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「進撃の巨人」 第2話 「その日」

「進撃の巨人」第2話。
第2話は、前回の巨人侵攻絶望展開の続きエピソード。
前回は超巨大巨人の進撃によりシガンシナ地区の絶望が描かれましたが、今回は筋肉ムキムキの大型巨人による「ウォール・マリア」が突破されるという人類の絶望が描かれる今回です。第2話のムキムキ巨人の迫力もすごいことになっていますw
そして、その絶望の中、母親や肉親を失った巨人への憎しみと無力感から、エレン、ミカサ、アルミンの3人が訓練兵団に入団を決めるという熱いお話が描かれます。今回もエレンの熱さとそのエレンをお母さんのように熱く守るミカサが最高な本作です。成長した二人のラストシーンがいい感じ!
そして、第2話で初登場の山本沙代演出のミカサEDがこれまた素晴らしいわけで、ミカサアニメな本作です。

第2話は、あらためて100年前に突如現れた巨人に支配された世界設定の紹介シーンからスタート。
漫画絵の巨人たちを立体に組み合わせるというかなり手間のかかった熱い説明シーンです。
さらに、「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」の3重の壁により人類が生活圏を築いていることも語られます。

本編は、前回の巨人たちに侵攻されたシガンシナ地区の絶望の続きが描かれます。
死体の肉を貪るカラスが生々しいです。
そして、袋小路に追い詰められた女性が巨人に見つかって・・・ぎゃーー!やめてーー!!

今回も満面の笑みで人類を捕食する巨人でした。ジタバタする人間が無残すぎることになっています。

前回、人類の危機の啓発していたちょっと気の狂ったおっさんも無残に見つかってしまい・・・あちゃちゃちゃーw
なんという捕食パーティー。

一方、お母さんを見殺しにしてハンネスに連れてこられたエレンは、ハンネスに怒りをぶつけるのですが、互いに無力だったことを涙ながらに訴えられて切ないことになっています。

どんな時でも絶対的にエレンの味方であることが最高なミカサですが、ここで謎の記憶を見ています。
エレンも第1話で未来の夢を見ていましたが、果たしてその意味とは。

そんな中、シガンシナ地区が巨人に真っ先に襲われるように設計されていた囮の地区だったことがここで判明。
もしや、ここだけの被害で巨人の進行を抑えられるという希望が出て来ましたが、その希望もあっさりと巨人に絶望に落とされる今回ですw

そして、絶望のエレンは、ようやくアルミンと合流して船でシガンシナ地区を脱出することなります。
しかし、船に乗り込める人の数には限りがあったわけで、ここでも取り残される人達の絶望が描かれます。船に飛びつく人達の描写が生々しいw
それにしてもモブの書き込みも本気の本作です。

ここで、人類を絶望の淵に落とす第2のムキムキ巨人が登場。
前回の超巨大巨人といい、なんでこんな個体差のある巨人がいるの。それも筋肉だらけですごいダッシュをしていますw
その恐ろしい勢いに最後まで頑張っていた兵団の人達もすべてをかなぐり捨てて逃げ出します。こえーーw

そして、シガンシナ地区との境のウォール・マリアがぶっ壊わされてしまいます。こ、これは大分やばいことじゃないんですかw
それにしてもこの分厚い壁を突き抜けるなんてすごい巨人です。なんか口から炎みたいのが出てますし。
結局、この壁破壊でシガンシナ地区だけでなくウォール・マリア内部の広大な土地をすべて捨てて撤退することとなった人類でした。

その絶望の光景を目に焼き付けつつ、お母さんとの無念の別れを思い出して、巨人を駆逐することを誓うエレンが熱すぎることになっています。

一方、先にシガンシナ地区を離れていた父も、エレン達を思って号泣中。なんという熱い親子w

そして、その父にエレンが謎の注射を打たれるという、謎の夢シーンが登場。
前回も母親が殺される未来の夢をみたエレンでしたが、未来の記憶がある意味も気になる本作です。
前回、父親が見せてくれると言っていた地下室の鍵の謎も気になります。

お話は、船で避難したエレン、ミカサ、アルミンの3人の物語へ。
ここでもすぐに熱くなって問題を起こすエレンでしたが、アルミンが賢くフォローするシーンも登場。
エレン、ミカサ、アルミン3人のキャラがそれぞれ面白いことになっています。

その後も暴れるエレンをミカサが右フックでぶっ飛ばして説教したあと、無理やりパンを食べさせるシーンも登場。
強くて鉄拳制裁も辞さないエレン想いのまるでお母さんのようなヒロインのミカサが最高すぎる本作です。

物語は、アルミンのおじいさんも口減らしのために徴兵されて死んでしまい、人類は人口の2割を失うという悲しい展開になります。

残された3人はエレンの宣言を皮切りに、来年訓練兵に志願することを宣言します。
この状況ではミカサもエレンを止めることは出来ずに、「あなたを死なせないために行く」とエレンのために訓練兵になることを決めました。
なんという素晴らしい嫁。

そして、早速時間が流れて訓練兵団の入団式シーンが登場!
「貴様らは家畜以下の存在だ!」とベタで厳しい教官が現れてこれまた熱いことになっていますw

そこにこれから仲間になる人達やアルミン、そしてミカサが登場。
1年経ったミカサが美人に育ちすぎてやばいことになっています。こんなミカサさんなら鉄拳制裁して欲しいですw

最後に、これまた1年で凛々しい男の顔になったエレンが登場して次回に続く本作です。
成長した3人が登場のラストが熱い第2話でした。

そして、荒木監督と同世代仲間の山本沙代演出のミカサが主人公のオサレなEDが登場。

新井浩一、平松禎史原画のミカサが素晴らしすぎて困ります。

そんなわけで、第2話も巨人の恐ろしさとエレン達の絶望の物語が熱くて面白かったと思われる本作です。
次回からのあらたな訓練兵団展開にも期待したいところです。

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

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