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「<物語>シリーズセカンドシーズン」 「傾物語」第1話 「まよいキョンシー其ノ壹」

「傾物語」第1話。
「<物語>シリーズセカンドシーズン」、羽川翼の「猫物語(白)」の次は、八九寺真宵の物語「傾物語」が登場!
物語シリーズのヒロイン達の個別エピソードが続くセカンドシーズンですが、2番手は幽霊少女の八九寺真宵が主役のエピソードです。
そんな八九寺真宵物語「まよいキョンシー」の第1話は、阿良々木暦と忍野忍のタイムスワープエピソード。
新キャラの忍野扇と斧乃木余接との八九寺真宵に関する会話をした後に、阿良々木暦が忍とまさかの過去にタイムワープしてしまう今回です。
そんな感じで、八九寺真宵の過去の事件に迫る暦と忍の冒険譚がはじまるという、なかなか面白い導入の「まよいキョンシー」になっています。
また、暦と一緒に過去に行く忍野忍も今までになりロリ可愛さが出ていて、坂本真綾演じるノブエモンもいい感じの今回だったかと思われます。

お話は、謎の新キャラの忍野扇ちゃんと阿良々木暦の学校での会話シーンからスタート。
黒目がちでめちゃ怖い忍野扇ちゃんですが、あんた一体誰w
と、誰かの説明もなく阿良々木暦に小難しい高説を垂れる忍野扇ちゃんでした。忍野メメの関係者?
そんな忍野扇ちゃんの中の人は、ひだまり宮ちゃんの水橋かおりが担当。

その忍野扇が阿良々木暦に教えたトリビアが赤信号のお話だったわけで・・・
その赤信号のトリビアを元に世界の真実を曝く忍野扇ちゃんの高説が勉強になります。あんた何者w

そして、青信号なのにトラックに撥ねられるという不慮の事故にあって幽霊として彷徨っている八九寺真宵のお話に繋がります。
果たして、そんな八九寺真宵の物語の結末がどのようなものになるのかが気になります。

アバンでは、「まよいキョンシー」が阿良々木暦と忍野忍の冒険活劇譚であることが、チラッと先見せされております。

本編は、始業式の前日の8月20日の信号待ちをしている阿良々木暦のシーンからスタート。
そこに決め顔キャラの斧乃木余接が現れて、お約束の会話劇が始まります。
また、8月20日の八九寺真宵のリュックを持っている阿良々木暦ということで、時系列的に羽川翼を助けに来る前の阿良々木暦の猫物語(白)の舞台裏のお話に繋がってきております。

そんな阿良々木暦の会話相手の斧乃木余接ですが、トレードマークの「僕は決め顔でそういった」という口癖を卒業していた事実が判明!
痛かった過去の黒歴史ということで触れてはいけないみたいですw
こんな死体の付喪神(つくもがみ)の斧乃木余接でも日々成長しているようですw

そんな死んで生き返った斧乃木余接と、幽霊の八九寺真宵、鬼となって生きている阿良々木暦の元人間の3人の違いについての会話劇を繰り広げる二人でした。会話中、ガリガリ君的なもののあたりを引き続ける斧乃木余接がバケモノですw
そんな感じで、セカンドシーズンは「つばさタイガー」に続き、結構自由に過去作のキャラを登場させて会話させている構成になっています。
化物語のTVアニメを観てからインスパイアされて書いた原作らしいので、結構やりたい放題な構成になっていますw

そして、八九寺真宵に「幽霊になって幸せかどうか」を聞いておいてと言って別れた二人でした。
その別れ際の斧乃木余接の表情が可愛らしくていい感じです。

そんなわけで、八九寺真宵がますます気になる存在になったわけですが、結局リュックを返せなかった阿良々木暦です。
そこに助っ人の忍野忍が登場!

元々ロリカワ設定の忍野忍ですが、今回は暦の宿題のことをツッコんだりと、カワイイ小悪魔ロリババアぶりを見せてくれています。
中の人の坂本真綾さんも忍野忍のロリカワ芸風に修正を加えたのか、今回はいい感じになっています。
ここに来てついにキャラを掴んだ?w

てなわけで、宿題が終わっていないのび太くんのために、ノブエモンがニヤリと一肌脱ぐ展開となります。
ノブエモンがなかなかええキャラですw

そして、怪異の力が集まる山奥にやって来たノブエモンが、謎の呪文を唱え始めてタイムワープの準備を始めます。
怪異の王のノブエモンですが、そんな過去にタイムワープすることができる力もあったとはw
こういうところもはっちゃけているセカンドシーズンです。

その後、それなりのゲートを開いたノブエモンの説明を受け、軽いノリで過去への旅へ出かける二人でした。ゆるいw

タイムゲートへは、かわええノブエモンと手を繋いで入ります。ノリ美少女と手を繋いで緊張する阿良々木さんが流石ですw
そして、ゲートの中で宿題のことよりも八九寺真宵のことを考えて、過去に旅だった阿良々木さんでした。
そういう説明を一瞬で消える活字でやらないでくださいw セカンドシーズンは本編中の説明の活字が多すぎな気もします。

そして、過去の世界に到着した阿良々木暦とノブエモンです。
到着したノブエモンに色々と、帰りのことやタイムパラドックスについての質問をする阿良々木暦です。
その質問に行き当たりばったりの理論でめんどくさそうに答えるノブエモンがこれまたかわええことになっています。のぶえも~ん!

そんなちょっとおこのノブエモンとどんな過去での冒険活劇があるのかが非常に楽しみ展開になっています。
果たして、二人は無事に帰ってこれるのか否か。

そして、肩車移動をはじめたのび太くんとノブエモンが、そこで出会った女子中学生達から衝撃の事実を聞くことになります。
肩車移動をする二人のゆるかわなノリもいい感じw

というわけで、女子中学生達から、この世界が前日ではなく、11年前の5月13日の世界に来たことを知ってしまったのび太くんです。
八九寺真宵のことを考えながら来てしまった感があるこの世界ですが、果たしてどのような冒険譚になるのか、ノブエモン達の活躍に期待の「まよいキョンシー」です。本当にドラえもんとのび太くんの劇場版な夏休みのタイムワープ話みたいになっていてなかなか面白い展開になっています。



©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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