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「琴浦さん」 第11話 「スタンド・バイ・ミー」

「琴浦さん」第11話。
第11話は、連続通り魔事件クライマックスエピソード。
ついに通り魔事件の犯人が判明しつつ、琴浦さん&真鍋くん、森谷ヒヨリ、百合子部長の物語のクライマックスが描かれる今回です。
通り魔事件の方は思ったよりもベタな重いだけのお話でフツーな感じとなっていましたが、ついに森谷ヒヨリが真鍋くんに告白して惨敗するという、森谷ヒヨリの切ない惨敗エピソードとなっています。はじめから分かっていましたが、かよちんついに散るw
他、琴浦さんと百合子部長達の二組のカップルも上手いこといって、次回の最終話に続く本作です。

お話は、前回ラストの百合子部長が通り魔に襲われるところの続きから。
そこに室戸大智がかばいに登場して、カップル展開となる今回です。

そして、森谷ヒヨリも駆けつけて森谷流のぬるぬる動くアクションシーンを披露。
かっちょいい森谷ヒヨリでした、犯人もやり手で負けてしまいます。森谷流使えねーw

その気になる犯人が誰かが明かされる今回ですが、琴浦さんのお母さんとかだったら面白かったんですけど、フツーに渡辺明乃の刑事さんだったわけで・・・クライマックスのシリアスドラマもはじけっぷりが微妙に足りない本作かと思われます。
結局、序盤のサプライズ話の再現はならなかった感じのクライマックスです。

百合子部長は自分が招いたことに落ち込み、琴浦さんも自分のせいだとまた逃亡モードに。
ベタにカップル展開のシリアスクライマックスが描かれます。
あんだけイケメンだった真鍋くんはなんで離れてしまっているんだw

てなわけで、ブチギレの森谷ヒヨリが真鍋くんを奮起させるために告白を決意します。

一方、逃亡した琴浦さんには、犯人の渡辺明乃刑事が近づいてきます。
犯人は心が読めない二重人格設定ということみたいですが、琴浦さんの能力が万能すぎて、それをかいくぐるドラマを作るのが大変ですw

そして、森谷ヒヨリについにその日が来てしまう、告白シーンが登場。
勇気を振り絞って告白した森谷ヒヨリでしたが、あっさりとかぶせるようにフラレてしまいます。真鍋くんひでーw

はじめから全然相手にされていなくて負けは分かっていましたが、森谷ヒヨリの長い片想いの物語がここで終わります。
空元気を装っていましたが、昔を思い出して涙が溢れる森谷ヒヨリです(涙

そして、切なく泣き崩れる森谷ヒヨリでした。かよちん逝ったーw
というわけで、琴浦さんと真鍋くんのラブコメはマンネリ気味の終盤ですが、森谷ヒヨリの切ないクライマックスは良かったかと思われます。
挿入歌も盛り上げます。

一方、百合子部長&室戸大智カップルもクライマックス展開を迎えます。
今までそっけなかった室戸大智の告白を聞いて号泣の百合子部長。
百合子部長の切ない母親のリベンジストーリーもなんやかんやで完結のようです。
琴浦さんを酷い目にあわせたりする壮絶なクライマックスもあまりなくこじんまりと収まりましたw

琴浦さんは、渡辺明乃刑事の友達のいない悲しい過去話を聞いて、自分と重ねて同情してます。
こんな過去のトラウマ話ばっかりの本作ですw 作者が病みすぎ。

そして、本性をあらわした渡辺明乃刑事に追い詰められてピンチの琴浦さん。
なぜラスボスが、ぽっと出のこんなひとなのでしょうw

そこにようやく真鍋くんが駆けつけてきて、お姫様を守る王子となります。
この世界で生きていたいと願った琴浦さんの成長も見られるクライマックスシーンです。

犯人の渡辺明乃刑事は、琴浦さんの涙の訴えが表の人に響いて、ヤマさんのお世話になるという自首展開に。
結局、第9話から突然登場したこの刑事コンビはなんだったのかw

そして、琴浦さんが仲間の元へ駆け寄るラストシーンでクライマックスの通り魔事件編が完結となりました。
琴浦さん&真鍋くん、森谷ヒヨリ、百合子部長&室戸大智のそれぞれの過去からの物語は完結しておりますが、やはり少しこじんまりとしている印象のクライマックスかと思われます。最初のインパクトがやはり強すぎる本作ですw
次回の最終話は残されているお母さんとの和解ストーリー?

(C)えのきづ/マイクロマガジン社・「翠ヶ丘高校ESP研・後援会」

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