待です。やらかしてしまったシュトロハイムの熱い罪滅ぼし展開にも注目ですw

©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

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