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「<物語>シリーズセカンドシーズン」 「囮物語」最終話 「なでこメドゥーサ其ノ肆」

「囮物語」最終話。
「なでこメドゥーサ」最終第4話は、まさかの撫子のラスボス堕ち完結エピソード。
どのように暦お兄ちゃんとの殺し合いの場面に繋がって完結するのかと注目の最終話でしたが、まさかの嫉妬に狂った千石撫子の本性が暴かれて、暦お兄ちゃん達全員を敵にまわすラスボスになった神様撫子が、そのまま悪役のまま放置されて完結する「なでこメドゥーサ」でした。
メインヒロインの一人が悪者のラスボスになって、お話自体も大きく動いちゃって、こんなんでいいのか「物語シリーズ」という感じになっていますw
撫子の本性を暴く解決展開も、これまでの3話が完全に茶番となる、そんなの聞いてないよな真実が次々と明かされます。そんなの予想無理w
というわけで、ラスボス撫子との半年後の卒業式後の最終決戦が残されたまま次の物語に移っていく本作です。

お話は、御札を取り込んで過ちを犯しそうになる千石撫子をなんとか止めようとする暦お兄ちゃんのシーンからスタート。
というわけで、暦お兄ちゃんサイドでは、撫子が完全に悪に堕ちようとしているのが分かっている展開となっています。
今までの暦お兄ちゃんなら、どんなことをしてでも撫子を救うヒーローなのに、完全に他人事扱いの雑魚キャラになっていますw
おい、それでいいのか暦お兄ちゃんw

そこに現れた忍野忍も千石撫子をボロカスに罵倒して過ちを責めまくります。
いくら千石撫子が悪に走っているとは言え、主人公チームの感じが悪すぎるんですけどw
というわけで、千石撫子は助けてもらうメインヒロインからも堕ちてしまう「なでこメドゥーサ」でした。

そして、主人公チームの制止も間に合わずに、千石撫子はご神体を取り込んでしまいまいました。
なんという今まででは考えられない、なさけない主人公チームですw

その後、神様を取り込んだ撫子は、忍野忍と暦お兄ちゃんをフルボッコにします。神様撫子つえーw
ここで「忍は助けて、なぜ私を助けてくれない」と暦お兄ちゃんに訴える撫子さんがごもっともです。

そして、悪役に堕ちてしまった撫子が暦お兄ちゃんと殺し合いをしているという「なでこメドゥーサ」冒頭シーンに繋がりました。
普通に救いようもなく敵になってしまっていた撫子でしたw

そこで、クチナワさんが撫子の創りだした妄想の産物だったという、これまでのお話の謎解き展開が始まります。
というわけで、これまでのお話は、クチナワさんと喋っていた撫子の自作自演だったことが判明です。なんじゃそらw

そんな撫子が暦お兄ちゃん達を恨んでしまった理由が、ガハラさんとくっついたことへの妬み嫉みからだったわけで・・・
憧れのアイドル傷つかない恋をするというはほぼ嘘っぱちの、殺したいまでに暦お兄ちゃんを憎む悪女だった撫子です。撫子こえーw

撫子が知るはずもないご神体の位置情報などは、忍野扇とのあの時の会話で聞いていたことも判明。
そんなことがあったなんて聞いてないよw
そんなわけで、撫子の主観で描かれていたこれまでの3話が茶番すぎる「囮物語」でした。
その3話を囮にされて騙されまくりです。そんなことを知らずに必死で物語を予想していたのが本当にバカバカしいw

そんな自作自演の撫子は、暦お兄ちゃんを永遠に自分のものにするために、ガハラさんもろとも殺すことを宣言します。あちゃー、堕ちすぎw
前日に暦お兄ちゃん宅に止まったのも鍵を手に入れるための入念な作戦だったことも明かされます。

悪者すぎの撫子ちゃんw
メインヒロインの一人がこんなことになってしまっていいのか。
後付感のあるセカンドシーズンはやりたい放題の内容になっていますw

起き上がってくる忍野忍をガスガス刺して、動けなくする撫子ちゃんが残虐すぎますw

そんな中、大ピンチの彼氏を助けるべくガハラさんが千石撫子に電話をかけてきます。
ガハラさん的には彼氏を助けるカッコイイ登場シーンとなっていますが、撫子的には完全に悪役になっているめちゃ可哀想なシーンですw

そこで、悪役撫子がガハラさんに、なんやかんやの交渉術に乗せられて卒業式までの6ヶ月間の猶予を与えることを約束させられます。
さらに、「あなたのような可愛いガキは嫌い」と友達になることも完全否定されて、超バッドエンドで終わる「なでこメドゥーサ」でしたw
というわけで、いいところひとつなく、みじめな悪役となって完結となった撫子ちゃんでした。最後のカットが切ないですw

そのまま終わるのはなんなので、卒業式後の最終決戦の予告シーンが最後に登場。
あの後、神様になった撫子ちゃんはどのようにここまで過ごしてきたのでしょうw

そして、神社で待つ撫子ちゃんの元に、暦お兄ちゃんをはじめ、忍、ガハラさん、神原駿河、羽川翼のフルメンバーが大集結します。
なんというラスボス撫子を倒すための総動員w
ちなみに、何気に忍野忍が成長した姿になっています。

そこで、「ようこそ暦お兄ちゃん、可愛がってあげるね」と可哀想すぎるラスボス台詞の撫子が、暦お兄ちゃん達をフルボッコにしているという予告シーンが紹介されて幕を閉じる「なでこメドゥーサ」でした。最後も酷いバッドエンドになっていますw
さらに、最後の台詞も「カミングスーン、神だけに」という、半笑いの撫子で締められる酷い「なでこメドゥーサ」でしたw
というわけで、全く救われることなくラスボスになってしまった撫子が放置されたまま終了となってしまった「囮物語」です。
果たして、最終決戦で撫子が救われる?ところが描かれる日が来るのか否か!と気になりながら次の物語に移って行きます。
ちなみに、今後続いていく『鬼物語』、『恋物語』は時系列的に卒業式前のお話だと思われ、闇堕ちした撫子ちゃんがそちらでどう扱われるのかも気になる「物語シリーズセカンドシーズン」です。



©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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