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「ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル」 最終話 「ジャッジメント」

「ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル」最終話。
最終話は、セシルっちの黒幕・麻楠史文を弁護する最終弁魔エピソード。
まさかのセシルっちがママを刑務所送りにした黒幕を弁護するという、法廷モノの最終回で締める本作です。
そんな法廷モノ最終回でええお話でもあるかと思いきや、結局、黒幕がセシルっちを法廷で貶めようとするツッコミどころ満載の法廷劇でしたw
また、作画の方もだいぶ微妙なことになっていて、前回の作画本気回の大団円で締めていた方が良かった感もある弁魔士セシルです。
というわけで、全話が終わってみて振り返ると、やはり反省会をせざる負えない、脚本があらぬ方向に突っ走ってしまった感があった本作かと思われます。
世界観の雰囲気は良くて、いい弁魔士モノになる可能性はあったかと思うんですけど、OPからイメージされる作品とはちょっと違うモノになってしまいました。
でも、もよよんたちとのお泊り女子会のエピローグシーンがいい感じの最終回でした。

お話は、黒幕・麻楠史文からの弁護依頼を受けるかどうかを悩むセシルっちのシーンからスタート。
まさかの弁護依頼で、法廷モノとして麻楠史文となにかいいお話があるのかと思われましたが、別になんもなく麻楠史文がクズだった最終回ですw

すっかりバタフライ事務所の職員に戻ったバケモノルシフェルのもよよんも作画がだいぶアレなことになっています。ちょ、最終回w

そして、麻楠史文と面会してから弁護を受けるか決めることにしたセシルっちでしたが、麻楠史文の嘘っぱちの甘い言葉に騙されてしまいます。
結局、若い嬢ちゃんを騙して野郎と狙ってるだけのクズ野郎の麻楠史文でした。
なんでセシルっちはこんな奴を前回助けてしまったのかw

お父さんとの電話シーンでは、お父さんを騙すために近づく6年前の詐欺師の麻楠史文も登場。
一応、ここでお父さんから贈られていた守護石がセシルの魔力覚醒を抑えるものであったことも明かされます。
いろいろいいプロットは練られているのですが、脚本で上手いこと繋げられなかった感のあるセシルです。

最終回は、なんかシリアスということで、エロを控えることになったナナジーニィです。
ちょ、ナナジーニィは最後くらい頑張れよw

そして、意見聴取会では、この事件の検事を6年前のママと同じあのイカサマ検事が担当することが判明します。ちょ、またおまえかよw
ここで、麻楠史文のウド能力を隠していた罪を略式罰金で済まそうとするイカサマ検事が酷すぎることになっています。
世間を大騒ぎさせる大スクープが略式ってww

また、麻楠史文のルシフェル召喚の証拠を一人で探しているセシルっちが、シャークナイト事務所の二人に相談します。
しかし、なんの証拠も持ってこれない無能イケメン二人組でしたw
ちょ、あんたらセシルっちを麻楠史文勢力から守るために作られた組織の人じゃないの?w 
というわけで、時々出番はありましたが、シャークナイト事務所の人達の設定も上手く使い切れなかった感のある本作です。

その後、事件現場でクイン刑事と遭遇したセシルっちでしたが、クイン刑事も警察の中の見えない力のせいで証拠を持ってこれないと立ち去ります。
ちょ、あんたも最後までなんの活躍もしないのかよw ここは流石に活躍する場面じゃないの?w
さらに、柄工双静夢のために真実を暴いてやってよと、セシルっちに託す刑事です。
えっ、あんた柄工双静夢に口封じで殺されたの忘れてるの?w

そんな中、ナッチと初タッグを組む、麻楠史文の初公判が始まります。
一応、二人の新人弁魔士に晴れの舞台が訪れるという最終回になっています。

そして、ついに麻楠史文の弁護が始まるわけですが、やっぱり6年前に自分の罪を認めなかったクズ野郎の麻楠史文でしたw
イカサマ検事も相変わらずの罪を暴く気もなく、どっちが検事でどっちが弁魔士か分からない謎の法廷になっています。なんだこの斬新な法廷w

さらに、息子殺しの犯人をセシルっちになすりつけようともする、麻楠史文でした。この期に及んで、このクズ野郎w

そんな中、公判をひっくり返す証人を蝶野姉弟が連れてきます。あの元判事が生きてたーーーー!
てか、バタフライ事務所はやっぱり麻楠史文の弁護なんかしてねーw

というわけで、ここで麻楠史文を裏切った元判事が、洗いざらい過去の悪さを告白します。

さらに、死んで神格化された柄工双静夢が、セシルっちに事件の証拠となる魔導書を残して置いてくれました。
セシルっちを襲うめちゃくちゃ悪いことをしていた柄工双静夢ですが、すっかりええ奴になっていますw
てか、そもそもルシフェルを召喚するとか、そんなオカルトを裁判所が信じるの?

そんなわけで、追い詰められた麻楠史文が、本作お得意の逆ギレ法廷バトルをはじめてしまいます。
またやってるよこの人達w

そして、セシルっちにぶっ倒された麻楠史文でした。流石の数百年に一人の最強魔術師のセシルっちですw

その後、超派手演出の裁判長の判決技で麻楠史文が刑務所送りとなりました。

判決後は、セシルっちのコスプレのことしか言わない裁判長が、相変わらずエロいことになっていますw

そして、元判事が生きていた謎も公判後に明かされます。
それは衣さんが、占いで麻楠史文に襲われることを予知して、元判事に防弾チョッキを着せていたということでした。
というわけで、これであのなんでこのタイミング?という、不自然な麻楠史文の元判事殺しの理由が繋がりましたw

そんなわけで、先輩達の助けもあって、ついに二人でのはじめての仕事をやり終えたセシルっちにとナッチでした。
二人のいがみ合いの出会いから、ここまでようやく辿り着きました。

そして、ママの再審の願いが叶うエピローグ展開が登場!
ここでは、ナッチとセシルっちの新米弁魔士としてのライバル関係は続いていくエンドとなっています。セシルっちの決めポーズも登場!

最後は、第1話と対となるセシルっちの寝坊お目覚めシーンが登場!
しかし、あの時とは違って、隣にはもよよんがいて、下にも女子チームが寝ているという、お友達いっぱいになったセシルっちの姿が描かれます。
なんか、ここだけクオリティがマックスになっている最終回です。梅津監督作画シーン?

そして、セシルっちが本作最大の謎のもよよんが何者なのかという疑問を抱いたところで、終了となる本作でした。

というわけで、第1話冒頭やPVからバトルアクションシーン満載の魔術師アクションアニメが期待された本作でしたが、結局、一番梅津アクションが炸裂していたのが第1話だったわけで、その1話でコンテ作画全部を担当した梅津監督が力尽きてしまったのが残念な本作です。
また、OPの仲間たちのアクションシーンも本編では登場せずに、カドミンが飛行機を真っ二つにするシーンがなんなのかめちゃ気になりますw
そんなわけで、その後はOPとはちょっとイメージの違う法廷モノ、メカモノなどを詰め込んだ、ごった煮の詰め込みアニメになってしまい、さらにいろいろな謎で広げた風呂敷も上手く畳み切れていない脚本で、ちょっと雑なところが目立つドラマで完結しまった本作だったかと思われます。
いろいろ詰め込んで、全部それを引っくるめて壮大な物語を描こうとする野望は見えましたが、スケジュール等も含めて詰め込みすぎの感があったセシルです。



©ウドパートナーズ

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