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「ピンポン」 第9話 「少し泣く」

「ピンポン」第9話。
第9話は、スマイルのアダ名の真相解明エピソード。
スマイルが最高の笑顔で笑っているタムラ卓球クラブチームの優勝の記念写真の全貌がついに明かされる今回です。
その写真を見てペコさんが卓球を再びやることを決めたあの時の想いがついに明かされて、長いこと待たせたスマイルのもとへ行くためにドラゴン退治に再び立ち上がるヒーローのペコさんの最後の引きが熱すぎる神回になっています。
また、同じ卓球クラブのアクマとドラゴンの「誰のために卓球をする?」という問いのドラマも深いことになっていて、アクマの涙にも感動する今回です。
そして、自分のために卓球すると豪語するペコさんが、ついにドラゴンとの準決勝バトルを迎えるという展開で残り2話につづく本作です。

お話は、昨年のインハイでスマイルにふっ飛ばされたええ声の津田健次郎キャラが自分探しの旅から戻ってくるシーンからスタート。
海に行って、山に行って、ついには海外へも自分探しの旅に行っていた津田健次郎キャラですw
でも、そんな男もやっぱり戻ってくるのは卓球だったという答えに辿り着いておりました。
「行ってみっか、卓球!」

一方、前回にペコさんに敗れたチャイナは吹っ切れた感じになっていて、迷える雛鳥たちに飛び方を教える役に戻ります。
日本にやって来たチャイナのドラマも完結します。

ドラゴンの方は、負け組のお父さんのことを思い出しながらトイレに篭っておりました。
部屋の前に置いていたヤマユリがお父さんとの思い出の花であることが明かされて、ドラゴンの卓球は苦悩していたお父さんの負け組の流れを汲んでいるようです。

その頃、ペコさんは自分の膝と語り合って、スマイルのところまで行けるのかと相談中です。
そんなそれぞれの卓球への想いが描かれる今回が熱いことになっています。

そして、ドラゴンの本当の気持ちなどまったく分かっていない恋愛負け組の真田がついにスマイルとの対決に挑みます。

そんな真田を”眉毛”呼ばわりするオババが酷いことになっていますw

そんなオババですが、ペコが膝を気にしていることをお見通しなのが、これまたかっけーことになっています。オババかっけー!

そして、ついに真田とスマイルの試合が始まります。
パワーで圧倒してリードする真田ですが、海王のコーチが負けることを見抜いて切ないことになっています。

そんなわけで、真田を分析終了したスマイルロボが、正確な動きで真田の攻略にかかります。
スマイルロボの動きの効果音がロボ音になっていて笑えますw
そして、9-1から10ポイント連取で1ゲーム目を取られてしまった真田でした。

さらに、息一つ乱れていないスマイルロボの無尽蔵の体力が怖ろしいことになっていますw

そんなわけで、ドラゴンに対抗して淡い恋心も見せてくれたオナニストの真田の夏も終わりを迎えてしまいました。
この人も原作から大幅パワーアップして、ドラゴンに恋も卓球も敵うことのなかった熱い青春が描かれました。

そして、真田の試合後にアクマが彼女のムー子を連れて会場にやって来ます。
ちょっとアホの子のムー子がなかなかええ味を出していますw

ここで、アクマがペコさんがチャイナをふっ飛ばしたことを知ってやるせない気持ちになるところが名シーンすぎます。
恥ずかしい青春ドラマを演じて復活させた甲斐があったもんですw

その後、トイレに篭もるドラゴンにも挨拶に行くアクマです。
ここで才能ある人達に怯えてトイレに篭もるドラゴンから「無論、自分のため」と、自分のために卓球をやっている本音を聞いてしまうアクマです。
海王を辞めたアクマにだけ本音を語るドラゴンの切ないシーンです。

そして、自分のために打って卓球を辞めたアクマが、チームのためと言っていたドラゴンの本音を聞いて、「少し泣く」と泣きに行ってしまいました(涙
というわけで、才能に憧れる者同士の本音トークが切なすぎることになっている今回です。

また、敗れた真田のもとに行ったドラゴンが「チームのために打つ」という建前キャラに戻るところがこれまた深いことになっています。
最後までドラゴンの本音に辿りつけない真田も切なすぎることになっていますw

そして、試合では相手を圧倒して準決勝進出を決めたドラゴンでした。

また、海王の猫田とスマイルも順当に準決勝へ。

一方、膝の調子が思わしくないペコさんは、膝をかばいながらのプレーでなんとか準決勝進出を決めておりました。
果たして、ペコさんはドラゴンとスマイルと戦えるのか?といういい引きになっていますw

そして、スマイルと猫田の準決勝は、完全無欠のスマイルが付け入る隙を与えず圧勝します。
というわけで、決勝でヒーローが迎えにくるのを待つことになったスマイルでした。

そんな中、インハイ出場を決めたので、もう棄権するのかどうかを決めるペコチームの熱いお話が登場します。
棄権を要求するオババ達に対して、スマイルを長いこと待たせているペコさんの熱い語りが始まります。
「スマイルが呼んでんよ」

笑わなくていじめられていたスマイルが卓球と出会って、「僕ペコみたいになりたいんだ。ペコみたいに」と、えれえ笑うようになった過去が明かされます。

そして、ペコさんが復活を決めたあの時に道場で見た写真の全貌がついに明かされます。
そこには、タムラ卓球クラブチームで優勝して笑みを浮かべるスマイルの最高の笑顔が(涙
というわけで、笑わないからスマイルじゃなくて、卓球をやっている時に笑うからスマイルと名付けられたことを、ここで思い出していたペコさんでした。

そんなわけで、自分の卓球がしょっぱくなって、笑わなくなったスマイルを待たせすぎていたペコさんが無理を通してスマイルのところに行く決意をします。
「そろそろ行ってやんねーと、道夫さん、ラケットくれろ」

「その前に、もう一匹でけえ怪獣退治しなきゃよう!」
と、ドラゴン退治に立ち上がるペコさんがカッコ良すぎることになっています。

さらに、オババに「スマイルのために卓球を打つのかい?」と聞かれたペコさんが、
「ちげーよオババ、おいらがヒーローだからっしょ!そこんとこよろしく!」
と、便所に篭って本音を隠しているドラゴンとは違うヒーローぶりをみせるペコさんがこれまたかっけーことになっています。ペコさん最高!

そんなペコさんに「愛してるぜ、ペコ」というオババも最高すぎることになっています。オババかっけーーーーーーー!!!

そして、気合十分のヒーローのペコさんが準決勝のドラゴン退治に向かう熱すぎる展開で次回に続く本作です。
「心の中で三回唱えろ!ヒーロー見参ヒーロー見参ヒーロー見参!そうすりゃおいらがやって来る!ピンポン星からやって来る!」
というわけで、スマイルのアダ名の真相が明かされて、ヒーローのペコさんがスマイルのところに向かうことを決めるという、最後のドラゴン退治への引き展開が熱すぎて面白すぎる神回となっている第9話でした。残り2話!

  

©松本大洋・小学館/アニメ「ピンポン」製作委員会

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