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「Free!」 最終話 「遙かなるフリー!」

「Free!」最終話。
最終話は、凛ちゃんデレデレの大団円エピソード。
まさかの地方大会で小学生時代の4人がチームを組んで、それぞれが見たことのない景色を見て大団円で締められる最終回でした。
どうやって終わるのか心配してましたが、まさかの勝負なんてどうでもいいという、ルール違反のぶっ飛び技を用意していた本作ですw
というわけで、凛ちゃんと怜ちゃんの骨肉の争いは、あまりのも可哀想すぎる凛ちゃんにリレーの座を怜ちゃんが譲るという結果に落ち着きました。
そんなわけで、終わって見れば、スポ根というよりは男子5人の水泳友情物語だった本作だったかと思われます。
そして、来年の夏?に続編も出来ますよという感じで綺麗に締められた本作でした。最終回クオリティの水の描写も素晴らしかったです。

お話は、オーストラリアに行く前にチームの4人それぞれが思い出の木のレンガにメッセージを残す回想シーンからスタート。
そこで凛ちゃんが「For the Team」というメッセージを残して、チーム愛の大切さを語ります。
というわけで、凛ちゃんが求めているものが何なのかの答えをいきなり披露する最終回ですw

そして、ついに岩鳶高校水泳部の地方大会が始まりまります。

一方、前回ラストにリレーメンバーから外されたどん底の凛ちゃんは、バスでめちゃ落ち込んでいます。
そんな凛ちゃんを一途に気遣う似鳥愛一郎君に迷惑をかけまくる凛ちゃんの最終回ですw

100メートルのフリーのレースもダメダメだった凛ちゃん。力が抜けてプールからも上がれません。どんだけショックを受けてんのw

それをみたハルちゃんは、たまらずに駆け出し行ってしまいます。
というわけで、スポ根でもなんでもなく、ただの引き裂かれた二人の愛を描くラブコメな本作ですw

傷心の凛ちゃんをなんとか引き留めようとする愛一郎でしたが、愛一郎の愛は凛ちゃんには届きません。
そこで自暴自棄になって水泳を辞めると言い出す凛ちゃんが女々しすぎますw

そんな凛ちゃんの辞めるという言葉を聞いたハルちゃんも、中学生の時を思い出して再びショックを受けてしまいます。
もう凛ちゃんと泳げないなんて・・・もうこちらも答えが出ているハルちゃんですw

そして、そんなハルちゃんの姿を見た怜ちゃんが、ついに身を引くことを決意して、二人の仲を取り持つキューピッド役になります。
オーストラリアで挫折した凛ちゃんの真実を語ってハルちゃんを後押しします。
というわけで、前回は二人の愛を引き裂く嫌な女を演じていた怜ちゃんでしたが、最終回は負けを認めて一歩引くかっこいい女を演じます。
そんな負け組怜ちゃんの引き際がめちゃかっけー最終回でしたw

その後、凛ちゃんを思い出の木とよく似た場所で見つけたハルちゃんが、ヒステリックに暴れる凛ちゃんを力ずくで止めます。
そこで凛ちゃんが目にしたものがハルちゃんの書いた「For the Team」という文字だったわけで・・・

その思い出の文字を見て、ついに自分の気持ちに素直になった凛ちゃんが「俺もお前らと泳ぎてえ」と号泣してしまいます(涙
ついに凛ちゃんのデレ展開キターーーw 凛ちゃんがここまで素直に気持ちを告白するとはw
というわけで、長いこと引っ張ってきましたが、ようやくデレた凛ちゃんでした。

そんな凛ちゃんを桜の木の下で、「今度は俺が見せてやる。見たことがない景色を!」とハルちゃんが誘います。
なんだこのキラキラなシーンはw

そして、リレーが始まって、第一泳者のマコちゃんが背泳ぎで登場。
小学生の4人のチームになっただけで、早速マコちゃんが見たことがない景色を体験します。マコちゃんがええ顔をしていますw
そんな水泳シーンですが、最終回だけあって水を捉える体の動きや水の描写が素晴らしいことになっています。

続いて、渚もイルカたちと一緒の見たことがない景色を見ます。

そして、第三泳者は、怜ちゃんが身を引いたこところでもしやと予想されましたが、やっぱり凛ちゃんが登場w
違うチームで一緒に泳げないのにどうやって終わらせるのか心配してましたが、スポーツのルールを破るというとんでもない必殺技を使って来ましたw
江ちゃんやアマちゃん先生に、愛一郎や部長も驚きの超展開です。

呪縛から解放された凛ちゃんは、めちゃ晴れ晴れしい顔で最高の泳ぎをします。
ホントに、一人でボロボロになったり、辞めると荒ぶったりと、周りに迷惑をかけまくりでお騒がせの凛ちゃんでしたw
そんな凛ちゃんを愛一郎君が応援してます。敵チームだぞw

そして、凛ちゃんの後に続くのはもちろんハルちゃんです。
凛ちゃんがタッチしてハルちゃんが飛び込むという、小学生時代の懐かしい光景がここでついに再現されます。

レースは、それぞれが最高の泳ぎをして、岩鳶高校水泳部が一着となります。なんという友情パワーw

そして、レース後ハルちゃんに一番に駆けつけて来て抱きついたのは凛ちゃんでした!
渚とマコちゃんも続いて、4人の歓喜の抱擁がここで生まれます。放送前には予想も出来なかった最高の4人の姿がそこに。
そこで「ハル、最高の景色、見せてもらったぜ」と号泣しまくりの凛ちゃんがデレすぎていて、いいシーンなんですけど笑いが止まりませんw

そんなわけで、先週はどん底に落ちていた凛ちゃんでしたが、なんか小学生時代の笑みを取り戻しちゃっていますw
先週のどん底展開から、流石にこの超展開は予想できませんでした。

そして、そんな4人の歓喜の輪を見守る負け組の怜ちゃんが切ないことになっています。あちゃー。
しかし、岩鳶高校水泳部にはまだ来年があるわけで、怜ちゃんには来年こそはチームの一員になることを期待します。
これこそ負け組の美学ですw 

大会終了後は、当然のように失格となった岩鳶高校水泳部です。
まあ、大会優勝のスポ根よりも友情メインで動いていた感があった本作なので、こういう結果もしょうがないような気もします。

一方、退部覚悟で部長に頭を下げている凛ちゃんでしたが、部長はその最高の泳ぎをうちのチームでしろと許してくれます。
そんな部員のことをちゃんと見てくれている熱い部長に惚れてしまいそうになる凛ちゃんですw
ここは熱いスポ根展開です。

その後、凛ちゃんは色々と醜態を晒してお世話になった愛一郎を「アイ」と呼ぶようになります。「アイ」と呼ばれた愛一郎がめちゃ嬉しそうですw
てなわけで、愛一郎の一途な愛の逆転展開も見えて参りましたw
そんな感じで、鮫柄高校にもいい人達がいて、凛ちゃんの自分のチームを作る今後のドラマも気になります。

ここでハルちゃんによる水語りが入って、エピローグのED展開へ。アニメ的には水描写アニメの本作でした。

EDでは、江ちゃんがアマちゃん先生の「まりんちゃん」の秘密を知る衝撃のシーンも登場w

鮫柄高校との合同練習で岩鳶高校にやって来た凛ちゃんが、転校の挨拶をするおふざけシーンも登場。
こういう展開が来るのでは期待した人へのちょっとしたサプライズサービスシーンとなっていますw
そんなおふざけの凛ちゃんでしたが、怜ちゃんのことを「レイ」と読んでいて、すっかりいい関係になっているライバルの二人でした。

最後は、ハルちゃんと凛ちゃんの夢を語り合いながら走るシーンで締められる本作です。
凛ちゃんはオリンピック出場の夢を自分の夢と言い、ハルちゃんの夢は・・・
と、ハルちゃんの答えは隠されたままという、最後もオシャレ脚本で締められた本作でした。

そして、続編発表があるかと気になるラストでしたが、「see you next summer...」というお茶を濁したエンドカードで留めらていました。
思った以上に綺麗に終わったので続編も出来ますよ的な表現かと思われます。
まあ、水泳アニメなので2期があるなら季節的にも来年の夏放送ということになりそうな本作です。



©おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶高校水泳部

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