-「グラスリップ」の感想-

「グラスリップ」　第4話　「坂道」

「グラスリップ」第4話。
グラスリップ第4話は、透子ちゃんがダビデへの想いに揺れる坂道エピソード。
知らぬ間にダビデに惹かれつつある透子ちゃんの夕立が降るある夏の日の一日が描かれる今回です。
そんな透子ちゃんが、学校からの帰りにダビデとやなぎが坂道で抱き合っているところを見てしまうシーンも登場。
ほか、告白してフラれたけど透子ちゃんを諦められない雪哉や、ついに幸ちゃんを映画デートに誘い出すことに成功した祐の青春模様が描かれます。
そんな少年少女たちの夏の日の青春模様が加戸誉夫コンテで美しく描かれる素晴らしいフィルムになっている今回です。

お話は、お父さんの家に住んでいるのにテント暮らしの家出少年のダビデの寝起きシーンからスタート。
結構デカそうな家なのに家出の息子に寝室も与えないちょっと不思議な親子関係が描かれますｗ

その後、これから一緒に住むお父さんとの食事中に「一緒に行こう。違うのかもしれない。」と透子ちゃんの未来の声を聞くダビデでした。
この未来の予知回収はいつになるの？

そんなダビデのお母さんが音楽家をやっていることは匂わされていますが、まだ家出の秘密など自己中少年ダビデの謎は深い本作です。

一方、前回幸ちゃんが入院する予知を見た透子ちゃんのもとには、やなぎが怪我をしたというバッドニュースが入って来ます。
というわけで、気になる幸ちゃんの入院する未来予知の物語はまだ先送りとなっている今回です。

そして、捻挫をして病院に運ばれたやなぎの方では、愛しの雪哉が迎えに来てくれるというラッキースケベ展開となっていました。やなぎしてやったりｗ

駆けつけた透子ちゃんも自分がおじゃま虫だということが分かって、笑顔で病院を去って行きました。あら空気が読める透子ちゃん。

しかし、空気の読めないテヘペロお姉さんが若い二人を見つけて邪魔をしちゃいます。なんという空気の読めないテヘペロお姉さんｗ

そんな中、やなぎがドキドキのおんぶ未遂ドラマも描かれます。おんぶに照れるやなぎきゃわわｗ

そんな青春エキス満載のシーンに大興奮のテヘペロお姉さんでした。なんか田舎者ぽくズレているテヘペロお姉さんがいい感じですｗ

そして、病院の日から数日経った、薄幸のメガネ百合美少女の幸ちゃんの読書シーンが登場。あら読書が似合うメガネ美少女の幸ちゃん。

そんな幸ちゃんのもとに、幸ちゃん狙いのテヘペロお姉さんの弟の祐が訪ねて来ます。
そんな祐を簡単に家に上げる幸ちゃんですが、どれほど祐の気持ちが分かっているかが気になります。悪女系？

一方、透子ちゃんは少し未来予知のことを考えながらも真剣にガラス細工を手伝っておりました。
ガラス細工描写も素晴らしい、透子ちゃん達少年少女の夏の日の日常が美しく描かれる今回です。

その後、透子ちゃんはご褒美アイスでまったりとした日常を過ごしていたやなぎを呼び出して女子話展開へ。

その頃、幸ちゃんはお茶をお出したりして、祐の視線を釘付けにしておりました。

波止場の女子話展開では、雪哉の告白のことでやなぎで謝ったりする透子ちゃんの素直すぎるところが描かれます。
なんというガラスのように透明に透き通った透子ちゃん素直さ。

また、透子ちゃんが気になる謎の自己中少年のダビデの話でも盛り上がる二人ですｗ

そんなわけで、透子ちゃんの透き通りすぎた心に、またもや少し罪悪感を浮かべるやなぎの姿が描かれる女子話展開でした。
果たして、やなぎたちの恋愛模様の結末はいかに。

その後、透子ちゃんはダビデに会えるかもという無意識の淡い期待を抱きつつ学校へ写生にやって来ます。それで制服を来ておりましたか。
そんなわけで、知らぬ間に学校に戻ってきていたジョナサン達が久しぶりに登場です！
そんなジョナサンに「どうもジョナサン」と言う透子ちゃんがかわええことになっていますｗ

そして、そんな透子ちゃんのもとに期待はずれの雪哉が現れて、透子ちゃんが気まずい展開になってしまいますｗ

そんな雪哉との会話では、ダビデを待っていたことを読まれるなど、透子ちゃんの隙だらけのかわいさが描かれます。

一方、ダビデは一人で山に来ておりました。やっぱり山は一人で来るに限りますｗ

また、夏の甘酸っぱい青春の小部屋では、祐が幸ちゃんを映画に誘うことに成功するという奇跡が起こっていました。
簡単に誘いに乗る幸ちゃんが罪な百合少女です。

学校の方では、透子ちゃんのボケが雪哉を魅了しつづけておりました。
自分でジョナサンたちを釣るエサを持ってきておいて　卑怯だと言い出す透子ちゃんを愛さずにはいられませんｗ

そんな中、雲行きが怪しくなってきて、坂道の事件への物語が動き出します。いい引き画。

学校では、透子ちゃんを後ろから抱きしめたくなるような雪哉の気持ちをもの凄く表現した、透子ちゃんの可愛すぎる後ろ姿シーンが登場。
透子ちゃんの長い髪と、細い二の腕が雪哉の衝動を駆り立てます。隙だらけの透子ちゃんを抱きしめたい。

続いて、間違いを犯しそうで透子ちゃんと同じ部屋に入れない雪哉の、はちきれんばかりの愛情が描かれるシーンも登場します。

そんな透子ちゃんを諦めきれない雪哉の切ない男心もキュンキュンに描かれている今回です。
果たして、雪哉は透子ちゃんを諦められることができるのか否か。

そして、雨が降り出した坂道では、ダビデがそっとやなぎに雨合羽を着させてあげるイケメンシーンが登場します。
いきなり透子ちゃんを「透子」と呼んだり、ダビデがたまにイケメンなことをしやがりますｗ

そんなダビデと何気ない自分たちの名前の話をしたりするやなぎでしたが、なんか二人がひょんなことからいけない関係になっちゃいそうな緊張感があります。まだまだ何が起こるか分からない少年少女たちの青春群像劇です。

その頃、透子ちゃんはジョナサンに悩みがなくていいね～と、今後自分に降りかかる悩みのフラグを立てていましたｗ

そんな中、ようやく雨が止んでやなぎとダビデの雨宿りが終わります。美しい夏の雨上がりシーンです。

そこで、ひょんなことから抱き合ってしまった二人の様子を透子ちゃんが目撃してしまいます。あちゃー、透子ちゃん最悪のタイミングｗ

というわけで、透子ちゃんは告白の時と同じくその場を逃亡してしまいました。透子ちゃん逃亡キターーｗｗ
なんという切ない夏の日の夕立の後の透子ちゃんの逃亡シーン。

そんなわけで、帰宅後の透子ちゃんは、ダビデとやなぎの抱擁が気になってずっと上の空状態でした。
それにしても、透子ちゃんパパの新人女医の話が空気が読めなさすぎて酷すぎることになっていますｗ

一方、テヘペロお姉さんは、弟が順調に幸ちゃんとのデート計画を進めていることを知って喜んでおりました。
幸ちゃんが百合少女とは知らないことが切ないことになっています・・・テヘペロｗ

喫茶店に来ていた透子ちゃんも祐がデートをしているという衝撃の事実を知ります。
また、透子ちゃんが良からぬ方向にかき乱さなければいいのですがｗ

そして最後に、勝負の映画デートで眠ってしまっている祐の醜態を晒しているシーンが登場。あらあら。
でも、幸ちゃんはそんなことを気にもとめずに映画をガン見しておりました。あらあらｗ
というわけで、シナリオ的には山あり谷ありがない実況向きではない内容でしたが、少年少女たちの夏の日の恋模様が美しく描かれる素晴らしいフィルムになっている今回だったかと思われます。

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