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「進撃の巨人」 第14話 「まだ目を見れない」

「進撃の巨人」第14話。
第14話は、エレンの生死が問われる特別兵法会議エピソード。
総集編を挟んで、新OP&EDも登場の2クール目の後半戦がスタートとなる今回です。
そんな今回は、憲兵団と調査兵団がエレンの処遇をかけて議論する内容となっていて、いきなりの裁判アニメとなっています。
やり手検事のようにエレンとミカサの過去まで調べてエレンを処刑しようとする憲兵団に対して、一か八かのリヴァイ兵長のエレンフルボッコ演出で見事にエレンの命を救う調査兵団大勝利の熱い裁判アニメが描かれる今回です。容赦なくエレンをボコるリヴァイ兵長がめちゃかっけーことにw
そんなフルボッコされるエレンを見て、激おこ状態になっちゃうミカサも最高な第14話でした。

今回は、後半クールがスタート回ということで新OP&EDが登場!
新OPテーマは、前期に続きLinked Horizonが担当の「自由の翼」。
前期よりも超ハイテンポな曲で、それに合わせて映像も目まぐるしくシーンが変わる超ハイテンポOPとなっています。

曲のタイトルの通り、調査兵団が主役となるOPになっていて、後半クールがこの人達の物語であることが伺えるOPです。
シリーズ構成の小林靖子インタビューによると、アニメは原作の改変なく途中で終わることになるらしいですが、どういう区切りとつけてアニメを終わらせるのかも気になる後半クールです。

主人公のエレンさんは、すっかり巨人キャラとなっているOPです。向こうの謎の巨人は何?

そしてお話は、その主人公のエレンが巨人であることがウォール・シーナ、ウォール・ローゼそれぞれの住民にバレてしまうところからスタート。
セレブっぽいウォール・シーナの住民達と、エレンを救世主的に扱う貧困層のウォール・ローゼの住民達が描かれて、世界情勢がわかりやすい感じになっています。

そんな中、エレンの処分を狙う憲兵団師団長の勝杏里キャラが、特別兵法会議に望む3つの兵団のトップのダリス・ザックレー総統を迎えます。
このダリス・ザックレーがエレンの生死を鍵を握っておりますが、流石の兵団トップの貫禄を備えたキャラとなっています。

その頃、特別兵法会議に望む調査兵団団長のエルヴィン・スミスは、ピクシス司令とエレン救出へ向けての雑談をしていました。
今回は、エルヴィン・スミスもなかなかの有能キャラぶりを見せてくれています。

そして、エレンの元にも特別兵法会議へのお迎えが来ます。
そのエレンを迎えに来たのが、以前もリヴァイ兵長と一緒に登場していた、朴璐美キャラの巨人大好き変態のハンジだったわけで、興味津々でエレンの前に現れるハンジがめちゃ怖いです。流石のエレンもビビリますw
さらに、道中では匂いを嗅いでくる別の変態さんも登場。なんだこいつw
ということで、調査兵団には難ありキャラがいっぱいいることがここですでに匂わされている今回です。

ここで、ついにエレンが憲兵団に連れられて解剖されるか、調査兵団に入って戦うかについにての裁判アニメが始まります。
会議場にはそうそうたるメンバーが集結しております。証人でミカサとアルミンもおりました。

ダリス・ザックレー総統も貫禄の姿で裁判に望みます。

先行は憲兵団で、危険な存在のエレンを解剖して、英霊として処分することを提案します。
リスクを考えた実に堅実でつまらない提案をする憲兵団。
さらに、即刻処分しろと喚く、ウォール教なる組織もついている憲兵団側です。実社会でいそうなめんどくさい宗教団体ですw

それに対して、エルヴィン団長は、ウォール・マリアを奪還するにはエレンの力が必要と、実にシンプルな主張をします。あら有能。

うるさい外野には、「よく喋るなブタ野郎」とリヴァイ兵長が豚小屋の中だけで肥えている豚がいることを糾弾します。
こんな場でも、なんという口の悪いリヴァイ兵長w

そして、議題はミカサがエレンゲリオンに襲われたことに移ります。
その議題になって、頬の傷をさっと隠すミカサさんが可愛らしいことになっていますw
さらに、アルミンと自分を助けてくれた事例もあると熱弁するミカサのエレンへの愛が熱いことになっています。

しかし、そんなミカサのエレンとの過去を晒して、ミカサが危険人物であることを主張し始める憲兵団です。
なんだこの身辺調査までして勝とうとしてくる憲兵団はw いきなりの裁判アニメになっている今回です。
その発言でミカサにも危険が及びますが、ミカサを守ろうとするエレンがこれまたいいシーンになっています。

そして、しょうもないことばっかり言う憲兵団にエレンがついに切れて、巨人と戦うことを求める自分の想いすべてをぶちまけます。
自由への想いをぶちまける熱いシーンです。
でも、敵にエレン処分のチャンスを与えるということをやっちまったエレンです。

その瞬間、リヴァイ兵長が乗り込んで来て、そこまでやるかというほどエレンをフルボッコにします。なんという凶暴なカリアゲ兵長w
しかし、このリヴァイ兵長の衝撃の行動がその場を収めて、調査兵団勝利への道筋を作ります。
容赦ないフルボッコ描写がすごいことになっています。

その目の前で起こる衝撃の展開にミカサの激おこスイッチが入ってしまいます。
エレンが酷いことされて一瞬で切れるミカサさんが素敵すぎます。それにしてもすごい顔になりますw
しかし、ここは作戦があること見抜いたアルミンがミカサを止めます。

ということで、このパフォーマンスが、憲兵団をひるませて、リヴァイ兵長以外に巨人のエレンを止められる人はいないと印象付けるには十分でした。
でも、向こうのほうでミカサさんが激おこしているのがめちゃ怖いですw

そして、そのタイミングでエルヴィン団長が、エレンが使えるかをテストすることを提案します。完璧なタイミングですw
というわけで、総統の心を動かした見事な裁判演出で勝利を勝ち取った調査兵団弁護士チームでした。

裁判後は、やられ役を見事に演じたエレンとエルヴィン団長ががっちりと握手します。
でも、となりにリヴァイ兵長が座るとビビりまくりのエレンでした。そらあんなことされたらw ミカサはやくきてくれー!

そして、リヴァイ兵長に殴られて抜けた歯が、すでに再生していたという、巨人システムの謎なオチがついて次回に続く本作です。
抜けた歯がすぐ生えてくるとか、マジでどういうシステム?w

初登場の後期EDは、ミカサ達チームが主役のED。
雨の中のミカサさんが素敵です。

エレンゲリオンと共に戦う立体機動装置シーンでも、ミカサアクションがかっけーことになっているEDです。

というわけで、調査兵団で生き延びることが決定したエレンの活躍と、巨人システムの謎に迫る後半クールの物語に注目の本作です。



©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

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