-「グラスリップ」の感想-

「グラスリップ」　第1話　「花火」

「グラスリップ」第1話。
「花咲くいろは」「TARI TARI」「凪のあすから」のピーエーワークスの新作オリジナルアニメ「グラスリップ」が登場！
同じくピーエーワークス作品の「true tears」の西村純二監督の担当作品ということで、2014年夏の注目作になっている本作です。
そんな「グラスリップ」は、北陸の福井県の三国を舞台とする高校生男女の青春群像劇となっていて、同じく北陸を舞台とする「true tears」を少し匂わせる作品になっています。ニワトリなんかも登場して、ttファンにはなにやら繋がりがあるのかと勘ぐらせるところもあります。
そんな「グラスリップ」第1話は、主人公でヒロインの深水透子と謎の不思議少年との花火の下での出会いエピソード。
福井の田舎で仲良く暮らしていた5人の高校生達の間に、不思議少年のダビデが入ることにより青春の化学変化が起き始める内容になっています。
まだ第1話でキャラクター紹介がメインのとっつきにくい内容ともなっていますが、不思議ヒロインの深水透子がなかなかの可愛らしい女の子になっていて、ダビデとの謎の能力者同士で惹かれあう修羅場エンドの出会いの物語がなかなか面白いことになっています。

お話は、お祭りが行われている福井の街に、東京からダビデが電車に乗ってやって来るシーンからスタート。
そんな謎の不思議能力を持つダビデの福井入りで物語が動き出す本作です。ダビデ何者ｗ

そんな嵐を巻き起こすダビデがやって来るとは知らずに、田舎の街で青春を謳歌している本作の主人公達も登場します。
キャラクター紹介の時に、画面が止まってパステル調になるという「true tears」っぽい演出も炸裂しております。
なんか西村純二作品って感じですｗ

祭りを楽しむ男女4人とは別に、自宅で花火を楽しむメガネ美少女の幸ちゃんも登場！中の人は種田梨沙！
そんな幸ちゃんですが、どうやら人混みが苦手系の人のようです。

そして、深水姉妹が登校するシーンが描かれるOPが初登場！
田舎の美しい風景の中で元気に暮らす姉妹の様子がChouChoの曲に乗って描かれます。

流石のピーエーワークスの美術も見どころのOPとなっています。

そんなOPでは、早くも恋の矢印が分かりやすく描かれていて、青春群像劇の行方が気になることになっています。
ピーエーワークスレギュラー声優の早見沙織演じる高山やなぎは、明らかに島崎信長演じる陸上少年の雪哉を狙っていますｗ

栗毛の祐も幸ちゃんを狙っているのがバレバレです。

また、ダビデと透子のメインカップルは、何やら不思議能力で同じものを感じ取っておりました。

そんな透子ちゃんが見るグラス越しの世界が何を意味するのかなど、タイトルのガラスとトリップを合成語の”グラスリップ”とともに、本作が何を描こうとしているのかが気になります。

また、ニワトリのぼっちのジョナサンも登場する本作ですが、「true tears」と同じようにダビデと透子ちゃんのラブなお話に？

そして、本編では、幸ちゃんへのおみやげのグラスをかけた透子ちゃんが、なにやら花火の中に不思議なものを見ておりました。何が見えるの？

そこで、世界がスローモーションになって、ついにダビデと深水透子の運命の出会いの場面が描かれます。

ダビデが運命の人の透子ちゃんを見つけて、透子ちゃんもダビデに見られたことを感じたようです。
ついに特殊能力者同士のファーストインパクトが行われましたｗ

その後のお祭シーンでは、エロかわいくラムネを飲む透子ちゃんをガン見している島崎信長キャラの雪哉の姿が描かれます。
というわけで、雪哉が透子ちゃん狙いなのも判明します。
そんな透子ちゃんに夢中な雪哉を悲しそうな目で見る早見沙織キャラの高山やなぎが切なすぎることになっていますｗ

そんな中、透子ちゃんがついにダビデを見つけてしまいました。

その後、未来も友情が続くのかの話になって、「なにがあっても未来の私が全部解決してくれますように」と未来の自分に任せすぎの透子ちゃんでしたｗ
そんな”未来”がキーワードとなっている本作かと思われます。

翌日の溜まり場の喫茶店では、給仕をする雪哉に熱視線を送る眼鏡っ娘の幸ちゃんの姿も描かれます。
また、ヘアバンドの祐も幸ちゃんを狙いまくっておりました。
そんなわけで、一方通行だらけの恋愛相関図もほぼ出揃った感じになってまいりました。

元気娘の透子ちゃんはまだ発情前？
そんな透子ちゃんが颯爽と自転車に乗って走るシーンがいい感じです。道端のジジイが挨拶を返してくれるところもナイスですｗ

そんな透子ちゃんが、家業のガラス細工を手伝うシーンも登場！ガラス細工越しの風景描写も素敵なことになっています。

未来を見据えて、お父さんの弟子になってガラス細工作業に集中する透子ちゃんが、めちゃかっけーことになっています。

その後、美術系なことが判明の透子ちゃんがニワトリのジョナサンの絵を描いているシーンが登場。
「true tears」の西村純二監督作品と言えばやはりニワトリということで、ついに飛べないニワトリが物語に絡んでまいりましたｗ

そんな中、ついにダビデと透子ちゃんが運命の再会を果たします。
ちなみに、透子ちゃんが「ダビデ」と呼んだのは、ダビデが透子ちゃんの前にダビデ像のように立って現れたからです。
局部丸出しのダビデ像をすぐに思い浮かべる透子ちゃんがエロいことになっていますｗ
ちなみに、ここではダビデ像の局部は規制がかかっていました。Blu-rayではダビデ像の局部解禁？

そこでフランクにお話をすることになった二人でしたが、いきなり「透子」と下の名前を呼び捨てで呼んでくる不思議ちゃんのダビデにドギマギしてしまう透子ちゃんでしたｗ
そんなかなり変わっているダビデですが、もしやダビデの方がttの石動乃絵タイプ？

その後、ニワトリのジョナサンに近づいてもまったくジョナサンが逃げないという不思議能力を発動するダビデでした。
また、ジョナサンが放し飼いにしていても安全だという話になるのですが、まさかのダビデがジョナサンを狙うという展開になって、必死でジョナサンを守ろうとする透子ちゃんでした。まさかのニワトリを狙う野獣系のダビデでしたｗ

そんなわけで、ニワトリ達の危険を感じた透子ちゃんがジョナサンたちを守ることをダビデに誓います。
果たして、このやりとりが何を意味するのかも気になる本作です。
もしや未来のジョナサンたちに危険が迫っていた？

そして、ジョナサンたちを守ることを決めた透子ちゃんが、テヘペロおばさんに手伝ってもらって仲間たちにニワトリを配ります。テヘペロｗ

そんなわけで、いきなりニワトリを飼わされることになる幸ちゃん達がめちゃ可哀想なことになっていますｗ

いきなり部屋にニワトリがいたやなぎは、雪哉の部屋に激おこで乗り込んでいきます。
というわけで、何気に一緒の家で暮らしていることが描かれているこの二人です。どういう関係？

そんな中、透子ちゃんのいいなりになっている雪哉を見て嫉妬してしまったやなぎが、「透子に死んでって言われたら、死ぬの？」と、自分が傷ついてしまう切ないことを言ってしまっておりました。
そんなわけで、この雪哉とやなぎの今後のドロドロ青春群像劇にはなかなか期待が持てそうな感じになっています。tt井口級のええお話を希望です。

一方、深水家では、ジョナサンを見たお母さんがその日の夜の献立を鳥の水炊きに決定しておりました。
そんなわけで、透子ちゃんのママもなかなかの面白いキャラクターになっている本作ですｗ

透子ちゃんは、「お前を守れてる？」とジョナサンと語らいながら眠ってしまっておりました。
うなだれてそのまま意識を失う透子ちゃんがかわええことになっています。

その後、東山奈央演じる妹ちゃんに起こされて食事に降りて行く透子ちゃんがこれまたかわええことになっていました。
早見沙織キャラのやなぎは少し髪型がもさいですが、不思議ヒロインの透子ちゃんがかわいくていい感じの本作です。

そして、鳥の水炊きを平らげた後、ジョナサンが具になってないかが気になって駆け出して行く透子ちゃんでした。
まさかの守れなかった展開にはならずに済む透子ちゃんですｗ

というわけで、まだまだ謎だらけのジョナサンを守る透子ちゃんのお話が描かれている第1話となっています。

そして、翌日の朝になって、謎のシャのかかったジョナサンたちの朝シーンが登場。
もしやこれはジョナサンたちを保護しなかった世界の映像？この後タヌキに襲われてた？
また、喫茶店で意味ありげにそんな話をしている透子ちゃんたちの止め絵の演出も気になります。

そんな中、5人で戯れているところにダビデが現れて、ついに透子ちゃんたちの青春群像劇が大きく動き出します。

ここで、照れ顔でダビデを紹介する透子ちゃんをきっかけにして、一方通行の恋愛矢印がぶつかり合う修羅場が描かれます。
ダビデにつっかかる雪哉に、ダビデも「男子がいるのは想像の範囲内だった」と挑発します。ちょ、ダビデｗｗｗ
その雪哉がバカにされた展開に「何なの」と幸ちゃんも立ち上がっちゃいます。幸ちゃんもやめてｗ
また、そんな恋愛相関図をじっくりと眺めるやなぎの姿も描かれておりました。

そして、そんな壮絶な修羅場の中、「透子、俺はあの日、キミと同じものを見た」というダビデの意味深なセリフので次回に続く本作です。
というわけで、まさかの謎の転校生のダビデの乱入で、楽しかった5人の少年少女の生活が大きく揺らぎ始めるというお話が描かれた第1話でした。

また、西村純二演出風のSDキャラの透子ちゃんたちが登場するEDも初登場！
EDテーマはnano.RIPE が担当するという、これまたピーエーワークス作品らしいEDになっています。

アロハを踊るSD透子ちゃん達がかわええことにｗ

SD透子ちゃんの華麗な空中作画アニメもめちゃかっけーことになっていますｗ

そんな西村純二演出ではありませんが西村純二風のSDキャラEDがなかなか楽しいことになっております。
というわけで、初見では消化すべきな情報量が多くて、なかなかどんなストーリーが描かれているのかを追うのも大変な内容になっておりましたが、ダビデという不思議少年との出会いで田舎の少年少女達の群像劇が大きく動き出すというお話が、なかなか面白く描かれている第1話だったかと思われます。

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